保育士のかしこい転職/保育士求人はハローワークで解決できるのか?

新型コロナウイルスの影響で転職市場も昨年とは大きく事情が変わっています。緊急事態宣言が出される前後はITエンジニアの転職市場が活発になりましたが、今は保育士の転職市場が過熱、コロナ渦は経済状況も混乱させています。
日々変わる経済情勢の中で、今まで勤めていた会社や組織の意外な面が見え始め、転職を考える人が増えているのは事実です。そんな中でいかにかしこく転職先を見つけ出し転職に成功出来るのか。今回は保育士の転職事情を追ってみたいと思います。
ハローワークには保育士求人が沢山ある理由
インターネットの検索機能を使い「保育士求人 ハローワーク」と入れて調べてみるとわかるのですが、数多くの求人案件が出てきます。そもそも保育士の転職市場はここ数年活発化していました。これは政府が掲げる一億総活躍社会の影響を受けているからです。
子育て中の女性が安心して働くには、大切なお子さんを預かってくれる保育施設の充実が欠かせません。何よりも認可保育施設の必要性は不可欠で、各自治体が待機児童ゼロを目指し税金を投入して対策を講じています。
もちろん政府が運営するハローワークも待機児童ゼロを支援するべく、保育士の求人を集め、時には説明会も行っていました。今は新型コロナウイルスの影響を受け説明会は行っていないようですが、保育士の就職あっせんを続ける姿勢に大きな変化はありません。
一般的に仕事を探す時にはハローワークを使いますし、ハローワーク職員も保育士の就職あっせんのために一生懸命働いてくれています。ところがかしこい人はハローワークを使わずに転職エージェントに登録して転職に成功させているのです。
転職エージェントとハローワークの違いは?
ハローワークは国が運営する就職あっせん窓口です。日本国民は教育を受ける権利と教育の義務、そして納税の義務があります。この流れの円滑化の一端を担うのがハローワークになるわけですが、かしこい人は転職エージェントを選びます。なぜでしょうか。
ハローワークの仕事
そもそもハローワークには数多くの求人情報が登録されています。求人を出す側にも仕事を探す側にも費用負担はなく、税金で運営されています。失業保険の受付や支払いを行う窓口も行っているのですが、原則企業と求職者のマッチングが仕事です。
ハローワークに登録した求職者が仕事を自分で探し、面接希望先をハローワーク職員に伝えると、ハローワークの職員が面接希望先に対してアポイントを取ってくれます。そして内定となれば手続き書類をハローワークに提出し、新しい仕事が始まる仕組みです。
転職エージェントの仕事
求人先の情報を持ち求人先と求職者のマッチングという点ではハローワークも転職エージェントも大きな差はありません。ところが転職エージェントはハローワークとは違い営利を目的とした民間企業です。マッチングが成立すると企業側から報酬を得ます。
求人を出す企業に対しては取材を行うなどして、ハローワークの求人票以上の情報を集めています。そして採用する側が必要とする人材を深く把握します。求職者に対してはカウンセリングを行いながら、求職者の長所や目的などを深く把握していきます。
こうしたハローワークにはない業務を行い、より精度の高い企業と求職者のマッチングを成立させているのです。ですから企業側も人材採用後に後悔することが少ないと言われています。いわゆる人材紹介のプロの集団として存在するのが転職エージェントです。
保育士求人はハローワークよりも転職エージェントを使う方が良い理由

ハローワークと転職エージェントの違いは先ほど紹介しましたが、かしこく転職する人たちがなぜハローワークではなく転職エージェントを使うかを詳しく解説します。
保育士求人先の内情を詳しく把握し、求職者の転職ニーズに合わせて提案している
ハローワークでは自分で求人データベースを検索して働きたいと思う求人を選ばなくてはいけません。転職エージェントを使った転職活動では、転職をサポートする担当者が求職者にヒヤリングを行い、転職ニーズに合わせて求人案件を紹介します。
保育士求人の情報だけでなく、求人案件の質も吟味して提案してくれる
ハローワークの求人票は、求人掲載先がフォーマットに合わせて作成します。それだけに情報としてはとても薄いものです。転職エージェントが提案する求人案件は、求職者のニーズに合わせているだけではありません。
保育士求人の業界的な全体像を把握し、または提案する求人先の仕事環境や人間関係、労働環境などを深く取材した上で、一人での転職活動ではとても把握できないレベルの情報を精査し、提案してくるケースがほとんどです。
転職しやすいよう、職務経歴書の添削サポートも実施
ハローワークでは面接希望先へアポイントはとってくれますが、履歴書や職務経歴書の添削は行いません。転職エージェントを使った転職活動では、職務経歴書の添削や面接前に擬面接を実施するなど、転職成功率が上がるようにサポートしてくれます。
この差はとても大きく、職務経歴書を面接先企業のニーズに合わせ、求職者の長所を添削してくれることもあります。また就職面接に慣れていない人が大半ですから、面接でミスをしないように面接対策のアドバイスを実施してくれることもあります。
求職者としてやりにくい、給与交渉も転職エージェントが代行
そもそも転職活動では採用する企業側が圧倒的に優位です。高額の給与を自分で面接先に交渉するのは難しいはずです。言い方一つ間違えて採用されているはずの就職先から不採用を出される可能性もあります。
転職エージェントを使った転職活動では、エージェントの担当者が求職者の希望収入を把握し、その目的がかなうように間に入って代行して交渉してくれるのです。ハローワークを使った転職活動ではこのサービスはありません。
ハローワークから転職エージェントに切り替えて保育士の転職に成功した実話

こうしてハローワークと転職エージェントの違いを知った保育士さんが転職に成功しているわけですが、最後にその実例を紹介したいと思います。
20代女性 地方から東京へ状況して転職に成功した例
この人は東北で保育士として働いていましたが、少子化が進み長年勤務することへの不安を抱き、上京することを考えて転職活動した人の例です。
上京費用もサポートしてくれる就職先を紹介してくれる転職エージェントもあります。何度も面接のために上京する必要がないように、上京日程に合わせて面接日程も調整してくれ、短期間で数施設の面接をしたうえで内定を得た先に再就職しました。
地方から上京するということは、知らない街に暮らすことにもなり不安は尽きません。そうした不安も転職エージェントの担当者がアドバイスを重ね、通勤時間がかからず勤務先が提供する社宅に入り、働き始めることも出来ました。
こうしたサポートはハローワークを通じての転職活動では得ることが出来ません。もちろん転職エージェントを利用するにあたる費用もかかりませんから、使わない手はないわけです。こうしてかしこく転職に成功する保育士さんが全国的にも増えています。
まとめ
保育士の転職に特化した転職エージェントは複数あります。それぞれに個性があり、どこを使っても同じというわけではありません。自分の転職ニーズに合った転職エージェントを探す手間はありますが、そこをクリアすれば転職成功の確率は一気に上がります。
「私なんて雇ってもらえないし…」そう思わずに、まずは転職エージェントに登録してぁ君セリングを受けながら、自分の市場価値を確かめてみると良いと思います。利用は無料ですから、登録してみる価値は十分あります。
編集長から見た保育士の転職におすすめの転職エージェント
マイナビ保育士
保育ひろば
ホイクナビ
保育FINE!
保育エイド
スマイルSUPPORT保育
保育士バンク
ほいくちゃんねる
保育バランス
保育メトロ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。