心労でうつ病、髪は抜け落ち…パワハラ癒えぬ心身の傷

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。
今回は「心労でうつ病、髪は抜け落ち…パワハラ癒えぬ心身の傷」のニュースに基づいてお伝えします。
情報元サイト:心労でうつ病、髪は抜け落ち…パワハラ癒えぬ心身の傷
1/15(水)配信西日本新聞
ニューストピックス
ハラスメントは数多くの生活環境で発生しています。私がコールセンター勤務をしていた頃には、苦情のようで実はカスタマーハラスメントと思える電話も数多く受けました。その他にも女性が多く受けるセクシャルハラスメントも有名です。
今回のニュースではパワハラスメントにより病気になった例を数多く紹介していましたが、このコラムを読まれる方はパワハラを受ける側ではないでしょうか。実はこのパワハラには「する側」と「受ける側」で大きな温度差が生じています。
パワハラの問題解決に挑むのは経営者の仕事、社員や職員として働いている人がパワハラの解決に挑む必要は全くないというのが私の持論です。それではパワハラで悩む方はどうすれば良いのかを、このコラムでは解説してみたいと思います。

なぜ転職せずにパワハラに耐え続けるのか
パワハラを受ける側の心理
パワハラを受けたことがない人には分からない心境かもしれませんが、パワハラを受けている最中はある種の金縛りにあった状況に陥るのです。(個人の経験談から)行きたくない会社に足を運び、上司から無理難題や嫌がらせを受けてでも出勤してしまいます。
私は心理カウンセラーではないので医学的な見解は出来ませんが、経験則から申し上げると不思議なもので「出勤しなくてはいけない恐怖心や使命感」がパワハラを受ける側には存在するのです。そして分かっているのに毎日同じような嫌がらせを受けます。
転職すればいいでしょ!と思うかもしれませんが…
パワハラを受けた経験がない人にしてみると「転職すればいいじゃん!」と思うものです。私も友人や知人に相談した時は「無理しないで転職すればいいじゃん!」と言われたことがありました。それが出来ないのですから不思議です。
今思えば無理難題の指示や説教の連続で、とてもハローワークに相談に行く時間もありませんでしたし、疲れ切っていましたから行動に移すことは出来ませんでした。こうしてパワハラを受けると負のスパイラルに陥ってしまいます。
転職を決断する前に相談する勇気が大切

パワハラで身動きが取れなくなり、そのうちうつ病を発症する人は少なくありません。特にローカルで働く人は転職先がないという不安から我慢を続けてしまいがちです。でもここでよく考えてみて下さい。私Mr.お~!のアドバイスが役に立てば良いと思います。
会社を辞める時どうすれば良いかと言う不安
往々にしてパワハラをするのは上司のケースが多く、会社を辞めるにしてもその意思はパワハラの張本人である上司に言わなくてはいけません。この段階で「辞めるという行為」に対して後ろ向きになります。
転職エージェントを使うことで、このことは大筋解決できるでしょう。転職エージェントの担当者は「会社の辞め方」に対してもアドバイスをしてくれますから。ただしどの転職エージェントでもそのような行為をしているわけではありません。
担当者の手厚いフォローを謳う転職エージェントを活用することが条件になります。数多くある転職エージェントの中から「手厚いフォロー」を売りにしているところを探して相談してみるのが良いでしょう。
スマホがあれば転職エージェントに登録できる
パワハラにより疲弊しきっていたとしても、家に帰ったらもう一歩踏み出してみて下さい。スマホを使い転職エージェントに登録することが、あなたのパワハラ環境からの脱却の第一歩につながる可能性はとても高いです。
転職エージェントの担当者は数多くの転職案件を扱ってきたプロです。収入をUPしたい、新しい業界にチャレンジしたい、パワハラ環境のない職場で働きたい。転職者の様々なニーズに合わせて働く先を提案してくれるのが転職エージェントなのです。
多くの転職エージェントは利用が無料です。彼らは紹介先企業に人材を紹介する手数料で会社を運営していますから、求職者に料金を請求するケースはほとんどありません。登録したからと言って必ず転職する必要もありません。
大切なことは今の職場環境を脱して新しい環境に身を置くための勇気です。登録後にカウンセリングを受けることになりますから、その時にパワハラの状況を説明して、新しい職場を探す一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
体験談:パワハラをする側の心理
私自身、今思えば強烈なパワハラを受け続けていました。受けている当時はパワハラを受けているという自覚すらありませんでした。またパワハラ上司に連鎖するように、私自身もパワハラを部下に対してしていたと思います。
パワハラをする側には、彼らなりの正義や大義があります。「会社のため」「成績のため」「上司の指示通り動くため」など、意味不明な大義がそこに存在しているのです。私自身は「上司の指示を履行するため」でした。
実際に会社側のパワハラで辞めた社員から裁判を起こされたこともあります。その時私は人生初の被告人扱いを受けました。パワハラをする側にしてみると「なんでこの人は訴えて来るんだ?」と言う心境も経験しています。
仕事の本質は充実した人生を送るためにあります。辛く憂鬱な思いだけで仕事を続けている状況が間違いだと気づいて下さい。転職エージェントに登録して相談することで「間違えた状況」に気がつくはずです。
まず転職エージェントは現職で必要とされていないという扱いを受けているあなたを必要な人材として迎え入れてくれます。そして必要としてくれる会社を紹介してくれるはずです。これは経験すればわかること。一歩を踏み出してみて下さい。
まとめ
病気になってまで仕事をすることは間違いです。会社や上司、仕事のために人生を犠牲にしても誰も幸せになりません。パワハラに悩む人がこのコラムを読まれるのであれば、私から言えることは2~3社転職エージェントに登録して外の世界をのぞいてみて欲しい。
「転職しなければ転職エージェントに申し訳ない」という心理は捨てて下さい。仮に転職エージェントの担当者が無理やり転職を斡旋して来ても、パワハラする上司ほどではないはずです。その時はバッサリと連絡を途絶えてしまっても良いわけです。
大事なことは今の状況下にこもらず、外をのぞいてみること。お金がかかるわけではありませんから転職エージェントをのぞいてみて下さい。応援しています。
編集長から見たサポートに定評のある、おすすめの転職エージェント
リクルートエージェント
doda(デューダ)
パソナキャリア
JAIC(ジェイック)
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。