知っておくと得!看護師資格を活かした有利な転職先を探す方法

新型コロナウイルスが広まる中で、看護師の転職市場が過熱しています。転職理由は様々ですが、元々離職率が高く転職が活発な業界が更なる転職過熱を起こしています。その激化する看護師の転職市場の中で、かしこく転職に成功出来るノウハウを紹介します。
転職に失敗する人は看護師に限らず共通していることがあります。それは行き当たりばったりで転職活動をしている人です。働く場所探しは毎月決まった給与をもらう場所探しだけではありません。それだけに転職には手順が存在します。
このコラムでは看護師さんが持つ資格、または取得しておくべき資格など、資格を活用しながら有利な転職先を探すノウハウを紹介させて頂きます。
看護師各以外に取得できる資格一覧
資格は看護師に限らずどんな職種でも多く取得しておくことで転職上は優位に働きます。人気の業種になればなるほど、転職時に数多くの資格を取得しているというだけで書類選考突破率も高くなります。もちろん年齢にもよりますが…。
看護師さんが資格を活かし優位な転職を考える前に、看護資格を持っている看護師さんたちが更に取得している資格や、取得可能とされる資格をまとめました。
■高齢者医療に活用できる資格
- 介護予防指導士
- 転倒予防指導士
- 抗加齢学会指導士
- 認知症ケア専門士
- 整容介護コーディネーター
- 医療福祉環境アドバイザー
- 弾性ストッキングコンダクター
- おむつフィッター3級
- タクティールケアコース認定者
- 栄養サポートチーム専門療養士
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
■身体的医療に活用できる資格
- 糖尿病療養指導士
- フットケア指導士
- リンパ浮腫療法士
- PALSプロバイダー
- PEARSプロバイダー
- 骨粗鬆症マネージャー
- 登録抗酸菌症エキスパート
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 日本リウマチ財団登録リウマチケア看護師
- Basic Life Supportプロバイダー(BLS)
- Advanced Cardiovascular Life Support(ACLS)2次救急処置プロバイダー
■心理系(メンタルヘルス)に活用できる資格
- こころ検定
- 笑い療法士
- 行動心理士
- 公認心理士
- グリーフケアアドバイザー
- メンタルメイクセラピスト検定
■健康増進や日常生活(QOL)に活用できる資格
- 健康予防管理士
- 健康医療コーディネーター
■その他の資格
- 不妊カウンセラー
- 体外受精コーディネーター
その他にも保健師や助産師など様々な資格を看護資格取得後に取得する人が沢山います。転職上、資格を活かし有利に転職することは、これだけ多くの資格の中から皆さん自分の理想に合わせた資格を取得している人たちと競合することになります。
看護師が更に取得しておくべき資格を探す前にチェックすること
先ほど紹介した資格を何でも取得すれば良いというわけではありません。看護資格を有利に転職活動するためには、資格の取得を考える前に確認しておくべきことがあります。
資格の取得を考える前に確認しておくべきチェックポイントは2点
- 自分がなぜ看護師と言う職業を選んだのか。原点を思い出す。
- 自分のなりたい理想の看護師増に合わせた資格を選ぶ。
収入UPが先か、名の通った病院に勤めてキャリアを磨いたつもりになるのが先か。実は違うのです。自分の原点からブレることなく自分の理想の看護師像に合わせて資格を取得していくことが、結果的に職場でも信頼を勝ち得て収入UPにもつながってきます。
看護師を5年以上経験すると、理想と現実のギャップから原点を忘れ給与に走り、やみくもに転職活動をして転職に失敗してきた人たちの共通点は原点を忘れていること。
反して30代を超え40代に入っても高収入を維持し看護師の仕事を継続している人の多くは、原点を忘れずブレることなくスキルアップしている人たちと言うのも共通点なのです。
看護資格を活かし有利な転職を探すために欠かせない手段
看護師さんの中でも転職の多い人や年齢を重ねても年収が上がらず苦労している人の共通点は、原点を忘れてしまい収入のみ考えて働いている人です。キャリア形成ばかりを考え原点を忘れると、無駄なキャリアばかり積むことになります。
特に若い看護師さんほど、将来を見据えた資格の取得は考えておくべきです。結婚に出産、子育てと女性のライフイベントの中で資格を取得するだけの時間確保が難しくなってきますから。
出来る人はライフイベントに関わらず資格は取得しています。そう言う人の多くは人生設計がしっかりしている、または無駄な転職をしないで無駄な時間を省き、勉強時間を確保している人なのかもしれません。
このサイトは転職推奨のサイトでもありますが、無駄な転職は避けるべきと私は考えています。仮に転職を考えるのであれば、転職エージェントの担当者と一緒に自分の将来的なキャリア形成を相談しながら進めることをおすすめします。
体験談:資格を活かし転職を重ねキャリアアップ、今は経営者に。
今回紹介する体験談は転職エージェントを使ったわけではありませんが、転職と資格取得を着実に進め、今は訪問看護ステーションの経営をしている人の話です。

名前:小袋 茜(仮名)
年齢:40代 3児の母
住まい:東京都(地方出身)
小袋さんは地方から大学進学を機に上京、大学卒業後は誰もが知る有名大学病院の看護師として働き始めました。その後は高齢者施設の看護師として働き、今現在は訪問看護ステーションの経営者兼看護師として働いています。
小袋さんは「一人一人に寄り添った看護」がしたかったのですが、大手大学病院で理想と現実のギャップに落胆します。一旦リセットしようと時間の確保が出来る高齢者施設に転職します。その時に保健師の資格を取得しました。結婚、出産を経て子育てをしながら高齢者施設で部長職として働いていました。

ところがある日、高齢者施設の経営者が変わってしまいます。そのことで小袋さんが理想としていた「一人一人に寄り添う看護」が難しい環境に変わりました。正義感の強い小袋さんは現場スタッフを代表し経営陣と戦いますが、要望は全く通りませんでした。
小袋さんの旦那さんが会社の社長をしていて、資金的にも充実している人でした。悩み抜いた小袋さんはご主人に出資して頂き、訪問看護ステーションを立上げます。自分の理想としている「一人一人に寄り添う看護」が出来る職場環境を自分の力で作りました。

解説:小袋さんのプロセス
小袋さんは優秀な人でもあり、ご主人が資金力のある方だから出来たと考えてしまう人もいるかもしれません。確かにそうなのかもしれませんが、小袋さんの素晴らしい面は原点からブレずに看護師を続けていることです。その結果が今につながっています。
人望ある小袋さんは大学病院時代の仲間や高齢者施設時代の仲間ともつながり続け、皆さん時期を見ながら小袋さんの訪問看護ステーションに転職してきました。今では15人以上のスタッフを抱える訪問看護ステーションの経営者です。
理想からブレずに働き続ける小袋さんはスタッフからも慕われ、患者さんからも慕われています。
まとめ
転職エージェント推奨サイトでありながら少し話がそれている感じもありましたが、看護師さんを沢山見て来て感じた悪循環な面と、体験談の小袋さんの生き方には何かしらの問題解決が潜んでいるように思います。
資格の取得から資格を優位に転職することも大切ですが、本質的には「自分がなぜ看護師と言う職業を選んだのか」ということを忘れずに資格取得や就業先選び、転職を考えて仕事をしていくことだと思います。
若い看護師さんほど転職エージェントを使った転職活動をする際には、自分のキャリア形成についてもエージェントの担当者に相談しながら自分の転職先を考えることが、転職成功の近道かもしれません。利用は無料ですから遠慮なく相談してみてはいかがでしょうか。
編集長から見た看護師の転職におすすめの転職エージェント
看護Roo!
マイナビ看護師
看護のお仕事
ナースパワー人材センター
ナースではたらこ
ナース人材バンク
医療ワーカー
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。