保育士の転職市場が過熱中!なぜ保育士の転職が増え始めているのか?

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。
今回は新型コロナウイルスの影響で発令された緊急事態宣言中に自宅待機を要請された保育士さんたちの間で、休業中の給与に対する問題が話題となりメディアで報じられました。その影響から転職市場にも動きが出始めています。一体、どうなっているのでしょうか。
ニューストピックス
緊急事態宣言が明けてから約二カ月近くが経過します。同時に自宅待機を迫られていた様々な職業の人たちも仕事に復帰することになりました。保育士さんたちも同じで、小さいお子さんたちを預かる日常に戻りましたが、少し事情が違うようです。
4月7日に緊急事態宣言が発令され、多くの職業が自宅待機を余儀なくされましたが、保育士さんたちの事情は少し異なりました。というのも、そこには生活に欠かすことが出来ない給与補償の一面があったからです。
調べたところ、大きく3つの内容に事情が分かれました。
- 自宅待機要請を出し、早々に給与補償を約束した保育施設
- 自宅待機を要請したが給与補償の約束は保留または出来ないと言った施設
- 休めば給与は支払わない、出勤すれば給与を支払うと言った施設
私も子供が保育園にお世話になっていますが、私の家族が使う保育施設は「1番」を表明したそうです。2番もしくは3番を表明した施設も多く、この手の保育施設で働いていた保育士さんたちは生活が大変だったと思います。感染リスクを背負い、子供がいない保育施設に出勤を余儀なくされた人もいれば、生活補償もなく自宅で待機をしていた保育士さんにとっては、生活に関わる大変な出来事だったに違いありません。
保育施設は経営者側の姿勢で待遇に差があるという現実

そうした保育士さんたちが6月に入り、ストライキを保育施設の経営者に対して起こすこともあれば、転職を考えて動き始めた人たちも沢山で始めました。そもそも認可保育施設の場合は役所(税金)からある程度の補償を受けているわけです。
こうした補償(税金)を着服している保育施設の経営者も少なからずいます。そう言う人の下で働くことは決して幸せなこととは言えません。今回ある意味被害に遭った保育士さんたちが転職を考えるのは当然のことと言えます。
どんな業界にも国や自治体からの補償を着服する経営者は存在します。バブル期の建設業はその筆頭的存在でしたが、法整備が進み今では改善されているようです。これは私の私見ですが、高齢者施設や保育施設には税金を着服する経営者がまだ存在しています。
夜の街には羽振り良い経営者の中には、保育施設や高齢者施設の経営者が数多くいました。従業員を最低賃金で働かせ、自分は豪遊すると言った経営者たちの話です。コロナ渦により夜の街には出ていないようですが、着服する習慣が変わることはまずないでしょう。
はっきり申し上げ、そういう経営者の下で働くことは幸せなこととは言えません。今は転職が当たり前の時代です。今回のコロナ渦で経営者の本質が見えた人には、転職をおすすめします。
激化する保育士転職市場の中で転職に成功する秘訣とは?

こうしたずるい経営者に見切りをつけ始めた保育士さんたちが転職を考え始めています。夏の賞与が減額した保育士さんも少なくないようですが、それも転職市場を加熱している要因とも考えられます。
転職市場が過熱するということは、競争も過熱している状況と同じです。その中で今まで通りの転職活動をしていたら、競争に打ち勝つのは難しいと言えるでしょう。そこで注目を集めるのが転職エージェントの存在です。中でも保育士さんの転職に特化している会社です。
保育士さんの転職に特化している転職エージェントは複数存在し、転職エージェントそれぞれに個性が存在します。「転職エージェントはどこも同じ。」と考えている人がいるのでしたら、その考えは改めて下さい。
賢く転職エージェントを使う人は、その会社が得意とする面を調べ、自分の転職ニーズに合っている転職エージェントを選んで登録しています。また担当するキャリアコンサルタントとの相性も存在しますので、2~3社登録して転職活動をする人もいます。
いずれにしても一人で転職活動をすることはおすすめ出来ず、より良い職場への転職をサポートしてくれる転職エージェントと一緒に転職活動をすることがおすすめです。
体験談:転職しておいて良かった!20代 女性保育士さんの例

ご紹介するのは昨年のうちに転職していた保育士さんの例です。人間関係に悩み昨年末で転職し、今年から新しい保育施設で働いています。その人に話を聞いてみました。

名前:今野 彩佳(仮名)
年齢:29歳
前職:埼玉県のある保育施設
現職:東京都内の保育施設
この人は私の知り合いで、専門学校卒業後から埼玉県の保育施設で働いていました。入社10年弱のタイミングで転職を考え、話を聞いていた人です。東京都内の保育施設の多くは待機児童ゼロを目指し、多額の税金を投入しインフラ整備しているところがあります。
ですから都内の保育施設でさらに電車の乗り換えなしで通える所に絞り、転職エージェント(この時はマイナビ保育士だったと記憶)を使って転職活動をしました。初秋に登録し、一カ月弱で内定を得て前職を年内で退職。年が明けて新しい職場で働いていました。
3月に入り新型コロナウイルスの影響で登園する園児が減りましたが、3月いっぱいは通常通り勤務、緊急事態宣言が発令されたあとは解除までは自宅待機を要請されたそうです。その際、待機と同時に給与の補償説明も受け、安心して自宅待機を続けていました。
自宅待機中の5月の連休明け頃、前職で仲が良かった人から連絡を受け恐ろしい事実を知ります。前職の保育施設では自宅待機を要請しつつも、給与に対する説明がなく、その段階では給与が支払われていなかったそうです。
今回話を聞いた今野さんは「転職しておいて救われた。」と心から感じたと話していました。このケースは幸いにもコロナ渦前に人間関係の悩みで転職し、結果的に転職した施設が給与補償を約束してくれたという幸運な例です。
転職していなかったことを考えれば、人間関係の悩みに加えて、給与に対する不安を抱える所でした。今野さんのケースは結果オーライではありますが、転職して良かったケースです。こうして働く保育施設により、待遇面に大きな差があることは分かって頂けたと思います。
まとめ
転職エージェントの中でも保育士さんの転職に特化している転職エージェントの多くは、紹介する保育施設を良く取材し、福利厚生や人間関係、給与面など利用する求職者にとってベストと考える転職候補先をリストアップし、再就職に向けてサポートしてくれます。
保育士さんが転職を考えるのであれば、転職エージェントを使わない手はありません。また今がそのチャンスと言える時期だと思いますので、ぜひ書き転職エージェントを見ながら登録し、カウンセリングを受けてみて下さい。
編集長から見た保育士の転職におすすめの転職エージェント
マイナビ保育士
保育ひろば
ホイクナビ
保育FINE!
保育エイド
スマイルSUPPORT保育
保育士バンク
ほいくちゃんねる
保育バランス
保育メトロ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。