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転職体験談13 ハタラクティブで転職活動した実体験レビューをもとに徹底解剖

転職実体験レポート

転職エージェントハタラクティブを実際に使った体験レビューをMr.お~!が細かくヒアリングして分析、評価します。転職活動に一読必見の記事コンテンツです。

転職エージェントを使い転職に成功した知人、失敗した知人に連絡を取りながら求職者たちの転職活動の実情を取材しました。実体験から転職成功や失敗の原因を分析しながら求職者の転職活動に役立つ記事を紹介するコラムです。

今回はハタラクティブを使い転職活動した20代の知人・河村さん(仮名)のケースです。

実体験レビューするハタラクティブの特徴

学歴コンプレックスを持っている人は多いと思います。どんな企業でも中途採用を募集する時は学歴を問います。大卒以上という肩書を見て、転職を諦めてしまう人も少なくありません。ましてやニート、フリーターの人にとって正社員のハードルは高く見えます。

確かに一人で転職や就職活動をしていると、正社員雇用の募集要項を見れば学歴が大きなハードルになっていますし、そのために「何が何でも大学を出る」という具体的な目標がなくても大学を出ようとする人もいます。

確かに大卒以上の学歴は魅力ですし、大学レベルの高低に関わらず大学さえ出ていれば応募できる企業の数は増えます。逆転の発想で考えると、この学歴前提の求人文化が問題でもありますし、捉えようによってはチャンスにもつながるわけです。

ハタラクティブという転職エージェントの最大の特徴は、こうした学歴コンプレックスに悩む人や現在ニートまたはフリーターとして活動している若者にスポットを当て、優良企業に紹介しながら転職の道しるべをサポートしている点にあると言えます。

ハタラクティブに登録する前に、この転職エージェントが前面に出している支援体制をまとめましたのでご覧ください。

フリーターの就職支援サービス紹介

  • 中卒からの就職
  • 高卒からの就職
  • 既卒からの就職
  • 第二新卒からの転職
  • 大学中退からの就職
  • 大卒からの就職
  • 大学院中退からの転職
  • ニートからの就職

特に赤で記されている支援サービスに着目して下さい。ここまではっきりと支援サービスを謳う転職エージェントはハタラクティブ以外にはないと言っても過言ではありません。中退、学歴に自信がない、社会人経験がないなどの悩みを持つ人に向いています。

一見「そんなに都合が良い話があるのかな?」と思うかもしれませんが、ハタラクティブは3万人以上が利用して、書類通過率が91.4%、内定率が80.4%の実績を誇っています。

その裏付けとなる成功例をこのあとご紹介させて頂きます。

ハタラクティブは関東近郊の求人のみ

良い話ばかり伝えると誤解を生むといけませんので、注意点もお伝えしておきます。

ハタラクティブが紹介している求人は関東の首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)が中心です。地方の人が地方で転職活動するケースには向いていませんが、地方の方が転職を機に上京する場合は別です。

求人は首都圏のみですが、面談などの対応拠点は全国に数か所存在しています。

東京:池袋・渋谷・秋葉原・立川
中部:名古屋
関西:大阪・神戸
九州:福岡

その他にも電話で対応、LINE電話での面談を行うなど、地方に住んでいても首都圏で働きたいという希望者には対応できる転職エージェントになります。

今回取材させて頂いた人は都内在住のフリーターから正社員への転職に成功した実体験です。転職前の働いている地域は関係ないということも、この実体験を通じてお伝えできれば幸いです。

実体験:ハタラクティブを使った転職活動の軌跡

ハタラクティブの特徴についてご紹介してまいりましたが、私の知人でハタラクティブを活用し、正社員として大手企業への転職に成功した知り合いがいます。成功インタビューを実施しましたので、紹介しながらハタラクティブの良さをお伝えします。

今回転職に成功したのは20代半ばの男性・浅野君です。まずは簡単に浅野君のプロフィールを紹介します。

名前:浅野 祐介(仮名)
年齢:26歳
学歴:都内私立大学中退
出身:東北地方
現状:東京23区内のシェアハウスで一人暮らし

彼は私が以前バーテンダーの手伝いをしていたお店で働いていたホストです。イケメンの彼はやった分だけ収入になる仕事がしたく、大学時代に学費を稼ぐためのアルバイトとしてホストを始めました。

仕事が出来る彼はホストの仕事に没頭し、稼げる世界で頑張ろうと大学を辞めてホスト専業の生活を続けます。ところが2020年1月、中国武漢でコロナが発生した頃から雲行きが怪しくなります。そして3月に入ると仕事が激減し、4月には収入が途絶えます。

「お~!さん、自分はもうホスト、辞めようと思っています…。」そんなメールが来たのが、緊急事態宣言が発令される直前でした。会って話を聞きたかったのですが、さすがに外出自粛ムードでしたから、LINE電話で話を聞くことにしました。

せっかく貯めた貯金を減らすだけの生活…

彼が働くお店は3月中旬から客足が途絶え、4月から自宅待機を言われてしまったそうです。彼の職場に限らず、多くの夜のお店が同じような状況に陥ったのはニュースで紹介されている通りです。幸い、稼いでいた彼はいきなり生活に困ることはありませんでした。

ホストとしてガンガン稼ぐ浅野君でしたが、生活は至って質素、部屋は駅に近いシェアハウスを借りて家賃を抑え、貯金だけはコツコツとしていました。実家暮らしの頃は貧しく大学も自分のお金で通っていたことから無駄遣いをしなかったそうです。

お店が休みになり、この先のことを聞かれました。「コロナが完全に収束するまでは、夜の街は昔のように稼ぐことは難しいんじゃないかな?」ホステスの方が稼ぐチャンスがあると思いますし、ホストは裏方ですから稼ぐのはより難しいと思いました。

同じことを感じていた浅野君は「お~!さん、自分もそろそろ正社員として働こうかと考えているんです。」と想定外の相談をして来ました。話を聞くと浅野君はホストが好きなわけではなく、やった分だけ稼げる世界で働きたいという願望が強いそうです。

確かにコロナ渦により生活様式は変わりました。華やかだった夜の世界は敬遠されクラスターの代表格として扱われていますから、働く業種を変えたいと考えるのは当然なのかもしれません。それに彼自身の健康に対するリスクもあります。

「お~!さん、自分みたいな経歴の人間を正社員として働かせてくれる会社はあるでしょうか?」彼の私への連絡の目的はここにありました。転職エージェントの取材をしている私のことを思い出して、その相談のために連絡したそうです。

私はハタラクティブとリクらくの2社の転職エージェントを彼に紹介しましたが、その日は「調べて考えてみます。また連絡します。」と言って話は終わりました。

フリーターから正社員への転職活動スタート

次に彼から連絡が来たのが数日後、すでに緊急事態宣言が発令されていた頃だったと記憶しています。彼はハタラクティブに登録しようと考えました。フリーターから正社員への転職と謳うホームページが、彼に転職の勇気を与えたそうです。

「お~!さん、ところで登録しても外出自粛なのに転職エージェントは対応してくれるのでしょうか?それに企業だって面接してくれるのでしょうか?」慎重なのかビビっているのか分かりませんが、私は「まず登録してみなさい。行動!行動!」と促しました。

浅野君は転職エージェントをハローワークと思っていたようで、それで登録前に私に聞いたそうです。確かにフリーターから正社員になりたいと思う人の多くは転職エージェントの仕組みも知りませんし、具体的な就活方法もイメージできません。

私は彼に転職エージェントの仕組みを紹介しました。転職エージェントは企業と人材をマッチングさせることで、企業から報酬を得ている営利目的の企業。ハローワークのような公共機関ではないから、人材を企業に紹介しないと会社が成り立たないと説明しました。

そして何よりもハタラクティブに登録するなら、転職エージェントの仕組みも良く分からないし、ホストしかやったことがなくて就活のイロハも全く分からないことを始めに正直に伝えるように言いました。

彼は「そんなこと言ったら、就職先なんてないんじゃないですか?」と心配そうに言ってきましたが、ウソなく正直に行動することが成功への近道であることと、ハタラクティブに登録する人はそう言う人が多いと伝えると、安心したようです。

初めての就活/フリーターから正社員への挑戦

慎重なのかビビりなのか、社会人としてまだ自信がないのか…。でもフリーターから正社員になる人の多くは浅野君のような反応を示す人が多いと思います。最初の相談から一週間後、彼はようやくハタラクティブへ登録し、転職活動がスタートします。

本来なら登録後に面談の流れになるのですが、ハタラクティブ側もコロナ対策でテレワークが実施されていたようで、電話での面談になったそうです。「自分は夜の世界しか知らないのですが、そんな自分でも正社員として雇ってもらえるのでしょうか?」

フリーター浅野祐介の正社員への挑戦が始まりました。私から見ても彼は素直で真面目、お金で苦労している分、年齢よりもしっかりとしている人柄です。成果主義が大好きで、結果を出した分だけ収入につながる仕事がしたい彼の性格を担当者に伝えました。

担当者は彼の話に耳を傾け、職務経歴書を作るように話しました。ところがまたここでつまづきます。浅野君は職務経歴書がイメージできません。ホストという仕事に対してコンプレックスがあるのか、それを書いて良いものやらと悩みはじめます。

職務経歴書は正直に制作+担当者のアドバイスで完成度を高める

東北から大学入学のために上京、大学2年までは在学しましたが中退。在学中に始めたホストのバイトにのめり込み、やった分だけ稼げる世界で頑張ることを決めたのが中退の理由。そしてコロナ渦の影響を受け異業種への転職を考え始めた。

これが浅野君の転職理由です。それ以上でもそれ未満でもないですし、正直に書くことで担当者もアドバイスがしやすくなったそうです。学費はホストのバイトで補っていたこと。無駄遣いせずシェアハウスで暮らし、生活は堅実だった点など個性を盛り込みました。

こうして職務経歴書が出来上がりましたが、最大の問題はこの次のステージです。

志望動機は稼げるから。やった分だけ収入になる世界で働きたい。

ホストの世界で頑張ってきた浅野君ですが、実はやりたい仕事が具体的になっていませんでした。そもそもホストも「頑張った分だけ見返りがある」ことでやっていただけで、自分の将来像が良く分かっていませんでした。

「頑張った分だけ見返りがある」この手の仕事の代名詞は営業職です。営業職も様々ですが、私から言わせると不動産業や保険会社の営業はやった分だけガンガン稼ぐことが出来ます。昔は訪問販売で布団を売る人は稼ぎましたが、今は時代が変わりました。

近年は売った分だけ報酬をもらえる業種も多いようで少ないのが実情です。成長産業に入ればある一定時期は歩合でも稼げますが、安定期になると変わります。やはり歴史的実績と社会的信用からすれば不動産または保険の営業がやった分だけ稼げます。

私に相談したりエージェントの担当者と話ながら、彼は保険業界の営業にターゲットを絞ってみることに決めました。不動産はコロカ渦で先行きがはっきりしないこと、資格を取るまで時間がかかること、保険の場合は見直しなどで需要がまだまだあること。

こうした理由で浅野君は保険業の営業マンとしての転職活動に的を絞りました。これが5月の連休前の話です。そうしてステイホームをスローガンとしたゴールデンウィークに突入します。

コロナ渦で募集案件が減少、正社員転職は難しい?

5月の連休が明け、保険会社の営業にターゲットを絞った転職活動がスタートしました。ところが思った以上に企業側が募集案件を出しません。有効求人倍率も下がり始め、失業率は上昇し、社会的には転職に向かい風が吹き始めます。

不安を抱き始めた5月の半ば過ぎに、エージェントの担当者から浅野君に1本の電話が入ります。「浅野君と面談してみたいという会社があるけど、どうします?」中堅の保険会社からのオファーでした。中堅と言っても知名度の高い保険会社です。

浅野君にしてみれば諦めモードになりかけていた時だけに即決で面接する意思を伝えました。面接日程の調整は全て転職エージェントが行ってくれましたが、そもそも自宅待機中の浅野君は常にフリーの状態です。それでもなかなか面絶日が決まりません。

多くの企業が仕事をテレワークに移行し、面接オファーを出しながらも企業側がオンライン面接に慣れていないことなどもあり、調整に手間取ったようです。オファーの連絡から10日後の5月下旬に面接日が設定されました。

熱心な担当者の熱心な面接指導

そもそも浅野君は面接をしたことがありません。夜のお店の面接はバイト、正社員面接のイメージも出来ず、そのことを素直に担当者に伝えました。リクルートスーツは1着持っていましたので、それを着て臨むように言われました。

そしてエージェントの担当者とリクルートスーツを着ながら模擬面接を行いました。夜の世界では時には明るく、時にはクールに自分を変貌させていた浅野君ですが、緊張のあまりガチガチになってしまい、面接する以前の問題でつまづいてしまいます。

「お~!さん、自分、酒飲まないと調子出ないのかもしれません…。」真面目に相談された時はさすがに困り果てました。私もバーテンダーをしていたことがあるので分かるのですが、確かにお酒の勢いで行動できる部分が多い職種でしたから。

苦肉の策として「ベトナム戦争時代、米軍の兵士は禁酒例が出された時にジンジャーエールを飲んでしのいだらしい。」というアドバイスをしたのですが、意外にも素直な浅野君にはこのアドバイスが効果的でした。

でも驚いたのはハタラクティブの担当者です。面接以前の段階でつまずく浅野君に対し、熱心に面接指導を続けてくれました。言葉遣い、オンライン面接時のカメラに映る背景など担当者のアドバイスを真面目に捉え、本番の面接を迎えることになります。

オンライン面接開始、浅野君の結果は?

浅野君はそもそもコミュニケーション能力が高いレベルにあります。それはホストをしていて磨かれた技術でもあります。相手の話に耳を傾け、面接指導で聞いた通り相手の話をメモに取り、メモを確認して問われた通りに回答する。

何よりもホスト時代に培った腰の低さ、愛嬌の良さはジンジャーエールのおかげ?もあり練習通りに発揮できたそうです。面接の話にも出たそうですが、ホステスさんが引退後に生命保険の営業に転身することもあるため、面接の雰囲気はとても明るく進んだそうです。

一週間以内に結果を転職エージェントに回答すると言われ、無事に終了しました。結果が出るまで実際に4日ほどしかかかりませんでした。もちろん採用です。保険会社は若手を欲しがる傾向もあり、また彼の接客センスも高く評価されました。

緊急事態宣言が明けお店に出勤も出来ましたが、夜の街のクラスター化が社会問題になっていたこともあり、浅野君は職場復帰に悩んでいた時に内定を得たことから、出勤せずにそのままお店を辞めることにしました。

元々貯金もありコロナ給付金も申請していたことから生活に対する焦りもなく、7月1日の出社で入社を決めました。エージェントの担当者もとても喜んでくれたそうです。「入社後に困ったことがあれば相談して下さいね!」そう言って内定を祝ってくれたそうです。

コロナ渦の影響を受けたことで転職を決意した浅野君でしたが、7月から新しい職場で新しい生活がスタートすることになりました。

編集長の総評

浅野君のケース、実は夜の街で働いてきた人たちの過去の例から見ても、実例が多くあります。そもそも保険会社は若い人材が少ないのが実情です。昭和の頃は「保険屋のおばちゃん」と呼ばれ、自由な時間で営業出来る主婦が中心に働く業界でした。

時代も変わり保険の見直しを謳う店舗が登場するなど、保険のセールス文化も時代とともに変化し、契約もタブレット端末を使うなど年配の女性では対応できない世界になりつつあります。そうした時代の変化もあり、保険会社は若い世代の人材を求めています。

過去に私がコールセンターで働いていた頃、就職浪人していた知人女性も歩合制の生命保険会社に正社員として転職しましたし、また別の知り合いはハローワークに行こうとしたら入り口で保険会社の人にキャッチされ、そのまま正社員になった例もあります。

若ければ保険会社に入れる、そう見えがちですがそもそも転職がゴールではありません。特に浅野君の場合は夜の街で成功体験もあり、その経験を応用できれば保険会社の営業マンとして十分結果を残すことも出来る筈です。

正社員を採用しやすい保険会社という目線ではなく、フリーターから正社員になった浅野君の転職活動を分析してみたいと思います。

コロナ渦は生活様式を変えてしまった。

浅野君に限らず、飲食業やイベント業、観光業に関わっていた多くの人々が自宅待機を余儀なくされ生活が圧迫し苦労している人が沢山出ました。何よりも最大の問題はコロナそのものの終息が全く見えていないことです。

2002年に発生し2003年に終息したSARS(サーズ)のように「終息の目処」が立つのであれば良いのですが、新型コロナウイルスはいまだに終息が見えません。そうなるとコロナを警戒した生活様式は長期化します。

コロナの長期化が避けられない以上、今まで働いていた会社にいつまでいて良いものか。若い人ほど疑問を持つべきです。浅野君の評価すべき点は、早い段階で転職することを思いついたことだと言えます。

浅野君は夜の世界で同世代には到底無理な収入を稼ぎ出していましたし、またそうした業界にいると中々抜け出せなくなるものです。それでも彼があっさりと転職を考えられたのは「業種ではなく収入」に興味を持って働いていたからだと言えます。

新型コロナウイルスが長期化する以上、夜の世界の経済状態が元に戻るのも相当先になります。また戻らないかもしれません。まだ26歳と若い浅野君にとって、早い段階で異業種への転職を決意したことは長い人生の上でも重要な成功例の決断と言えます。

フリーターから正社員になるためのハンデを克服

私が若い頃にはフリーターという言葉はありませんでした。しかし「正社員として働いたことがない。」というのは今も昔も変わらず就職活動には大きなハンデとなります。私は大学中退後に就職活動をしましたが、5社目の面接で専門商社の営業として入社出来ました。

私の場合は大学中退後速やかに就職活動をしましたが、浅野君のケースは大学中退後5年間フリーターとして夜の街でしか働いたことがなく、本人もそのことを強いコンプレックスとして感じていたため、一人で転職活動することはとても危険でした。

次のポイントは転職エージェントの選択です。もしも浅野君がマイナビなどの大手の転職エージェントを使って転職活動していたらどうでしょうか。大手の場合、ハイスペック学歴や職歴を持つ若い人材が最優先されます。

浅野君は年齢的には第二新卒世代の若手ですが、学歴や職歴上ではハイスペックとは言えません。ですから大手転職エージェントを選択するよりも、フリーターから正社員への転職に力を入れているハタラクティブを選んだことも転職成功のポイントと言えます。

知らないことは恥ではない。今の自分を正直に伝える。

学歴職歴コンプレックス全開の状態で転職活動に臨んだ浅野君ですが、隠さず嘘をつかず自分の状況や希望を転職エージェントに伝えたことも、成功のポイントです。転職活動に限らずなんでもそうですが、悪いことほど正直に早く伝える方が良いのです。

転職エージェントも浅野君を企業に紹介して採用されて利益を得ている人たちです。転職エージェントにとって求職者は商品のような立場でもありますが、共に成功して初めて利益を得る立場ですから協力者になるわけです。

浅野君の転職を成功させようと親身になってサポートしてくれた転職エージェントの担当者も、最初に自分の状況を正直に伝えコンプレックスを強みにつながるように導いてくれたことも、転職に成功できたポイントだと言えます。

転職エージェントの担当者の紹介先企業が良かった点も評価

ゴールデンウイーク明けの国内は、どの企業もテレワーク化が進みスピードダウンは否めない状況でした。そんな中でも地道に浅野君に紹介できる企業を探し続けてくれたエージェントの担当者、何よりも彼の経歴が活かされる保険業界を勧めた点もポイントです。

先ほども少し触れましたが、夜の世界から保険業界へ転身して成功している人は少なくありません。過去の人脈を使い保険をセールスして成約を取るという例は、保険会社には星の数ほど存在しています。

また浅野君自身も営業成績が収入に直結して反映される世界を望んでいることと、保険業界の歩合制の体質もマッチングとしては良かったと言えます。もちろん浅野君が今回入社した会社にとどまらず、保険業界でキャリアアップしてくれたら人生大成功です。

ハタラクティブに限らずリクらくなどの未経験からの正社員採用を強みにする転職エージェントは、ある種のライフプラン的な提案もして来ます。正社員として2~3年働いたのちに、キャリアアップを狙う転職もサポートしてくれることもあります。

繰り返しますが転職はゴールではなくスタートです。転職先で成長し、さらに転職してさらに高いキャリアを積むこともこれからの若者のライフプランとして考えていくべきことだと思います。

ラッキーだった面もあります。

超をつけても良いほど学歴職歴コンプレックスを持っていた浅野君。模擬面接でも緊張しすぎて面接以前の状況でした。お酒に逃げようとした彼がジンジャーエールで緊張をほぐせたのは偶然と言えます。

浅野君に限らず誰しも緊張する思考は持ち合わせています。転職は人生の道を左右する大きな決断です。それだけに緊張する場面は避けられないと考えるべきです。その緊張と自分がどう向き合うのか。これは誰しもが対策を持っておくべきことだと言えます。

保険会社の営業は正社員として入社しやすい?

私やエージェント担当者が浅野君に保険会社への転職を勧めた理由は正社員入社がしやすいからではありません。浅野君のキャリアが活かされることから勧めました。という点はさておき、業種によっては正社員として採用しやすい業界があるのも事実です。

異業種から正社員を採用しやすいと言われる業界

業種未経験者を受け入れる理由
IT業界IT業界は慢性的な人材不足が続き、若い世代に対しては未経験業界からの転職も比較的受け入れています。
運輸業ネット通販の需要拡大で人材が足りません。フリーランスを含め車の運転が出来る人であれば積極的に採用しています。
専門商社大手商社ではなく専門商社です。私もかつて制御機器専門商社に勤務したことがあります。やはり異業種上がりの人が多くいました。
接客業アルバイトが多く、派遣会社に頼っているのが実情。定着率も悪く常に人材不足であることから未経験者でも採用に前向き。
製造業シフト制、24時間体制など労働環境が厳しいことから人材が定着しにくい業界。そのため未経験者でも採用に対しては積極的。

この表に記した業種は、比較的正社員として採用されやすい業種と言われています。だからと言って浅野君に運送業や専門商社を勧める気は全くありませんでした。転職成功のポイントの一つとして、本人の適性が挙げられます。

正社員になることがゴールではなく、やりがいのある仕事に就いて人の役に立ちながら成長し、社会に貢献して報酬を得ていくことが大切なわけです。フリーランスに限らず転職を考える時は、自分の適性をよく考える必要があります。

浅野君は接客業で実績を残し、かつ人脈も広く持ち合わせている点からも保険会社の営業に向いていたと言えるでしょう。

最後に入社前の浅野君に聞いてみました。

実家に帰っても仕事もないし、上京して東京で暮らしたい。その思いを続けることが出来たことが何よりもうれしかったそうです。夢を持って上京する若者は沢山いますし、最近は海外から来る若者も増えています。

少子高齢化が進んでいるとは言っても、東京という街で競争の中で戦っていくことは楽なことではありません。それでも浅野君は稼ぐという夢を持ち、保険会社でTOPセールスとして表彰される自分をイメージしてはニヤニヤしていると言っていました。

既に親しい友人知人に声をかけたり、お世話になったお客様にも辞めたバイト先に許可を得て「保険会社に入社するので後日営業に行かせてほしい。」と伝えているそうです。

この人脈と行動力が結果としてつながれば、浅野君は近い将来保険会社内でのTOPセールスマンになれると思います。その次のステージの話はしませんでしたが、新しいステージに行く前の彼の生き生きとした声はとても頼もしく感じました。

転職しなくて済めばこれに越したことはありませんが、今回のコロナ渦に限らず人生先のことは誰にも分かりません。もしも転職を選択せざる終えない状況になった時は、自分にとってベストな転職方法を模索するべきですし、今はそれが出来る時代です。

フリーターから正社員への転職は、これからの時代は決して難しいことではありません。フリーターやニートから正社員になるためのサポートをしているハタラクティブは、転職エージェントの中でも苦労は多いと思いますが、世の中が必要なサービスなのは確かです。

編集長から見た未経験業種への転職に、おすすめの転職エージェント

リクらく

リクらく
対象世代
フリーターやニート、高卒、中卒、第二新卒、既卒など
特徴
学歴不問で優良企業の正社員へ
長所
フリーターを始めとした学歴不問の正社員への就職
短所
正社員であれば良い人が対象の為、求人の質に疑問符
フリーターから優良企業の正社員へ。少し前までの話なら夢のようなサービスです。学歴に自信がないと言うだけで転職活動を諦めていませんか。そう言う人にはりくらくを使った転職活動をおすすめします。行動する前に諦めないで、登録してみるといいでしょう。 利用停止中

ハタラクティブ

ハタラクティブ
対象世代
フリーター、第二新卒、既卒など
特徴
未経験OK求人を常時2,300件保有、実際に取材した企業のみをご紹介!
長所
フリーターから正社員への就職を強みとしている
短所
正社員であれば良い人が対象の為、求人の質に疑問符
20代の転職に強みを感じる転職エージェントに見えますが、このエージェントの一番の強みは、フリーターや未経験職種への正社員としての転職にあります。内定率も80%を超えていますので、正社員になりたい20代転職希望者は登録をおすすめします。キャリアに自信がなくても、カウンセリングを受けてみると良いでしょう。 利用停止中

マイナビジョブ20’s

マイナビジョブ20's
対象世代
24歳~29歳限定
対象エリア
東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良
対象属性
女性もOK
特徴
第二新卒世代には圧倒的な強みを持つ転職エージェント
長所
第二新卒世代の転職実績は他を圧倒
短所
未経験や初めての正社員の転職活動よりも第二新卒世代の転職に力を入れている。

第二新卒世代の転職実績から得た企業ノウハウを活用しない手はありません。マイナビと言う企業そのものが20代にターゲットを絞った企業戦略を取っていますから、20代の転職をお考えの方は登録してカウンセリングだけでも受けておくべきです。

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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え

  • 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
  • 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
  • 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!

ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。

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