転職に失敗したくない看護師さん必見!面接前にブラック病院の見分け方を解説

新型コロナウイルスが広まる中で、看護師の転職市場が過熱しています。転職理由は様々ですが、元々離職率が高く転職が活発な業界が更なる転職過熱を起こしています。その激化する看護師の転職市場の中で、かしこく転職に成功出来るノウハウを紹介します。
転職に失敗する人は看護師に限らず共通していることがあります。それは行き当たりばったりで転職活動をしている人です。働く場所探しは毎月決まった給与をもらう場所探しだけではありません。それだけに転職には手順が存在します。
今回のコラムでは転職に失敗しない為の「ブラック病院の見分け方」を面接する前に分かる方法を中心に解説します。
看護師さんにとってのブラック労働環境とは
看護師さんに限らず令和に入ってから更に労働環境問題が指摘されるようになりました。雇用を提供する経営者側も、労働時間や福利厚生面に力を入れて人材募集を図るようにもなりましたから、どうせ働くならホワイトな職場へと考える人が増えるのは自然です。
本題の看護師さんのブラック労働環境ですが、単純にブラック病院と言われても具体的にどの状況を指してブラックと判断するのかと聞かれると、即答できる人の方が少ないのではないでしょうか。
裏付けはネット上の口コミ等になりますが、ブラックと考えられる看護師さんの労働環境を整理してみました。
- サービス残業が多い(残業手当が十分に支払われない)
- 年間休日日数が少ない(そもそも休みが少ない)
- 人手不足で看護ケアがとても行き届かない職場
- マスク等の仕事上で必要な備品をケチる職場
- 同じ労働時間でも他の医療施設と比較して給与が安い
まだまだあるのでしょうけれども、結局のところブラックという職場の代名詞で言われている環境は、休日が少ないことと残業代が十分に支払われていないという2点です。
ブラック病院を見分けることが出来ず、転職したらブラック病院でした…。こういう経験を持つ人も多いと思います。だからと言ってまた転職したとしても転職先がブラック病院であれば、自分のキャリアを汚すだけです。
必見!ブラック病院の見分け方

ブラック病院の見分け方が分かれば何度も転職する必要がないことは誰でもわかるのですが、その肝心なブラック病院の見分け方がわからないのが実情です。特に人が足りない病院では採用面接ではやたらと持ち上げる面接官に連れられてしまうのも事実です。
こうしてブラック病院を見分けることが出来ず、転職を繰り返す看護師さんも少なくありません。そこでまずはブラック病院の特徴を整理してお伝えします。
ブラック病院の特徴1
日頃から求人情報を目にしておくことをおすすめします。そうすると「常に急募」で募集している病院を見分けることが出来るでしょう。慢性的な人材不足の職場は病院に限らず「常に急募」の求人広告を出しているものです。
ブラック病院の特徴2
これは面接などで確認する手段になります。求人を見て応募すれば、おのずと面接が行われます。その際にチェックすべきポイントは「清掃状況」です。清掃が行き届いていない病院は確実に人手不足ですから。
ブラック病院の特徴3
経験者優遇または経験者のみという求人も、注意が必要です。専門性の高さから経験者を望むのは当然ですが「なぜこの病院が?」と思う所は要注意。なぜならば人が足りず即戦力を欲しがっているケースでは、医療求人に限らず経験者を優遇するケースが多いのです。
ブラック病院の特徴4
管理職の年齢にも注意が必要です。高齢の看護部長や現場を知らない高齢の施設長が運営する職場はブラック病院のケースは高いと思って下さい。
「その歳まで働いているのはなぜ?」客観的に見てそう思いませんか。人を育てられないからいつまでも現場から離れられない職場の証拠です。そういう上司の下で働くことは、結局自分の成長を止めて苦しむだけです。これも目に見えないブラック環境のひとつです。
必見!ブラック病院に転職しない方法
ブラック病院に転職しない方法は、実はとても簡単なのです。看護師の転職に特化した転職エージェントに登録して、その転職エージェントと一緒に転職活動を進めていけばブラック病院に転職するリスクはほぼゼロになります。
転職エージェントが求職者に提案する転職候補先は、転職者の転職ニーズに極力近いものを提案してきます。ブラック病院を避けたいのであれば、その旨を転職エージェントの担当者に伝えることで、ブラック病院への再就職は回避できます。
転職エージェントは求職者の転職候補先を提案する際に、その提案先を会社として十分調べ上げてから提案してきます。中にはいい加減な担当者が適当な転職候補先を提案してくるケースも稀にあるようです。
もしもそのような不運に当たった時は、面接の際に自分で先ほど紹介したブラック病院の特徴を確認するのも良いでしょう。エージェントの担当者に何度も「ブラック病院ではない」という確証をもらうようにすれば、ブラック病院への再就職を回避することも出来ます。

体験談:ブラック病院に転職して出戻りした例
知人看護師が転職し、また最初に勤務した病院に戻ってきた例を紹介します。

名前:三輪 ゆかり(仮名)
資格:准看護士
年齢:現在30代手前
三輪さんは看護学校卒業後に、看護学校併設の病院に就職しました。それが20歳の時です。正看護師は目指さずに、就職先で黙々と働いていました。働くこと5年、25歳の時のことです。違う病院の職場環境に興味を持ち始め、自分で調べ始めます。
そうすると驚いたのは給料の違いです。なぜ自分と同じ年なのに自分よりも月収が多いのか。お礼奉公も終わり病院が借り上げたアパートで暮らし、不自由ない生活をしていた三輪さんですが、他の病院を調べるうちに勤務先の病院に不信感を抱き始めます。
そして三輪さんは自分でアパートを借りて、同時に転職に踏み出します。井の中の蛙大海を知らずと言いますが、若い頃はどうしても外の世界に憧れを抱くものです。また隣の芝生は青く見えると言うように、他の病院が良く見えるものです。
そして念願の転職を果たした三輪さんは、新しい病院で働き始めます。最初はとても楽しかったそうです。知らない世界を見て感動の毎日だったとか。ところが生活は一向に楽にならないのです。それは単純な理由でした。
前職では会社が借り上げるアパート暮らしでしたから、固定費の家賃が相当抑えられていたのです。転職先は住宅手当こそ出ますが、転職前に比べ家賃負担は増えました。ここまでは我慢していたのですが、さらに想定外のことが起こります。
上司でもある看護部長が代わりました。変わった理由は前任の看護部長が他の医療施設に引き抜かれ、部長を慕っていた看護師たち数名も一緒に転職してしまったのです。それからは地獄のような毎日でした。とにかく人が不足して、満足に休みが取れないのです。
休みが減り残業が増え、その分給与も若干上がりました。それでも賞与が下がり年収的には前年とさほど差がないものに…。こうした生活を一年半続けていたある日、前職の仲間と偶然再会します。喫茶店で近況を語るうちに、前職が恵まれた環境だったことに気が付きます。
三輪さんは結局前職を離れて3年弱で元の職場に復帰し、現在もその職場で働いています。
解説:三輪さんの例
看護師の離職率は他業種よりも高く、転職市場も活発です。この背景には三輪さんのように外の世界に対する憧れもあります。また偶然にも転職先が良い職場であった半面、勤務から一年ほどでブラック病院へと変貌してしまうケースもあるわけです。
転職エージェントは紹介する転職候補先の医療機関を過去の実績や独自取材で調べていますから、個人で調べたりするよりも高い精度でブラック病院を回避した転職候補先を提案してくれます。
まとめ
誰でもそうですが、ブラックと呼ばれる会社や組織で働きたくないものです。最近は昭和体質が抜けない管理者に使われる労働被害者が増えているのも事実です。それだけに転職先の探し方も変わってきました。
まずは仕事を探す側が変わることが大切です。看護師の転職に特化した転職エージェントは無料で使うことが出来ます。安心して転職活動したい人はぜひ、転職エージェントを使った転職活動をおすすめします。
編集長から見た看護師の転職におすすめの転職エージェント
看護Roo!
マイナビ看護師
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ナースパワー人材センター
ナースではたらこ
ナース人材バンク
医療ワーカー
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。