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ブラック企業大賞2019発表。三菱電機をはじめとした改善されないブラック企業に潜む本質に迫る

転職時事ニュース
ブラック企業大賞2019発表。三菱電機をはじめとした改善されないブラック企業に潜む本質に迫る

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。

今回はブラック企業大賞に「三菱電機」新入社員ら自死で2年連続「異常なことが起こっている」のニュースに基づいてお伝えします。

情報元サイト:BuzzFeed News 2019/12/23 20:22掲載

ニューストピックス/ブラック企業大賞2019

年末にもなると、その歳を総括する賞が発表になります。ブラック企業大賞と言う不名誉な大賞も発表になりました。また賞に限らず、電通社員だった高橋まつりさんのお母さんが手記を発表し「二度と同じ悲劇を繰り返さないための努力」も続けられています。

ブラック企業大賞と言う不名誉な賞、しかも今年は三菱電機がV2と言った「この会社、改善する気あるの?」と思わせる、腹正しい結果も出ましたし。ノミネート企業の中には先ほど紹介した高橋まつりさんがいた電通もありました。

ブラック企業2019

企業名 企業名
大賞 三菱電機 ノミネート KDDI株式会社
ウェブ投票賞 楽天 トヨタ自動車
特別賞 電通 株式会社ロピア
特別賞 セブン-イレブン 吉本興業

自殺者まで出すブラック企業はなぜ同じ過ちを繰り返し、改善されないのでしょうか。その本質を編集長の独自目線で解説してみたいと思います。

三菱電機をはじめとしたブラック企業の本質とは

企業に限らず人として生きていると、同じ過ちを繰り返した時はがっかりするものです。人は過ちを犯す生き物ですが、二度と同じ過ちを繰り返さないために努力出来るのも人です。その努力が人を成長させるわけですが、企業はそうではないようです。

ブラック企業の体質は簡単には変わらない

今回ブラック企業にノミネートされた各社は、繰り返しエントリーされています。ちなみに残業も多く大変なブラック企業はノミネートされた企業以外にも多数ありますが、なぜノミネートされないのでしょうか。

理由は定かではありませんが、大手ということでマスコミへの露出も多く、悪い意味での認知度が高まってしまうことでノミネートされてしまうのかもしれません。

ただ私はこうした大手企業に潜むブラック企業体質には、何かしらの根本的な問題が潜んでいると感じていました。中らずと雖も遠からずかもしれませんが、編集長が考える大手企業のブラック企業化に対する問題の本質に迫ってみたいと思います。

まず名だたる大手企業に入るには、それなりの学歴、いわゆるエリートコースを歩んでこなければ入社できないという戦後の歴史背景があります。常に勝ち続けてきた人、弱者の気持ちが分からない人、こういう人たちにはある一定の共通点があります。

実は負けを知らない人や勝ち続けてきた背景には「誰かを犠牲にした(蹴落としてきた)」事実が少なからずあります。中小企業の社長になるよりも大企業の役員になる方が難しいと言われていますので、這い上がる過程には犠牲者がいるものなのです。

誰かを蹴落として出世する、この仕組みがノミネートされた企業を含めた大手企業の根底にあると私は見ています。この仕組みが消えない限り、大企業がブラック企業体質を脱却するのは難しいでしょう。

大手企業で働く人は転職してもつぶしが効かない中高年が多いく保身も強い。しかも頭が良いですから質が悪い。出世のために実績を求め、現場スタッフを陥れてしまう悪循環は簡単には変えられません。

誰かをつぶして自分が這い上がるという「無意識に行われるパワーハラスメント」は簡単には止まらない、だから同じことを名だたる大企業が繰り返してしまうと私は見ています。

知っておくべきこと。ブラック企業とホワイト企業の違い

せっかく苦労して入った大企業なのに、この大企業で働くことそのものが実は社会で生きる道を狭めています。安定した保証、充実した福利厚生、誰しもが憧れる待遇と引き換えに、出会った上司次第で、あなたの職場環境はブラック企業化してしまう可能性が高いのです。

ではブラック企業とホワイト企業の違いは何なのでしょうか。何よりも、ブラック企業の定義を文章に出来るでしょうか。出来ない人が多いはずです。私は「やりがいと充実度のある職場」以外は、ブラック企業の定義に何かしら抵触するものだと見ています。

ブラック企業の定義とは

実はブラック企業に対する明確な定義は存在していません。一般的には残業が多くパワハラが横行しているイメージですが、明確なガイドラインを知っている人の方が少ないはずです。一般的には離職率が高く残業が多いというイメージが強いです。

ホワイト企業の定義とは

こちらもブラック企業同様に、ホワイト企業に対する明確な定義は存在していません。編集長の私が定義するのであれば「やりがいと充実度のある職場」ではないかと思います。

体験談:ブラック企業orホワイト企業、どちらが幸せ?

私はブラック企業にも勤務した経験があれば、ブラック企業の管理者(役員)をしていたこともあります。その時の経験談を少しだけご紹介します。

ノルマとパワハラの世界で働くと

20代半ばに憧れの広告業界への転職に成功した時のことです。この会社では毎週火曜日に会議が行われ、その席で目標数字に対する不足をどう補うのかを徹底的に詰められます。私は約5年在籍していましたが、目標未達の月は3ヵ月しかありませんでした。

一見優秀に見えるこの実績も、パワハラがあったからできたことだと思っています。あの強烈なパワハラがなければ、もっと営業成績は落ち込んでいたはずです。

パワハラ管理職の下で働く社員たち

先ほどお話しした通り私自身がパワハラ管理者の下で育ちましたから、管理職になった私の社員育成方法もパワハラでした。数字を追求し、未達成要素を掘り下げて考えさせる。言葉こそ丁寧でしたが、社員のプレッシャーは相当なものだったと思います。

これは私一人の問題ではありませんが、私がいた会社は10年で400人の離職者を出しました。今思うと申し訳ないことをしたと反省しますが、当時はそれがごく普通の社会性だったのです。

これだけブラック企業が注目される時代になっても「自分は違う」とやり方を変えない人や無意識にパワハラを行っている人がいるのも事実です。時代の変化に合わせて変われる人の方が世の中少ないですから。

ブラック企業で働いて幸せ?

ブラック企業にも長く続ける社員はいます。それはなぜでしょうか。給与がいい、転職したら年収が下がる、年齢的に転職できないから。理由は様々でしょうが、私はブラック企業の社員も役員も経験し、その業界に15年も身を置いてきました。

人は好きな業界に身を置き、その会社内で責任を負う立場にいると辞めないものです。周りから働きすぎを心配されましたが、私は労働環境以上にその会社には自分がやりたかったことが存在していたので続けることが出来たのだと思いますし、仕事の上では幸せでした。

でも人が生きる上で大切にするものは仕事だけではありません。充実した人生を送ることを考えるべきです。三菱電機をはじめとした大企業に身を置いても、その環境がブラック企業体質であれば辞めるべきなのです。今のあなたは充実した職場で働いていますか?

まとめ

ブラック企業の明確な定義は人それぞれで解釈が違いますが、転職をする上で気にかけなければいけないのは「残業時間」と「離職率」です。業界的な側面から残業が多い、または離職者が多いケースもありますが、まずはこの2点は重視して転職活動をするべきです。

異常な残業時間、そして異常な離職率の背景にはパワハラに限らず何かそうならざる負えない理由が隠されているはずですから、注意してみてはいかがでしょうか。

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