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転職体験談12 リクらくで転職活動した実体験レビューをもとに徹底解剖

転職実体験レポート

転職エージェントリクらくを実際に使った体験レビューをMr.お~!が細かくヒアリングして分析、評価します。転職活動に一読必見の記事コンテンツです。

転職エージェントを使い転職に成功した知人、失敗した知人に連絡を取りながら求職者たちの転職活動の実情を取材しました。実体験から転職成功や失敗の原因を分析しながら求職者の転職活動に役立つ記事を紹介するコラムです。

今回はリクらくを使い転職活動した20代の知人・河村さん(仮名)のケースです。

実体験レビューするリクらくの特徴

未経験業界への転職を考えると、多少なりとも不安を抱く人が多いと思います。50歳を目前にした私にとっては未経験業界への転職など考えることも出来ません。未経験業界への転職を考えるのであれば、出来る限り若い方が望ましいと思います。

とはいえ今回のコロナ渦でも経験した人も多いと思いますが、将来性に不安を感じる業種で働いていることに気がつき、異業種への転職を考えている人も多いと思います。そう言う人たちのために、異業種からの転職者を比較的受け入れてくれる業界を紹介します。

業種未経験者を受け入れる理由
IT業界IT業界は慢性的な人材不足が続き、若い世代に対しては未経験業界からの転職も比較的受け入れています。
運輸業ネット通販の需要拡大で人材が足りません。フリーランスを含め車の運転が出来る人であれば積極的に採用しています。
専門商社大手商社ではなく専門商社です。私もかつて制御機器専門商社に勤務したことがあります。やはり異業種上がりの人が多くいました。
接客業アルバイトが多く、派遣会社に頼っているのが実情。定着率も悪く常に人材不足であることから未経験者でも採用に前向き。
製造業シフト制、24時間体制など労働環境が厳しいことから人材が定着しにくい業界。そのため未経験者でも採用に対しては積極的。

こうして世の中には人気の業種、不人気とは言いませんが人材が定着しにくいことから未経験者でも積極的に正社員採用を行う職種も存在しています。上記業種の中でも接客業や製造業は3密と言われる環境課になりやすく、人材離れも懸念されがちです。

しかしながらIT業界や運送業、専門商社などは密と言われる職場環境ではないこともあり、異業種からの転職希望者を積極的に受け入れている傾向にあります。こうした業界に着目し未経験者に正社員採用の機会を提供している転職エージェントも存在しています。

特にリクらくはフリーターからの正社員に転職した人が沢山いますので、飲食業や観光業、イベント業などで働いていた若い人材に対して異業種への転職を提案し、正社員採用へとつなぐサポートを行っています。

今回取材した人もフリーターからIT業界への転職に成功した例です。相談してきたのは緊急事態宣言が出されたあとの4月中旬、その時は仕事もなく貯金も少なくなり追い込まれていた状況の時でした。その人の逆転人生の実体験レポートを紹介します。

実体験:リクらくを使った転職活動の軌跡

今回取材して転職に成功したのは20代前半の女性・河村さんです。まずは簡単に河村さんのプロフィールを紹介します。

名前:河村 美香(仮名)
年齢:22歳
学歴:エンターテイメント系専門学校卒
出身:山陰地方
現状:東京23区内で一人暮らし

18歳で生まれ育った地元の街の高校を卒業し、イベント関係の仕事に関わりたいことからその道の専門学校へ入学するために上京しました。運動神経が良く、本人はキャラクターの着ぐるみを着て人前でダンスをしたりする仕事をしてみたかったようです。

毎年春になると夢を持って上京する若者が東京には沢山いますが、多くは早々に挫折して別の道に進む人がほとんどです。そんな中でも河村さんは学校を優秀な成績で卒業し、イベント関係の会社へとアルバイト扱いですが就職します。

夢がかなった思いで頑張った入社一年目

労働環境や休日など、同級生たちに比べると決して良い環境ではありませんでしたが、夢だった大きなイベントに関われる会社に入社することが出来た河村さんは、充実した日々を過ごしていました。

学生時代は年二回必ず帰郷していたのですが、入社一年目は忙しいというよりも仕事が楽しくて帰省することなく働いたそうです。また趣味として動画編集も覚え、自分のダンスを自撮りしては分析を重ねるなど、努力を惜しまない生活を続けていました。

そんな彼女にも大きな転機が訪れます。年が明け世の中が変わり始めます。新型コロナウイルスによる社会生活の変化です。かろうじて2月は仕事があったものの3月に入ると自宅待機の日々が続きます。給与ももらえそうにない雰囲気になってきました。

3月下旬の給与は出ましたが、会社から「河村さんはバイトだから4月からは減額もしくは支払いが厳しいかもしれない。」と言われてしまいました。ここから彼女の不安との葛藤が始まります。「この業界で働き続けていてもいいの…?」

初めて感じた転職への思い

いつの日からか人前で踊ったり人を喜ばせる仕事に就きたいと思っていた河村さんですが、社会に出て働く身になると嫌でも生活に対する責任が生まれます。好きなことをして生きていけるのはいいことだと思っても、生きていけないとなれば話は別です。

そんな時に私に相談のメールが来ました。「お~!さん、イベントの世界でこの先働いていても、ちゃんと生活していけるのでしょうか?」若いというのは素直で、悩みも率直です。オブラートに包む言い方をしては失礼と思い、ハッキリと伝えました。

「2年間くらいバイトでもすれば、またイベント業も元に戻ると思うけどそれでもいい?」さすがに賢い女性は考え方が違います。返ってきた回答は「またコロナみたいなことが起きたら、やっぱりイベントは自粛になるし、そうなればまた仕事も出来ないし…。」

困っているようなので、LINE電話でゆっくりと話を聞くことにしました。4月中旬と言えば緊急事態宣言が発令され、会って話をすることも出来ません。オンライン通話に切り替えて話をした時の彼女は、見るからに不安そうな表情だったのを覚えています。

近況やアルバイト先の話を聞くと確かにこのまま何もしないでいれば6月には破産しそうな感じでした。夢を追うのも人生ですが、現実を見るのも人生です。かわいそうだとは思いましたが「6月にイベント業界が元に戻る確率はゼロに等しいと思うよ。」と伝えました。

「夢をかなえる形は人それぞれだし、他にやってみたいこととか好きなこと、趣味とかないの?」そう彼女に質問すると「最近は動画編集が趣味、と言っても自分のダンスを撮影して練習用に使うだけですけど(笑)」

私はここで2つの提案を彼女にしました。「それならユーチューバーになる?それとも動画編集の仕事でもしてみる?」ユーチューバーになりたいというかと思いましたが、意外にも彼女の返事は「動画編集の仕事ってあるんですか?」でした。

実はユーチューバーも考えたことがあるそうなのですが、20歳で学校を出て社会に出て1~2年の彼女にとって、自営業的な稼ぎ方には大きな不安があり、正社員として働きたいというのが本音でした。バイト生活に対する不安から正社員への憧れもありました。

「でもお~!さん、私はフリーターだし、動画編集とかそういう世界に正社員で就職するなんて無理ですよね。」確かに彼女の言う意見は一理あります。でも彼女は知らないのです。IT業界が慢性的な人材不足の業界であることや転職エージェントの存在も。

私は転職エージェントの話をして、フリーターから正社員、しかも異業種への転職を強みにしている転職エージェントをいくつか紹介しました。ここから河村さんの転職活動が始まります。

フリーターから異業種への転職活動開始

フリーターから異業種へ、しかも正社員としての転職という好条件が存在するのであればやってみたいと言った河村さん。私は前々から気になっていた「リクらくという転職エージェントがいいよ。」と勧めました。

行動力がある河村さんはその場で検索して調べていました。「登録してみますね!」そう言って彼女との通話が終わりました。その後「登録しました!分からないことがあったらまた聞いてもいいですか?」というラインが来ました。もちろんOKしました。

こうして河村さんの転職活動が始まります。とは言っても緊急事態宣言発令中ですから、転職エージェントも活動の仕方に制限がかかっています。就活イベントは行っていませんし、面談に行くことすらできません。

登録後の様子を聞いてみましたのでご紹介します。

コロナ渦でも転職活動は出来るの?

登録を済ませた河村さん、その後はリクらくの担当者から電話が来たそうです。究極的には「早く就職して生活の安定を得たい。」と正直な彼女は本音から伝えました。もちろんどんな職種でもいいというわけではありません。

私との話で出た動画編集に興味があることを伝え、その他にもいくつか質問を受けたそうです。担当してくれたのは女性、女性同士で女性のフリーターからの正社員への転職活動を良く分かってくれていたことが、最初の好印象だったと話していました。

初めて作成する職務経歴書

転職すること自体が初めてだった河村さん。職務経歴書を作成すると言っても何から手を付けて良いのかさっぱりわかりません。担当者がくれたフォーマットにとにかく分かるところだけ入力して提出しました。

その後担当者から連絡があり、提出された職務経歴書についていくつかアドバイスを受けました。特に学生時代に勉強したこと、一年間ですが働いて来たイベント会社での経験は細かく聞かれ、職務経歴書への書き方までアドバイスしてくれました。

志望の動機に対しても「動画編集に興味があるから」ではなく「動画編集技術を覚えて情報を分かりやすく人に伝えて社会に役立ちたい。」など、企業側から好感を持ってもらえるような書き方についてもアドバイスをもらいました。

こうして若干22歳の河村さんの職務経歴書が出来上がりました。河村さん曰く「とても一人ではこんな立派な職務経歴書なんて作れなかった!」と言っていたのが印象的でした。

職務経歴書が完成、転職活動も次のステップへ

立派な職務経歴書が出来ても動画編集技術は趣味のレベルでの話です。お金をもらうとなれば簡単なことではないのは河村さんも分かっていました。だから他業種を紹介されると半分は考えていたそうです。しかし実際は違いました。

早く転職したい気持ちを逆手にとって、入りやすい会社を紹介するエージェントの担当者がいるのも事実です。転職エージェントの担当者も紹介先の企業と繋がっていて、とにかく一人でも多く紹介して報酬を得ようとする動きがあるのも事実ですから。

しかしリクらくの担当者は河村さんに5社提案してくれました。全てはIT関係の会社です。IT技術者が慢性的に不足、しかもこれから需要が拡大すると予想されるweb動画編集技術者を欲しがる企業は沢山あります。

紹介してくれた5社はリクらくが現場を取材し、現場の様子なども詳しく電話で教えてくれました。何の資格もない河村さんですから、提案された企業の中には大手企業と言えるような聞いたことがある会社はなかったのですが、それでも待遇が違います。

今までフリーターとして活動していた河村さんにとって、健康保険や有休、福利厚生、何よりも賞与が年に2回もあるなんて夢のような条件だったと言っていました。遠慮することなく提案された5社すべてにエントリーをすることになりました。

5社エントリー後、面接の話が来たのは1社

5社にエントリーして1社から面接オファーが届けば十分だと私は思ったのですが、河村さんは意外にもガッカリしていました。それでも25%の書類選考通過率ですし、何よりも全くの未経験業種への転職、しかもフリーターから正社員への転職です。

「お~!さん、わたしこの1社に落ちたらきっと違う業種を勧められるのかな?」不安そうに連絡してきた時のことをハッキリと記憶していますが、面接は数ではありませんし、そもそも転職先は1社しか決められないのです。「そう言うことは落ちてから考えなさい。」そう言って、オファーが来た企業への面接に集中するように煽りました。

面接練習はオンライン、しかも本番面接もオンライン

コロナ渦特有の減少なのかもしれません。この時期になると5月の連休も明けていましたが、緊急事態宣言は解除されていませんでした。初めての正社員面接に緊張でいっぱいの河村さんを、リクらく担当者はオンライン面接練習を行い対策も練りました。

実際企業との面接はZOOMを使ったオンライン面接でした。動画に力を入れているIT関連企業ですから、この手のインフラは十分整っていますし、面接をする河村さんもそれに対応できなくてはいけません。

機械的操作はさすが若い人だけあり趣味で使っていたことから簡単に覚えられたそうですが、面接については全く別の話です。背景に移る景色の様子、化粧の写り映え、服装、言葉遣い、練習で教えてもらったことは多岐にわたりました。

特に集中的に面接練習をした点は「愛嬌」です。カメラを通して河村さんの愛嬌の良さをしっかりと伝えることにつては集中的に指導を受けました。元々コミュニケーション能力が高く行動力もある彼女は、私から見ても人事担当者から好かれやすい人間性です。

ところが緊張すると愛嬌もすっかりと消え失せて、少し硬い感じの印象を受けるところは私自身も心配していました。とにかく笑顔、笑顔の練習は鏡を相手に集中的に臨み、志望の動機を丸暗記するなど面接日まで努力は惜しまなかったそうです。

初めての正社員面接、しかもオンライン。その結果は・・・

ZOOMを使ったオンライン面接日が決まりました。仕事も自宅待機中ですることもなかった河村さんは、とにかくこの1社に全てをぶつける覚悟でリクらく担当者からもらった面接アドバイスを徹底的に練習して臨んだそうです。

もともと着ぐるみを着てダンスを踊ったりしていた河村さんは、こうした本番に向けた練習をする習慣が普通の人よりも整っていたのでしょう。万全な練習?のもと、企業担当者との面接が始まりました。

出鼻をくじかれたのは、企業担当者の方が動画の扱いに慣れていなかった点でした。どうやら面接担当者はエンジニアではなく事務職の人で、むしろZOOMの使い方について色々質問を受け、河村さんが教えたりしながらようやく面接が開始されました。

志望の動機、資格がないので勉強をして資格を得たいこと、動画編集は趣味でも行っているのでサンプルも提出しその感想を聞いてみるなど、最初に出鼻をくじかれたことで落ち着いて面接に臨むことが出来たのは、彼女の運なのかもしれません。

面接終了、そして結果は・・・

面接結果は転職エージェントを通して回答と言われていたので、河村さんはリクらく担当者からの連絡を待ちました。面接から10日ほどかかると言われたのですが、10日経過しても結果の連絡は来ませんでした。

そして5月下旬になりようやく「採用」の連絡が届きました。連絡が遅れた理由は採用先の会社もテレワーク中で、採用担当者が社長との連絡が中々取れず結論が出るまで長引いたという理由でした。担当者は「ぜひ採用したい!」と社長に強く迫ったそうです。

採用された理由は採用先企業の20代の社員が1人しかいなく、若い人材を入れて最初は雑用からになるけれども育成していく必要があったからだと、リクらく担当者から説明を受けました。企業を取材し、採用が取りやすい会社を選別している点が活きたと言えます。

給与は希望額通りで良かったのですが「もう少し上げる交渉しましょうか?」と担当者は言うのですが、河村さんは希望通りなのでそのままでいいと返しました。そもそも収入よりも正社員の安定が欲しかった彼女らしい姿勢です。

7月1日から採用ということだったのですが、政府からのコロナ給付金の受給も見込めていたため、入社時期についても採用企業側の指示通りで了承したそうです。通勤時間もアルバイト先と大差がなく、理想の正社員としての職を勝ち取ることが出来ました。

リクらくは採用後のフォローも定評

実際の出社はこれからになるのですが、リクらくは紹介企業に採用されたからそれで終わりという会社ではないことも特長の一つです。担当者からも「入社後に問題があればいつでも相談して下さい。」と言われていると話していました。

アルバイト先は6月に入っても自宅待機が続いていましたが、内定を得たことでバイト先にも辞めることを伝え、今は新しい就職先で頑張るためにと、動画の勉強をする日々です。2か月前には不安でいっぱいだった彼女でしたが、とても明るい表情で連絡をくれました。

編集長の総評

河村さんのケースにはいくつかのラッキーと思える点があるので先にそこを紹介します。

  • 河村さんの人間性(行動力・学習力など)
  • コロナ渦でリアルではなくオンライン面接だったこと。
  • 動画編集が好きでオンラインに対する抵抗が少なかったこと。

往々にして言えるのですが、多くの会社は本人のスキルも見ますが何よりも資質を見ます。資質とは本人に元々備わっているものを指します。河村さんのケースで言えば未経験であっても勉強熱心な点と行動力です。

愛嬌という点は男女問わずどの業界でも重視します。しかしながら無愛想でも採用される人がいるのも事実です。そう言う人たちは資質を上回るスキルを持っているから採用されます。このスキルと資質の違い話が分かると、面接対策もある程度見えてきます。

未経験業種への転職には資質が重視される

そもそも資格もなければ経験がない人を採用するということは、採用する企業にとっては当面は利益が見込めない人材になるわけです。例え最初は赤字社員であっても、成長の過程で利益を生む社員になってくれれば良いわけです。

河村さんのケースでは「愛嬌」「行動力」「学習力」と言った人事担当者が欲しがる資質を備え、それが伝わるように面接練習を繰り返し行った点が採用に結び付いていると考えられます。

ビズリーチのような高収入を狙った転職のケースでは即戦力的人材が求められますのでスキルが重視されます。しかし今回リクらくが提案した会社は20代の人材が少なく若手を育てたいという課題を持っている点をリサーチして紹介している点も評価できます。

企業側のニーズを転職エージェントが把握し、そのニーズにベストマッチする人材を紹介すれば採用が成立するわけです。紹介企業をしっかりと取材しているというリクらくの特徴があって河村さんは転職に成功出来たと言えます。

オンライン面接が河村さんにとってラッキーだった点

河村さんは自分のダンスの練習に動画撮影を取り入れていました。いわゆるカメラに映ることになれている性格だったのです。カメラをどの角度で映すとどう映るのか、自分自身の経験も面接では活かされ、さらに面接担当者に教えることが出来た点は運と言えます。

こうした点が相まってオンライン面接に対する抵抗が少なく、しかも長所として活かされたことは採用に対しても優位に働いたと言えます。一見動画のプロ集団の会社に面接するために自分のスキルが活かされないと判断しがちですが、このケースは違いました。

コロナ渦は転職に不利?それともチャンス?

世の中には逆境をチャンスに変える人が沢山います。コロナ渦により就活も例年とは違う形に変わり、不利に思えている人も多いのが実情です。一流大学の就活生はインターンの段階で内々定が取れている人もいますから、報道では高い就職率になっています。

しかしながら専門学校生などはいまだに内定が取れていない人も沢山います。ましてやフリーターから正社員になるなど、夢の世界のように感じている人が多いのではないでしょうか。世の中そんなに不便には出来ていないのです。

コロナ渦によって成長している産業も存在しているのです。

コロナ渦の影響を悪い意味で受けた産業・良い意味で受けた産業

一般的に言われる悪い意味でコロナ渦の影響を受けた産業は観光業と飲食業、娯楽施設です。河村さんが働いていたイベント会社はまともに影響を受けました。飲食業も営業の自粛に始まり、観光業は自粛も何も観光する人が途絶えてしまいましたから。

これらの産業に従事した人の中でも、いわゆる非正規と呼ばれるアルバイトや派遣労働者は収入にまともに影響を受けたと言えます。こうした人たちが業界を離れ、異業種への転職を考えるのはごく自然なことです。

東京で一人暮らしをしている河村さんもその一人、特に若い時に早く決断して行動に移した彼女は、悪い影響を受けた産業で働いていた人たちの中でも成功者と言えます。

反対に良い意味で影響を受けた産業もあります。通信販売業界は未曽有の好景気と言えます。物販に限らず飲食の宅配、オンライン決済に関わる業界はますます人が足りなくなりました。

Amazonやウーバーイーツは配送する人の確保が大変でした。またそれらを運営するシステムを構築しているのがIT業界です。ITエンジニアは人材不足に拍車がかかり、ITエンジニアの求人に特化した転職エージェントが競って人材獲得に動いています。

未経験業種への転職に成功するためのポイント

最後に未経験業種への転職に成功するためのポイントを、河村さんの実体験を交えながら紹介させて頂きます。ポイントはいくつか挙げられますので整理してみます。

  • 年齢的に若ければ若いほど未経験業種への転職は有利
  • 未経験でも採用されやすい業界を調べる
  • 転職エージェントの特徴を知り、未経験職種への転職に強い所を選ぶ

この3つが未経験業種への転職に成功するポイントです。もう少し細かく解説します。

年齢的に若ければ若いほど未経験業種への転職は有利

人材を採用する企業と言うものは、そもそも若い人材が好きです。若い人は育てることで成長しますが、何よりも素直です。年齢が進むと己の人生経験を盾に会社の方針に従わない人が増えてきます。また年齢的にも体力が低下し、新しい環境に馴染みにくくなります。

未経験でも採用されやすい業界を調べる

では若くなければ未経験業種への転職チャンスはないのかと言えばそれも違います。例えば運送業などは30代または40代前半までは転職も可能です。地理に強く社会経験がありある程度のコミュニケーション能力が養われている中高年世代に強い業種です。

IT業界は20代後半になってくると管理職経験を問われます。ある程度のマネジメント能力が必要になるため、未経験者の転職は難しくなります。専門技術を学校に通うなどして補うことで、30代前半までは未経験でもIT業界への転職チャンスはあります。

転職エージェントの特徴を知り、未経験職種への転職に強い所を選ぶ

これが一番知られていない特徴です。今まで紹介してきたことは転職エージェントの人間であればまず知っていることです。ところが実際に転職する求職者は転職エージェントの特徴を知らないものです。

転職エージェントとは、人材と企業をマッチングさせ採用が成立すると企業側から報酬を得る営利目的の団体です。非営利のハローワークと違い、営利目的になっている点をまず知っておくべきでしょう。

転職エージェントは登録してきた人材の経歴を見て「採用されやすいスペック」を確認します。高学歴、年齢、大企業勤務経験者など企業側が書類選考上通過しやすい人材を登録段階で選別します。大手の転職エージェントはハイスペック人材を集めています。

誰でも登録すれば平等に転職をサポートもらえると考えるのは間違いです。先ほど申し上げた通り営利目的の企業ですから、企業側が欲しがらない人材には力を入れません。

では高学歴で若くて大企業経験者でなければ転職エージェントが使えないのかと言えばそれも違います。各転職エージェントにより特徴があるということをまずは知って下さい。

リクナビやマイナビ、dodaと言った大手転職エージェントは上記のようなスペック人材発掘型の傾向にありますが、その他の転職エージェントは大手にない特徴を売りにして人材を集めています。

IT業界に特化した転職エージェントならレバテック、看護師の転職なら看護Roo!、第二新卒に強みを持つのはJAIC、今回のケースのようにフリーターから正社員を狙うのであればリクらくやハタラクティブと言った転職エージェントがお勧めです。

こうした転職エージェントの特徴を知り、自分に適した転職エージェントを選ぶことで、一見無理に見える転職も成功させることが出来ます。河村さんのケースがその典型です。

もしも河村さんが他の転職エージェントを選んでいたら・・・

河村さんが一人で転職活動をしたり、他の転職エージェントを選んでいたらどうだったでしょう。正社員経験がなく専門学校を出て2年目、しかも一年間は好きな仕事だったとはいえアルバイト。大卒の学歴もなく、若さだけが取り柄です。

一人で転職活動をした場合、多くは学歴段階で躓きます。求人にはだれでも閲覧できる公開求人と、転職エージェントしか知らない非公開求人が存在します。非公開求人を知るには転職エージェントに登録するしかありません。

非公開求人には転職エージェントが握る企業とのつながりから、自分一人で応募しても難しいとされる企業へエントリーすることが出来ますし、書類選考が通れば面接に臨むことが出来ます。この点は転職エージェントの最大の強みです。

一人で転職活動をしていれば、こうしたチャンスに巡り合う確率は極めて稀です。

何よりも他の転職エージェントに登録していればどうでしょうか。大手には沢山のハイスペック人材が登録していますし、担当者も報酬を得るためにハイスペック人材に対応が偏りがちです。この段階での河村さんはハイスペック人材とはとても言えませんでした。

そこで大手転職エージェントを進めずに、フリーターから正社員への転職を強みにするリクらくを紹介したわけです。一つ一つの判断が間違えていれば、今現在の彼女の生活がどうなっていたのかを想像したくないほど怖いことになっていたと思います。

今回はリクらくを使った実体験レポートを紹介しました。総評としては「若さは武器、知恵を使い若さという武器があれば、コロナ渦でもチャンスは広がる。」という内容をお伝え出来たと思います。

まだまだ油断できる状況ではありませんが、今働いている業種の未来を創造した時に不安を感じるのであれば、転職エージェントに登録してカウンセリングを受けてみると良いかもしれません。

編集長から見た未経験業種への転職に、おすすめの転職エージェント

リクらく

リクらく
対象世代
フリーターやニート、高卒、中卒、第二新卒、既卒など
特徴
学歴不問で優良企業の正社員へ
長所
フリーターを始めとした学歴不問の正社員への就職
短所
正社員であれば良い人が対象の為、求人の質に疑問符
フリーターから優良企業の正社員へ。少し前までの話なら夢のようなサービスです。学歴に自信がないと言うだけで転職活動を諦めていませんか。そう言う人にはりくらくを使った転職活動をおすすめします。行動する前に諦めないで、登録してみるといいでしょう。 利用停止中

ハタラクティブ

ハタラクティブ
対象世代
フリーター、第二新卒、既卒など
特徴
未経験OK求人を常時2,300件保有、実際に取材した企業のみをご紹介!
長所
フリーターから正社員への就職を強みとしている
短所
正社員であれば良い人が対象の為、求人の質に疑問符
20代の転職に強みを感じる転職エージェントに見えますが、このエージェントの一番の強みは、フリーターや未経験職種への正社員としての転職にあります。内定率も80%を超えていますので、正社員になりたい20代転職希望者は登録をおすすめします。キャリアに自信がなくても、カウンセリングを受けてみると良いでしょう。 利用停止中

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20's
対象世代
24歳~29歳限定
対象エリア
東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良
対象属性
女性もOK
特徴
第二新卒世代には圧倒的な強みを持つ転職エージェント
長所
第二新卒世代の転職実績は他を圧倒
短所
未経験や初めての正社員の転職活動よりも第二新卒世代の転職に力を入れている。

第二新卒世代の転職実績から得た企業ノウハウを活用しない手はありません。マイナビと言う企業そのものが20代にターゲットを絞った企業戦略を取っていますから、20代の転職をお考えの方は登録してカウンセリングだけでも受けておくべきです。

無料登録はこちら

編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え

  • 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
  • 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
  • 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!

ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。

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