保育園だけじゃない!保育士の資格で有利な転職先を一覧で紹介

保育士にとって有利な転職先を探すには
新型コロナウイルスの影響により緊急事態宣言が発令され、解除後も感染者が伸び続け、不安な世の中になりました。保育施設でもクラスターが発生するなど、保育士さんたちの労働環境でも油断が出来ない状況が続いています。
国に限らず自治体や会社組織も同じですが、未曽有の国難に陥った時に問われるものはリーダーの資質です。頼りないリーダーの下で働いていると何の対策も講じることなく、ただただ働かされている人たちも少なくありません。
また保育士さんの場合は緊急事態宣言中の休業補償の面で、自治体からの補助金を着服し賃金を支払わない施設経営者も話題となりました。そうした施設で働く保育士さんたちがストライキを起こすのは当然ですし、そもそも働く先として見直しをしたくなるものです。
こうした昨今の事情から、保育士さんたちの転職市場が過熱しています。ところが勇気を出して転職に踏み出し成功したとしても、また同じような職場では転職する意味がありません。せっかく取得した保育士資格を安心して働ける職場環境で活用したいものです。
今回は転職を考える保育士さんたちにとって、資格を活かした有利な転職先を分かりやすくご紹介してみたいと思います。
保育士の資格で有利な転職先を一覧にまとめました。
保育士資格を持つ保育士さんたちが働くのは保育園だけ、そんなことはないですし当事者の保育士さんたちもある程度はご存知だとは思います。実際に保育士資格を持つ保育士さんたちはどんな職種につくことが出来るのでしょうか。一覧にまとめてみました。
保育士の資格を活かした有利な転職先(保育施設)
保育園
- 認可保育園
- 認可外保育園
- 企業内保育園
- 託児所
児童福祉施設
- 乳児院
- 児童養護施設
- 重症心身障がい児施設
- 盲児施設・ろうあ児施設
- 肢体不自由児施設
- 母子生活支援施設
- 知的障害児通所施設
保育関連の職場
- 保育専門の人材派遣会社
- 保育事務
- 保育補助
保育士の資格を活かした有利な転職先(他の施設)
- 学童保育施設
- ベビーホテル
- 幼稚園
- 認定こども園
- ベビーシッター
- 保育ママ
保育士の資格を有して転職を考える場合、これだけの選択肢があります。近年着目している職種は主に2点ありますので、簡単に解説します。

企業内保育園
このニーズは年々上がってきています。政府は働き方改革を打ち出しながらも、未だに認可保育園に入ることが出来ない市区町村が存在しています。待機児童ゼロを目指し各自治体が予算を確保し対策を進めていますが、解決していないのが実情です。
そうした政府の動きを待つのではなく、就業先企業内に保育施設を設けるケースが増えています。お子さんも一緒に通勤するという保護者にとってのデメリットも言われていますが、働く側の保育士さんにとっては残業も極めて少なく人気が高まっています。
保育専門の人材派遣会社
保育士さんの転職市場が活発になり、保育士さんの転職に特化した転職サポートを行う転職エージェントが増えています。保育士経験者として保育士さんに寄り添い、転職をサポートするという仕事です。経験を活かした異業種への転職ともいえます。
更に資格を取得して転職するケース
保育士の転職先として多い職種
- 介護福祉士
- 社会福祉士
- 看護師
- 幼児教室の講師
保育士をしている中で、よりお子さんのサポートが出来ればと考える保育士さんもいらっしゃいます。そうした方々が更に資格を取得し、保育士としてではなく他の士業として転職し、保育施設内で働くケースも増えています。
今では都内の多くの保育園には看護師さんが常駐していますし、看護師として保育園で働くケースも人気の職種として注目されています。
保育士の資格を活かし優位な転職を実現するために
転職エージェントを使った転職活動をおすすめしています。ハローワークとは違い転職エージェントを活用し、かしこく転職に成功する人たちが増えているからです。
あなたの持つ資格を最大限活用するだけではなく、あなたの転職ニーズに合わせた転職サポートを実現しているのが転職エージェントの存在です。保育士さんの転職ニーズを、カウンセリングを行いながら把握し、そのニーズに見合う転職先を提案してくれます。
転職先の提案にとどまらず、面接希望先へのアポイントや面接日程の調整、履歴書や職務経歴書の添削、さらには面接サポートまで行い、保育士さんの理想の転職実現を応援してくれるのが転職エージェントです。
利用する保育士さんの費用負担はゼロ円。転職エージェントは保育施設と保育士さんの転職をマッチングさせることで施設側から報酬を得る仕組みですから、保育士さんの費用負担はありません。だから使わない手はないのです。
転職エージェント利用時の注意点
保育士さんの転職サポートに特化した転職エージェントは複数社存在します。どのエージェントを使っても同じというわけではなく、それぞれの転職エージェント個性や得意分野が存在しています。
マイナビ保育士は20代の転職に向いている、保育メトロは地方在住の保育士さんが上京して転職したいというケースに特化してサポートを行うなど、そのエージェントの個性に合わせて転職エージェントを選ぶ必要があります。
コラムの最後におすすめの転職エージェントを掲載していますので、ぜひご覧になり特徴を調べた上で活用してみて下さい。

体験談;保育士の資格を使った異職種への転職成功例
実際に転職エージェントを使い、異職種の転職に成功した事例を紹介します。

名前:江口 さなえ(仮名)
年齢:35歳
この人は結婚を機に保育園を退職し、一度家庭に入りました。当初は自分の子供を産み育てるつもりでしたが、諸事情があり職場復帰することになりました。実は職場復帰を以前から考えていたそうで、休職中にある資格の取得に挑戦していました。
それは看護師です。学生時代に看護師を目指したこともあったそうですが、子供が好きなら保育士と進路を変更し、保育士として働き始めました。その時に保育施設内看護師として働く先輩の姿を見て、いつか同じ道に進みたいと考えたそうです。
5年間の休職期間中に看護師の資格を取得し、保育ひろばを使い転職活動を開始しました。看護師の資格と保育士の資格を活かし優位に転職先を探し転職に成功出来た事例ですが、一人で転職活動していた場合は難航したかもしれません。
保育士としては経験者ですが、看護師としては未経験です。そうした不安を抱えてはいましたが、エージェント担当者のサポートもあり無事に転職に成功出来ました。
まとめ
転職活動を行う上で、資格が多いことで優位に働くことはあります。でもその資格を取得した目的が曖昧であれば、活かされることはないでしょう。目的をもって資格を取得していたとしても、資格があるだけで転職に成功出来るわけではありません。
加熱する保育士さんの転職市場の中で、いかに自分の持つ保育士の資格やその他の資格を活かしながら転職を優位に進めることが出来るのか。転職エージェントのサポートを得ることで、成功する確率は格段に上がります。
まずは登録してカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。無料で活用できるのですから、使わない手はないと思います。
編集長から見た保育士の転職におすすめの転職エージェント
マイナビ保育士
保育ひろば
ホイクナビ
保育FINE!
保育エイド
スマイルSUPPORT保育
保育士バンク
ほいくちゃんねる
保育バランス
保育メトロ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。