転職してすぐ成果を出せる人、出せない人の決定的な差

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。
今回は「転職してすぐ成果を出せる人、出せない人の決定的な差」のニュースに基づいてお伝えします。
情報元サイト:ダイヤモンドオンライン 2020.2.9 5:00配信
ニューストピックス
このニュースは転職を検討している人にとって気になる点だと思いましたので、解説してみようと思いました。私は正社員としての転職は4回、フリーランス活動中のバイトや契約社員などで新しい職場に足を運んだことが多数あります。
やはりその経験則からも「転職して失敗するケース」は数多く経験してきました。このコラムはとても良くまとめられていましたので、簡潔に内容をまとめて紹介してみたいと思います。
転職に成功する人のスタンスとは
- 最初の3ヵ月は「ギブ」に徹する
- 自分は転職先で「何を達成するか」を上司と決める
- 人間の弱さを前提にした「強い組織」を作る
この3点を覚えておくと転職してもスムーズに新しい職場に入ることが出来ます。特にミドル世代の人にとっては、重要なキーワードが含まれています。これからこの3つのキーワードを編集長の経験則も踏まえて解説してみたいと思います。
そもそも転職は不安で失敗が怖いと思うもの
転職先で失敗したらクビになるのでは・・・。
即戦力として大きな期待を背負っての転職の場合、その重圧は計り知れないものです。何よりも「結果を残さないと」と言う焦りはミドル世代の転職のケースでは必ずと言って良いほど背負うことになります。
その焦りが転職先での失敗を導き出す最大の原因になるのです。先ほど紹介した「転職に成功する人のスタンスとは」を例に、具体的な対策を解説します。
最初の3ヵ月は「ギブ」に徹する
最初の3か月間は「Yes」と「ハイ!」だけ返答していた方が間違いないです。下手に意見を述べてみたり評論をしたら大変です。その時は表面上「なるほど、そうですね!」と言う人がいても、多くの場合「お前に何が分かるのよ」と反感だけが残ります。

謙虚に振る舞うのがベストですが、謙虚さとは言葉で言うほど簡単ではありません。個人個人で考え方にも温度差がありますから、シンプルに「Yes」と「ハイ!」以外は言わないと心に決めて3か月間勤務してみましょう。
自分は転職先で「何を達成するか」を上司と決める
謙虚に徹して「Yes」と「ハイ!」しか言わないでいても、これはこれで問題が生じます。「この人、指示待ち人間?」と誤解をされてしまうこともありますから。特に最近は「セルフスターターな人(自ら考え自ら行動する人)」を望む企業が増えています。
転職した職場で自ら考え自ら行動し、意見を述べると顰蹙を買う。それではどうしたら良いのでしょうか。まずは直属の上司と「まず自分は、この会社で何を達成するべきなのか」を確認し合っておくと状況は変わってきます。
人間の弱さを前提にした「強い組織」を作る
とても難しいことですが、この考え方は転職先をより大きな会社に変える要素を持ち合わせています。どんな会社にも「空気」が存在します。社長が突然現れると社内が緊迫する。そんな経験はありませんか。この例えが一番分かりやすいと思います。
入社当初から謙虚に人と接し、上司と確認し合った目標に向かい黙々と働き結果を残す。そうすると周囲はあなたを信頼し始めます。第三の項目はここからが大切です。あなたが入社した時に感じた違和感(空気)を変えるための行動に出ることが出来るでしょう。
入社していきなり「この会社の空気、良くないと思いますよ」そんな話をしたら人はついてきませんが、入社3か月間の姿勢次第であなたの意見は取り入れられるようになります。まずは長いものに巻かれてみることが大事です。
賢い転職には転職エージェントの力が不可欠
転職に成功するスタンスについて述べましたが、その前段階のプロセスが何よりも重要です。それは転職エージェントの存在です。特に最近の転職エージェントは「職場の空気感」まで取材しているところも増えています。
入社後の自分をシミュレーションする上でも、転職エージェントが持つ転職先情報はあなたの転職先への不安を大きく解消できる要素になります。出来る限り転職上の不安は入社前に解消し、転職を成功に導いて下さい。
敵を知り己を知れば百戦殆からず
中国の故事に出てくる言葉ですが、聞いたことがある人もいらっしゃると思います。近年の転職エージェントの傾向性はこの故事で言うところの「敵を知り」の部分を良くサポートしてくれていると思います。
- あなたが転職先で成功する確率を上げるには、転職前からの情報収集が大切です。
- そして転職後のスタンスをしっかりと持っていなくてもいけません。
転職で成功する為には、この二つの要因を抑えて行動に移してください。
体験談:転職してすぐ成果を出せた例と出せなかった例
私の経験談の多くは「転職して失敗」したケースがほとんどです。この失敗を取り返すために、膨大な努力を強いられたことを思い出すと具合が悪くなってきます。それくらい最初の3ヶ月のスタンスは重要です。

体験談:転職で失敗した典型的例
10年程前に友人の会社に正社員で入社した時のことです。前職で会社役員までやっていた私は社員として入社後「いきなり大きな結果を出さなくてはいけない」と強い重圧を感じていました。そしてそこからとった行動が…。
- 昔の俺はこんなことをした!
- 今の会社はこういうところがいけないと思う!
- そのやり方では結果なんて出せない!
焦りから周囲の意見に耳を傾けず、過去の栄光を盾に自分の立ち位置ばかりを気にしていました。そのせいもあり周囲からは一線を引かれ、中々会社になじむことが出来なかったのを覚えています。
焦りは禁物、謙虚に地道に黙々と働くことが信頼獲得の近道。
体験談:転職して成功したケース
これはフリーランスとして独立後、契約社員として準夜勤の仕事をしていた時の話です。ここでは前職の失敗が相当堪えていましたから、入社して3か月間は本当に「Yes」と「ハイ!」しか言いませんでした。
とにかく謙虚に上司の言うことをそのまま実行。余計なことは一切口にせず、会社が与えるマニュアルを句読点までしっかりと把握し、マニュアル通り黙々と仕事を続けてきましたがこれが結果的に大成功。
会社が用意するマニュアルとは、会社が長い年月をかけて作って来たノウハウの宝庫。そのマニュアルを疑うことなく句読点にいたるまで読破し、そのまま行動を続けるだけで成績もついてきました。何よりも生まれて初めて「素直で謙虚な人」とまで言われました。
会社とは採用した以上は簡単にクビに出来ないものです。転職した会社を理解するには会社の示す行動に対して素直に疑うことなく行動することが大切です。
まとめ
ここまで述べてきたことをまとめてみます。
転職に成功する人のスタンスとは
- 最初の3ヵ月は「ギブ」に徹する
- 自分は転職先で「何を達成するか」を上司と決める
- 人間の弱さを前提にした「強い組織」を作る
焦りは禁物、謙虚に地道に黙々と働くことが信頼獲得の近道。
このポイントを押さえておけば、転職に失敗する確率はとても低くなります。ぜひ参考にされてみて下さい。
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マイナビエージェント
リクルートエージェント
doda(デューダ)
ビズリーチ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
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