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働き方改革施行に猶予期間を設けられた建設業界

転職時事ニュース

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。

今回は「3K業界と言われる建設業界で転職を考えたきっかけ」のニュースに基づいてお伝えします。

情報元:
@DIME(アットダイム) 2019年11月28日掲載
建設業界で働く人が転職を考えたきっかけTOP3、3位人間関係、2位休みが取れない、1位は?より

ニューストピックス

新国立競技場が完成しました。最初のスポーツイベントは元旦に行われるサッカー天皇杯の決勝ですが、現在準決勝まで進んでいます。そのチームの中にはジャパネットたかたの創業者髙田明さんが社長を勤め再建したV・ファーレン長崎が残っているのはご存知でしょうか。退任された髙田社長への恩返しに決勝進出を誓う選手たちの活躍が楽しみです。

話は反れましたが、今回のニュースのテーマはオリンピック景気に沸く建設業界の転職事情です。オリンピック最優先の風潮から働き方改革の施行にも猶予期間が設けられた業界。それだけに過酷な労働環境がイメージされますが、転職事情は違うようです。

働き方改革とは

働き方改革施行のきっかけには諸説ありますが、働き過ぎによる若者のうつ病化や自殺が問題視されたことがきっかけのようです。2019年4月に働き方改革の一部が施行され、転職業界もブラック企業を避けた活動がクローズアップされています。

そもそも働き改革とはどんな内容なのでしょうか。働き方改革を主導する政府の考え方の根幹には「一億総活躍社会」が挙げられます。簡単に説明すると、働き方を多様化させる?つまりは会社に所属することで働きバチのように働いて、会社命令に従い、人生を無駄に過ごすことを避ける社会づくりだと私は思います。

私は広告業界に身を置いていた時期が長く、この業界を選んだ理由は「広告が好きだから」でした。好きこそものの上手なれとはよく言ったもので、好きだからこそサービス残業も全く気にならなかったのです。

諸事情あり10年ほど前に大きな決断をして、しばらくぶりに異業種で働きました。やはり好きではない業界で残業するのは苦痛です。この経験がなければ働き方改革の良さも理解できなかったと思います。

働き方改革のまとめに入りますが、働き方改革が実施されることで「国民一人一人が充実した人生を送れる社会づくりをしていきたい」という考えが根底にあるようです。ブラック企業でボロボロになるまで働いて、最後は干されるなんてあまりにも惨めです。

ニュースから見る働き方改革と建設業界の実情

ニュースの話に戻りますが、建設業界の転職事情はブラック企業という過酷な労働環境によるものではなさそうです。

ニュースの中身には非常に興味を持つ内容が記されていました。

転職を考えるに至るきっかけ

第一位:給与が上がらない時
第二位:休みが取れない時

私のイメージでは休みが取れずに会社を辞めたり、転職を考える人が圧倒的に多いと思っていました。実際にふたを開けると第一位は給与面が理由でした。今はオリンピック景気に沸き給与水準も上がってきているそうですが、その背景には転職させたくない企業側の考えがあるのかもしれません。

実際に給与が上がらない時は、建設業界に限らず転職を考えることはあると思います。転職エージェントには多数の建設業界の求人が存在しています。実際に転職を考えた人が転職エージェントに登録し、収入UPの転職を実現した事例も豊富です。

オリンピック景気に沸く今こそ、建設業界は収入UPの最大のチャンスが訪れていると感じました。この業界は景気に大きく左右されます。不況の時は仕事も少なく、給与も低くなります。景気の良い時に転職して給与のベースUPに成功することも、長い人生では大事なことです。

体験談:建設業界の転職

私の周りには、建設業界で働く人が沢山います。今回は2つの事例を紹介しますが、人生100年時代、一億総活躍社会、長い目で見た自分の人生の中で参考になると思います。

体験談1:同級生A君の場合

A君は大学に進学せず、専門学校に進学しました。卒業時はバブル景気の後半、まだまだ就職先は沢山あり、建設業界は労働環境が厳しいながらも高収入が得られる業界でした。

友人が最初に手にした冬のボーナスは、入社一年目で100万円を超えていました。高級ではありませんが中古の外車に乗り、イケメンの彼は女性からも人気で独身生活を謳歌していました。

反して就職氷河期に入ったばかりの年に大学を中退し、就活に散々苦労して商社に勤めていた私とは、年収ベースでも100万円以上の開きがありました。転職事情は時代により、こうした大きなへだたりを生むリスクが潜んでいます。

さて独身を謳歌した同級生A君ですが素敵な女性と巡り合い、都内の一等地で立派な挙式を挙げます。家も建て人生順調に見えたA君の人生でしたが、時代は大不況へと突入します。給与は下がり、住宅ローンの支払いは多くなり(ゆとり返済という住宅ローンがありました)生活はどんどん変わっていきます。

最後は不況のあおりを受け会社は倒産。独身を謳歌し、幸せな結婚をした彼に大きな壁が襲い掛かりました。幸い彼は真面目な性格で建設現場での信用も厚く、再就職をして今は以前に比べれば水準は下がりましたが、幸せに暮らしています。

体験談2:知人Bのケース

知人のBさんは地方都市大手の建設会社の社員でした。全国的には知られていなくても、地元では誰しもが知る大きな建設会社です。私が出会った時はその会社の社員でしたが、彼はあることがきっかけで転職します。

先ほどのニュースの例にある通り、知人Bさんは給与が上がらない会社に不満を抱え、会社に知られないよう地道に転職活動をしていたのです。そして転職先には猶予として3か月間の退職期限をもらい、賢く転職しました。

その3年後、地元の誰もが知る大手建設会社は倒産してしまいます。知人Bさんは給与が上がらなかった時、会社の上層部の人たちの散財ぶりに嫌気が指していたそうです。「飲み代を節約して社員に還元しろ!」お酒を飲むと、そう愚痴を言っていましたから。

体験談からの解説

同級生A君のケースですが、好景気に沸く現在の建設業界の人は反面教師として読んでいただいた方が良いです。政府は建設業界に2023年まで働き方改革施行に猶予を持たせていますが、今のような建設ラッシュが今後も続く保証はどこにもありません。

また知人Bさんのケースは、見習う点も多いと思います。給与が上がらない理由を分析し、将来を見据えて転職に成功させた見本的な例です。

景気に左右されやすい建設業界ですから、それだけに「会社の安定性」を見抜く努力も必要だと思います。分かりやすく言えば「仕事をしないで飲んでばかりいる人たち」の集まる会社は長続きしません。

会社内の人がみんな一生懸命働いていれば、苦しい時期も会社は乗り越えられるものです。給与が上がらなくて不満を持っている人なら、一度自分の会社の実態を冷静に見つめなおしてみることも大切です。

まとめ

今現在の建設業界は好調でも、不況になればそのあおりを受けやすい体質です。ものづくりが好き、家が好き、好きこそものの上手なれという一面が強い業界ですから、ついついサービス残業をしてしまうこともあるでしょう。

好きな仕事ができることは幸せなことですが、反して不満に対して鈍感なのもこうした業界には多く見受けられます。良い時に会社の内情を確認して将来を考えてみるのも良いかもしれません。

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