転職に有利なスキルや経験って何だろう?世代別キャリアアップ術

私も経験があるので若い方にはお伝えしておきたいのですが、私が転職を考える時にいつも後悔することがあります。一つ目は学歴、二つ目はスキル(資格)の有無です。学歴は簡単には取り戻せませんが、資格であればある程度の年齢でもリカバリーできます。
そこで今回お伝えするテーマは「転職に有利なスキル(資格)」です。営業職の頃は売上が全ての時代だったこともあり、売上数字で転職に成功することは出来ましたが、40代でライター業に転身してからは全く別物でした。
40代なって後悔する前に、20代、30代の方に向け今回のコラムでは解説してみたいと思います。
転職に有利なスキルを考える前にするべきこと
「今の会社で一生働こう!」そう思っている人はこのコラムは対象外と思って下さい。キャリアアップを考えている人に向けて、解説させていただきます。
まず初めに:一人で考えず、信頼がおける相談相手と協議することが大切
20代、30代の人材であれば、社会人人生としてもまだ20年以上の時間があるわけです。長期ビジョンを視野に転職に有利なスキルを発想することが可能です。私は20代の営業職をしている頃から、40代でも営業職を続ける気は全くありませんでした。
いわゆるミドルシニアと呼ばれる年齢に差し掛かった時に、40代は何をするべきかを一人で模索していました。そしてすべて一人で決め行動に移したことで、かなり遠回りをしたと今でも後悔しています。
自分がやりたいことを相談する人に打ち明け、言葉にすることで明確にし、具体的に目標に向かう努力をしていれば、こんなに遠回りすることはなかったでしょう。そういう意味で言えば、何でも相談できる人の有無は、長い人生には必要不可欠な存在と言えます。
失敗談:Mr.お~!の経験
私は広告業界の営業を15年経験してきました。40歳を機にコピーライターに転身しましたが、見事なほど「自称コピーライター」でした。何一つ実績もなければ、公の機関や大きな組織で学んだ経験すらなかったのです。
大学こそ文学部にいましたが在籍は英文科、私のキャリアを見ても信用は得られませんでした。そこで40代になってから大学生に交じり、コピーライター養成講座を受講しました。デザインを学ぶためにillustrator講座も学び、最後はセールスライター養成講座を受講。
こうして自分の仕事に社会的裏付けを持つために、独立から5年は勉強とバイト、そして少ない本業の仕事に追われる日々を過ごしました。本来、20代や30代の時にこの夢を第三者に相談していれば、講座の修了は30代で済ませることが出来たはずでした…。

転職に有利な身につけたいスキル 20代
失敗談が少しでも参考になればと思い書きましたが、そろそろ本題に入ります。転職に有利なスキルを身に着けるためにも20代は貴重な時期です。
そこで20代の皆さんに「転職に有利な身に着けたいスキル」をものにするための手順を、これから紹介させていただきます。必見です。
- まずは自分が理想とする将来像をイメージする。
- 出来る限り30代後半以降のイメージを大切に想像する。
- イメージが漠然と見えてきたら、そのことを信頼のおける第三者に相談する。
- 言葉に出すことで目標を具体的にする。
- 目標を達成するためのプロセスを手書きで良いので書き出してみる。
この5つの手順が重要です。後はそれぞれの人がイメージする将来像に必要なスキルを身に付けるための手段を探せば済みます。転職に有利なスキルと言ったところで、目指す目標によりすべてが異なります。
「自分が働きたい業界+転職に優位なスキル」このキーワードで検索すれば、星の数ほど必要な情報をネットで探すことが出来ます。20代は社会に出て日が浅い時期です。特に学歴で後悔している人ほどこのプロセスを踏めば、夢を叶えることは可能です。

転職に有利な身につけたいスキル 30代
20代と違い、30代に差し掛かると社会人経験10年と言う節目を迎えます。「今の仕事が正しい?」そんな疑問を持つ人もいるでしょう。10年磨いた経験を武器に、キャリアアップを考える人もいるでしょう。20代とは違う転職志向を30代では持つことになります。
30代に転職に有利なスキルは、方向性で決まる。
30代に転職に有利なスキルを考える分岐点は2つと考えて下さい。
- 今の仕事を極めてキャリアアップする
- 今とは全く別の異業種へ挑戦する
前者の場合、社会人経験10年以上の30代であれば、転職に有利なスキルは分かっているはずです。分かっていなくても、業界知識は豊富なはずですから、ネットで調べればすぐに見つけることは出来ます。後は行動に移すかどうかの問題です。
後者の場合は、注意が必要です。なぜならば30代になると20代とは違って背負っているものが違ってきます。特に家庭を持つ人が多いでしょうから、家族との相談や協力は不可欠になります。何よりもまず、家族に相談することを怠ってはいけません。
家族との相談が終わり異業種への転職を本格的に目指すのであれば、まずは転職に有利なスキルを明確に箇条書きにして書き出しましょう。そしてそのスキルを身に付けるための手段を検討しましょう。資格であれば資格取得を目指すことになります。
このケースは段取りさえしっかりしていれば、成功している人が多いのも事実です。これからちょっとした成功の体験談を紹介します。
大手企業を退職し、やりたいことをして生きている後輩の例
後輩(女性)は、20代後半で結婚、結婚後も大卒で就職した大手企業に正社員として勤めていました。子供にも恵まれ、育休中にママ友との出会いがきっかけで人生が変わり始めます。そのきっかけとは、ママ友に連れて行ってもらったフラワーアレンジメントの世界。
大企業の事務職をしながら周囲からは「うらやましい。」と言われ、安定した生活をしている後輩は誰が見ても人生勝ち組の人に見えました。ところがそんな彼女も、仕事に満足していなかったそうです。雑用や決まった仕事を繰り返す仕事が嫌だったと言っていました。
そして芸術性に目覚めた彼女は、さらに仕事への考え方が変わり始めます。育休明けで職場復帰したのは良いものの、仕事に身が入りません。そしてご主人に仕事を変えたいという相談をしたのは、フラワーアレンジメントとの出会いから一年後でした。
もちろんご主人は猛反対。「会社を辞めるのであれば離婚する!」と言って来たそうです。実際に離婚はしませんでしたが、彼女の強い意志にご主人も折れました。ただし直ぐに仕事は辞めなかったそうです。
子供が小学校に上がるまでの間に、スクールに通いそれなりのスキルを身に付ける。身に付いた段階で就職先を探し、働く場所が見つかったら転職を認めるという条件でした。そして彼女はそのプロセスを実行に移し、見事に成功して今は幸せに暮らしています。
この話からも分かる通り「好きなことをして生きていく。」と決めた人ほど、努力もしますし、目標に向かい突き進むことが出来ています。そして家族の了承を得て、堂々と目標を目指して実現したことも、この成功例では見逃せない点です。
人生、どこでどんな出会いがあるか分かりませんが、大切なことは決意したことをやり遂げるという本人の姿勢が重要だということも、この例から学んでいただければと思います。

転職に有利なスキル目標が定まったあとに起こすべき行動とは
転職に有利なスキルを身に着けて成功した人の例を見ても分かる通り、一人で考えて行動するよりは、身近な家族や友人、信頼のおける人に相談してから行動することが大切だということは、理解いただけたと思います。
20代、30代で転職を考えている人、自分が本当にやりたいことが決まったら、今現在そのスキルがなくても十分チャンスはあるのです。まずは信頼のおける人に相談して、どうすれば夢を実現できるか考えて見ましょう。
もしも信頼がおける人が周囲にいなければ、転職エージェントに相談することをおすすめします。彼らは転職のプロとして、数多くの情報や経験を持っていますから力になってくれるはずです。利用は無料の会社がほとんどですから、ぜひ相談してみて下さい。
まとめ
20代、30代で転職に有利なスキルを身につける前に大切なことがあります。今回のコラムでは手法よりも本質、要するに自分自身に目を向け、信頼のおける人に自分の考えを聞いてもらってから行動に移すことの大切さを伝えました。
コロナ禍の影響でなかなか人に会いにくい状況が続いています。転職エージェントではオンライン面談を実施している所も多いようです。そうしたサービスを活用しながら、自分らしく生きることが出来る仕事を探してみてはいかがでしょうか。
編集長から見た転職実績豊富な、おすすめの転職エージェント
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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。