転職体験談9 実際にミドルの転職のカウンセリングを受けてみました

体験談コーナーは編集長のMR.お~の実体験をご紹介しています。「他人のふり見て我がふり直せ」なんて昔の人は言いますが、私の経験を反面教師としてあなたの転職活動に役立ててみて下さい。
ミドルの転職と言っても40代後半では…
50歳を前に高校卒業30周年同窓会の案内を受けるほどの年齢の私ですが、果たして転職できるのでしょうか?同世代の人はどう思いますか?答えは「無理。絶対に無理!」ではありませんか。少なからず私もそう思う一人です。
職業柄この記事の執筆を始めてから、なにかと転職エージェントの広告が目に入るようになりました。リターゲティング広告というやつですね。何度も見ているうちに「相手にされるのか?」という気持ちになるから不思議です。
そこで広告表示された数社に登録してみました。結果はどうだったでしょうか。
ワークポートだけがカウンセリングを求めてきました。
3社の登録を済ませ、連絡を待っていました。2社は早々に「適正案件があれば連絡します」という想定内の回答です。この2社のうち1社は外資系、もう1社は立ち上げ間もない転職エージェントです。ちなみにその2社は想定内のメール以来、メールすら来ません。
ところが1社だけ盛んに「適正と思われる求人案件」のメールを送ってくるのです。
それがワークポートでした。メールは一日に3~4通、私が閲覧した履歴から適正と思われる求人案件をピックアップして送ってきますが、毎日違う案件です。求人案件数の多さに驚きました。そして電話が鳴り「カウンセリングに来ませんか?」と誘われました。
ワークポートの転職コンシェルジュの対応はどんなもの?
転職コンシェルジュはワークポートの登録商標、ワークポートを解説したコラムでも触れましたが、ホテルにいるコンシェルジュに担当者を例える体制で転職サポートを行っています。それを期待してカウンセリングに行ってきました。
写真の撮影はしていませんのでご了承下さい。ちなみに面談フロアにはパッと見た目で50室はあろう面談室がありました。私が予約した時間にも数名、カウンセリングに来ている人を見かけました。数多くの転職希望者を対応するために数多くの面談室があるようです。
対応はまるでホテルマンに接待を受けているかのように丁寧でした。カウンセリングの満足度だけを言えば100点をつけても良い内容でした。
社風の良さを感じる丁寧な応対
私を対応した担当者以外の人も、身なりも言葉遣いもしっかりした人ばかり。サイトに紹介されている担当者も見かけましたが、それ以外にも数多くの担当者(転職コンシェルジュ)を見かけました。
40代後半でも転職に成功できる秘策はある!?

さてカウンセリングの本題です。私のカウンセリングでは、率直に「私の年齢で転職できるチャンスがあるか」を聞きました。もちろん安い給与ではありません。今の年収同等と言うスタンスですが、転職コンシェルジュの回答はいかに…。
答えはYES,もちろんハードルは高く、適正と思われる求人案件の中から書類選考が通過する確率は5%以下だそうです。それでも5%とは5年以上前から比べると高い数字です。当時は1%以下だと投げやりな対応をされたのも覚えていますから。
40代後半になると、学歴やスキルよりも「今まで何をして来たのか」が重要になります。それを余すことなく、そして簡潔明瞭に分かりやすく求人企業側に伝えれば十分チャンスはあるというのがカウンセリングで得た結果です。
あとは転職する側が「どれだけ根気強く転職活動が出来るか」だけだと思いました。
過去の転職エージェント利用時と現在の比較
私は現在仕事もありますし、フリーランスとしての年月も長く、サラリーマンが出来るかどうかも分かりません。そんなスタンスで転職エージェントのカウンセリングを受けましたが、印象としては「時代は変わった」と言う感想でした。
私は5~10年前に複数の転職エージェントに登録し、面談も数多くしてきました。また時にはバイトとして転職エージェントとの一員として働いてきましたが、40歳を超える求職者は転職エージェントとにとって「明らかに面倒くさい人」と言う扱いでした。
ここ数年で転職活動が活発化し、転職エージェント側も転職ノウハウを高めてきているからなのでしょうか、想像していた対応とは全く逆の期待の持てるものでした。もちろん転職エージェントは転職先ではありませんが、転職参謀としては期待が出来るという話です。
どこの会社とは言いませんが、5年以上前に転職エージェントを利用した時に2社ほど最終面接まで進んだことがあります。その時は転職エージェントの手腕と言うよりは、こちら側から担当者を動かし、情報を仕入れ、対策を自分で考えての結果でしたから。

今回の面談では「昔はそうでしたが今は時代が違いますから」と、コンシェルジュにふさわしい「どんな角度からでも質問してください」と言いたげな、堂々とした対応には随分驚かされました。
ちなみに求人企業側の担当者は、転職エージェントから送られるデータ(職務経歴書)を見ます。見る環境としてはほとんどがPDF化されたデータです。この環境を想定した上で自分の職務経歴をどう伝えるかが求職者側の手腕になります。
この求職者の手腕に転職コンシェルジュの手腕が加わると、先ほどの5%という書類選考通過確率を引き上げることが出来るわけです。
実際に40代後半で転職できるの?
40代後半の男がそれなりの高収入で転職を成功させるには、いくつかの条件が必要と感じました。その内容を列記します。
- 求職者自身の本気度を問われる。
- 求職者の職務経歴をどう伝えるかという手腕が問われる。分かりやすく言えば「魅力ある職務経歴」として見せられるものを作れるかどうか。
- 転職エージェントの担当者がその気になり味方になる
- 「ここで働きたい」と思える求人案件に出会えるかどうか。(これが一番大事)
この4つの条件が揃い、転職エージェントの担当者と十分な戦略が立てられれば、かなり高い確率で転職に成功できるはずです。
まとめ
取材として転職エージェントのカウンセリングに行きましたが、今の時代ならミドルの転職は昔以上に可能なのではないかと思います。これも景気が悪くなればなるほど、ミドルと言われる年齢層は下がっていくのが現実です。
「自分の年齢では転職は無理」と思っている人でも、今ならチャンスがあると思います。人生100年時代ですし、70歳までの雇用義務努力を国は表明しています。そう考えると社会人人生はまだ半分近く残っているのですから、転職もまだまだ人生の選択肢の一つです。
編集長から見たミドルの転職でサポートが期待できそうな転職エージェント
ビズリーチ
リクルートエージェント
パソナキャリア
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。