転職体験談8 有名企業への転職にチャレンジするべき世代

転職を考える人の動機は様々ですが、今回のコラムでは「有名企業に転職したい」と言う動機を持つ人のためにMR.お~!が解説します。大企業に勤める知人友人を見て「なぜ自分とこんなにも差が生まれるのか」を考えたことはありませんか。
同じ転職を考えるなら「有名企業への転職」にチャレンジすべき人たちを、編集長の独自目線で体験談を交えながら解説したいと思います。
有名企業に就職すると?
このコラムを読まれる人の多くは、有名企業に勤務していない人ではないでしょうか。心のどこかで「有名企業に転職できたら」と言う漠然とした夢を持っているのではありませんか。勤め先を説明した時に、誰もが知っている会社に勤務していると誇らしかったりしますね。
私自身は若い頃にそういう気持ちは全くありませんでした。むしろベンチャー企業で働き、有名企業にのし上がり、その中核的存在になるのが夢でしたから。一時期はそれを狙えるポジションにいましたが、失ったものの大きさに途中で断念しました。
そしてフリーランスとして独立後、有名企業との取引の有無で周囲の信用がまるで変ってくることを知りました。今、私の主要クライアント様は誰もが知る会社です。その会社の仕事が売上の90%を占めていますから、下部組織みたいなものです。
それだけで周囲の信用は全く変わってくるから不思議です。就職こそできませんでしたが、有名企業の下部組織になったことで、有名企業の持つ様々な力を感じている毎日です。やはり有名企業とは、収入だけではなく色々な意味で周囲に影響を与える存在です。
少し現実的な話になりますが、有名企業・大手企業で働くメリットを整理します。
- 賞与が圧倒的に増え、年収が上がる。
- 福利厚生面が中小零細企業とは質が全く違う
- 法令に順守した職場環境がある
- 家族も自慢できる
- 周囲からの信用度が違う
有名企業に就職すると、良い点を並べればきりも限りもありません。もちろん内部的には色々と問題を抱える人も多いようです。それでも有名企業で働いたことがない人にとっては、憧れる職場に見えるものです。
なぜ自分は有名企業に入れなかったのか
あなたの周りを見て下さい。友人、知人、親戚など一人くらいは誰もが知る会社や組織で働いている人はいませんか。そしてなぜ自分は今の会社で働いているのかと疑問に思ったことはないでしょうか。何よりも有名企業で働く人と自分との差は何なのでしょうか。
有名企業で働くケースは大きく分けて2通りあります。
- 優秀で学歴も高く、新卒時に有名企業に就職したケース
- 働いているうちに会社が大きくなり有名企業になってしまったケース
私の友人の一人に、小さな教育関係の会社で働いていた人がいました。今その人は、上場目前の会社の社長まで上り詰めました。そしてその会社名は誰もが知る会社になりました。
今思えばその友人の会社の古い社員さんたちの中には、転職してしまった人もいたと記憶しています。残って頑張った人たちは、今では高収入を得る会社の幹部にまで成長し、有名企業の役員クラスになっています。
私の周囲には2のケースの人が多く、1のケースの人は稀です。誰もが知る有名な電機メーカーの社員になった人がいますが、その人は夜学を出て苦労して有名企業の就職を勝ち取ったケースです。
自分だって頑張ったのに、なぜ有名企業で働けなかったのでしょうか。原因は様々考えられますが、次の章では希望が持てる話をしたいと思います。
編集長が勧める「今こそ有名企業の転職にチャレンジするべき」人たち

令和に入った今現在の日本は、先進国としての地位も取り戻しました。特にオリンピック・パラリンピックを前にした東京は好景気に沸いています。この好景気が始まったのはおおよそ今から4年ほど前です。5年~10年前はまだまだ景気は低迷中でした。
その景気低迷中の時代に就活していた人たちは、就職先の内定をもらうまでに相当な苦労をしたと思います。私がアルバイトをしていた大手企業のコールセンターにも、就職浪人中の女性もいましたから。
こうして時代背景が原因で就職に苦労した人、2019年12月現在で32歳以下の人は、当時と今の就職戦線の違いに気づいているはずです。この世代の人たちは、今こそ有名企業に転職するチャンスが訪れていると考えて良いでしょう。
第二新卒世代よりも上、28歳から32歳の間位の世代の人は、今なら有名企業への転職に成功できるかもしれません。転職エージェントもこの世代の転職にも力を入れているところが多数あります。
特に女性の転職に特化している転職エージェントを使えば、結婚や子育てのことを考え始めている世代の女性たちにも大いにチャンスがあると言えます。転職エージェント選びに失敗しなければ、28歳から32歳の世代は男女問わず転職チャンスがあるかもしれません。
学歴にコンプレックスを感じている人も、若さと今のやる気と、これまでの実績を武器に挑戦する価値は十分あると思います。
体験談 : 有名企業に入るまでの軌跡ではなく奇跡

この話は今までの話とは少し方向性が反れるかもしれませんが、ある無名大学を卒業した人が、誰もが知る有名企業に就職した時の話です。まさに奇跡的な就職活動でした。
その人は2人兄弟の一番上、下の兄は頭も良く有名小学校からエスカレーター式の進学制度で大学に進んでいます。本人は小学校受験に失敗し、中学受験も第二希望の学校へと進学、大学も都内の一流大学ではなく無名の大学に進学します。
向上心溢れるその人はどんな状況もポジティブに捉え、就職活動時も有名企業に挑戦します。無名の大学の就活ゼミの先生も「うちの大学からそんな大会社への就職は無理!」と最初は諦め顔です。でも本人は全くひるまず夢を追いかけます。
その人の就職活動は「戦略の勝利」と言って良かったでしょう。就職した誰もが知るその会社は東証一部上場の大企業。関連子会社も数十社ありました。その人はその会社の全ての企業の特性を学び、子会社も含め全ての関連会社の面接を受けます。
内定が出た会社、出なかった会社、結果は様々だったようですが、一番驚いたのは本命企業の人事担当です。社員でさえ勉強不足で知らないような会社の全体像を、その人は就職活動中に全て学び、覚えてしまっていたのです。当然ながら数十社の関連企業の中心的な本社へと内定を勝ち取り、就職することが出来ました。
無名の大学にとっても初の快挙と大喜び。何よりも学生時代に受験に失敗して無名の大学に進学した本人が、この好景気を味方にした就職活動で、弟も入れそうにない有名企業に就職してしまったのです。人生、一度や二度の挫折で諦めたらいけませんね。
補足ですが、この人は就職した会社とその関連企業しか就活しませんでした。その他の企業はエントリーすらしなかったそうです。まさに狙った目標に関わる会社だけに絞って、就職活動したわけです。
これは転職ではなく新卒の就活の事例ですが、今の時代背景を捉えていると言えます。学歴ばかりを重視せず、企業側は会社にとって必要な人材を欲しがっていると言えます。
学歴だけが全てではありません。働きたい会社で自分がどのように役立ち利益に貢献できるのか、そのために何を学ぶべきなのか、今できる最大限の努力が出来れば良いわけです。新卒の就職戦線も転職戦線も、企業が求める人材の本質には何ら違いはありません。
まとめ
私の周辺にはこの時期に有名企業に「転職」した事例がなく、新卒の就活事例をご紹介しましたが、企業が求める人材の本質は同じと言う点はご理解いただけたと思います。
特に景気に左右され新卒時の就活に苦労したという30歳前後の世代にとっては、今の時代なら学生卒の時に叶わなかった夢を追うことが出来る可能性が高まっています。就職戦線、転職戦線は時代背景の影響をまともに受けます。チャンスは今、そう捕らえて下さい。
編集長から見た大手企業向けの転職におすすめの転職エージェントはこちら
マイナビエージェント
JAIC(ジェイック)
JACリクルートメント
@type女性の転職エージェント
ハタラクティブ
リクらく
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。