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就職氷河期世代の支援国家公務員への中途採用も

転職時事ニュース

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。

今回は「就職氷河期世代の支援国家公務員への中途採用も」のニュースに基づいてお伝えします。

情報元: 
NHK NEWS WEB 2019年11月26日掲載
「就職氷河期」世代の支援 国家公務員への中途採用も 安倍首相より

ニューストピックス

政府に発表によりますと、就職氷河期世代に対して国家公務員の中途採用を本格的に検討することになるそうです。就職氷河期世代の人の中には、正社員として働いたことがない人もいます。またある事情から退職後に正社員になれず、貧困生活に陥った人もいます。

本来民間企業が表明するべきニュースだと思いますが、まずは政府が就職氷河期世代にスポットライトを当てることで、民間企業にも同じような活動を促す狙いがあるのかもしれません。

私自身はちょうど就職氷河期の入り口世代、私よりも後輩の世代の就活はもっと苦労しましたし、この就職氷河期の世代を別の表現では「失われた10年」と言われた日本経済が低迷していた時期に当たります。

今はオリンピック景気も重なり経済大国日本も復活、若者には数多くの就職のチャンスが与えられ、転職市場も活発です。あくまでも若者が対象であり、この就職氷河期世代の人材が相変わらず不人気であることは、当事者だけが知っている事実です。

就職氷河期とは

その就職氷河期をもう少し詳しく解説しましょう。1990年代に入り「バブル景気」と言われた日本経済は完全に崩壊しました。終身雇用、年功序列、こうした就業形態は完全に崩壊し、実力がある人が正当に評価され始めた時代とも言えます。もちろん実力だけでのし上がった人ばかりではありませんが。

バブル経済の真っただ中の就職戦線は青田刈りと言われ、特に一流大学卒業者は就職活動に苦労することはありませんでした。企業側も会社に来てもらうために入社予定者を入社前に温泉旅行へ接待するなど、不思議な現象があったのも事実です。

当時フジテレビジョンが「就職戦線異状なし」という映画を作り話題を呼びました。私はその青田刈り時代が崩壊した時に就職活動を行いましたので、氷河期対策も何もなく、とても苦労したことを覚えています。

今の20代の人たちはバブル経済も知らないでしょうし、就職氷河期も良く分からないと思います。要するに今の40代(令和元年現在)の多くはこの就職氷河期を経験しています。

ニュースにあるメリットを整理

ニュースの話に戻りますが、今回の報道では「国家公務員への中途採用」を実施するものです。実はこの就職氷河期で一番人気が高かった職業は公務員です。私の同級生の多くは都内の大学に進学しましたが、卒業後は地元に戻り公務員になりました。

私を含め都内に残った同級生の中には、転職で苦労した人も沢山いました。今現在は好景気ですから分からないでしょうけれども、20代の人たちは先人の歴史を見て、かしこく仕事を選んで働くべきだと思います。今の景気が生涯続くことは100%ありませんから。

今回の報道の特徴は就業支援だけではなく、就職氷河期世代の家族も含めたきめ細やかな支援を表明したことにあります。この世代の多くは家庭を抱え、また独身の人の中には引きこもってしまっている人もいます。若い頃を思い出し、夢を与えてくれる話です。

体験談:就職氷河期に就活した私

さて、ニュースの難しい話はこの辺に留め、今回は就職氷河期世代の体験談を二つ紹介したいと思います。

体験談1:Mr.お~!のケース

私が大学を中退し、就職活動を開始した時の話です。浪人生時代に先ほど紹介した「就職戦線異状なし」という映画を見ていましたし、まだ若く知識のない私は「自分の就職戦線も異常なし」と思っていたほどでした。

ところが送る履歴書はことごとく書類選考で不採用。当時の求人情報の最大手はDODAという雑誌で、本がボロボロになるまで内容を見ては、電話をかけたり履歴書を送ったりの繰り返しでした。

転職エージェントもない時代です。下手な鉄砲数打てば当たるといった発想で、果たして何社目なのか分かりませんが、商社に入ることが出来ました。

体験談2:知人女性のケース

この女性は一流大学を出ています。もちろん最初の就職は立派な企業に入り、華やかなOL生活を送っていました。ところが家庭の事情で帰省を余儀なくされ退職。その事情が片付いた後に就職活動をしたのがこの就職氷河期真っただ中の時でした。

書いた履歴書は100枚を超え、それでも正社員として採用されることはありませんでした。生活しなければいけませんので、とりあえず今でいう派遣と言いますか契約社員のような職業に就きます。月収は総支給額で20万円いただけるのですが、賞与はありません。

この賞与のなさが生活を圧迫し、毎月貯金を切り崩して生活する状態でした。それでも就職を諦めない彼女は履歴書を送り続けます。幸いこの頃、その彼女の先輩が紹介してくれた男性と意気投合し結婚。永久就職を果たしました。

体験談の解説

一見ハッピーエンドに見えるこの話を、正視眼で見て解説しましょう。

私の場合、まだ若かったことで救われたと思います。当時採用してくださった会社は平均年齢が高く、若い社員を欲しがっていました。数多く履歴書を送ることで、幸いニーズに合った会社に入ることが出来たわけです。

むしろ現実的なのは体験談2のケース。永久就職を果たした彼女ですが、散々書きまくった履歴書は無駄になり、結果として正社員としての職場復帰は出来なかったわけです。

彼女の場合「自分が何をしたいのか」がはっきりせず「正社員として安定した生活がしたい」という動機も、再就職に苦労した要因なのかもしれません。

まとめ

こうして時代背景により、就職戦線は大きく変わってきます。今の20代は、昭和後期の青田刈りと同じ、それ以上と言われています。でも今の状況が未来永劫続くと思わない方が無難です。

就職氷河期世代にスポットが当たり始めたことは、今の40代にとって大きな希望につながってくれることを切に祈ります。

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