人気企業への転職 上場企業平均年収ランキングからの分析

転職先を探す時に、あなたはどんな判断基準を持ちますか。人それぞれ違うとは思いますが、やはり多くの人は「誰もが知っている会社」に転職出来たら素敵だと考えると思います。このコーナー「人気企業への転職」では、人気企業の転職事情を解説します。
会社四季報を始めとしたツールを元に編集長独自の分析結果を解説しながら、転職を考えている人に役立つ情報につながるようかみ砕いてお届けいたします。
上場企業の平均年収ランキングTOP5
企業名 | 業界 | 40歳の平均年収 |
M&Aキャピタルパートナーズ | コンサル | 2,920万円 |
キーエンス | 電子部品 | 2,299万円 |
GCA | コンサル | 2,129万円 |
ヒューリック | 不動産 | 1,641万円 |
ストライク | コンサル | 1,636万円 |
会社四季報業界地図2020年版より抜粋
会社四季報に目を通すと、今まで知らなかったことを知ることが出来ます。新聞やテレビ、ネットでは入手できない込み入った情報が沢山あるからです。ここで述べる平均年収TOP5は多少のネットメディアやマスメディアで公開されています。
マスコミが長い私にとって、無償で全ての情報を公開するのは編集者として心が痛むので、TOP5まででご勘弁ください。別にTOP50を知っていることが転職のカギを握るわけでもありません。この情報を元に、転職企業選びのスタンスをお伝えしたいと思います。
TOP5は一体どんな会社?年収比較とその差は一体?
TOP5を並べてみましたが、5社中3社はコンサル系です。この段階ではっきりしてきますが、高年収を得るのであればコンサル系の会社が一番良いと思って下さい。その理由はこのあと述べますが、コンサル系の需要だけは今後も下がることはないと予想します。
年収が分かるとその会社が一体どこにあって具体的にどんなことをしているのかも気になるものです。調べてみましたので簡潔にご紹介したいと思います。
M&Aキャピタルパートナーズ

本社:東京都千代田区丸の内1−9−1グラントウキョウノースタワー
事業内容:M&Aの仲介企業(簡潔すぎますがこれがメインです)
キーエンス

本社:大阪市東淀川区東中島1−3−14
事業内容:自動制御機器、計測機器、情報機器、光学顕微鏡・電子顕微鏡などのメーカー
GCA

本社:東京都千代田区丸の内1−11−1 PCP丸の内
事業内容:M&Aの仲介企業(簡潔すぎますがこれがメインです)
ヒューリック

本社:東京都中央区日本橋大伝馬町7番3号
事業内容:不動産の保有賃貸業・投資開発事業を柱とする不動産会社
ストライク

本社:東京都千代田区大手町一丁目9番2号 大手町フィナンシャルシティグランキューブ
事業内容:M&Aの仲介企業(簡潔すぎますがこれがメインです)
解説
M&Aの仲介が出来るようになると高年収を得る近道につながります。特に近年は事業継承者の不足や大手企業の事業部売却、何よりも資金力がある企業は事業をゼロから立ち上げるよりも会社を買う方が結果は早いですから需要は常にあります。
成長産業は時代とともに変わり、衰退産業も同じく変わります。プロ野球の世界を見ると分かりやすいですが、今一番資金力があるのは新聞社系列のジャイアンツやドラゴンズではなくSoftbankです。M&Aに興味を持つことは高年収への夢が広がります。
他の電子部品・不動産業界はどうなのでしょうか。私は若い頃にキーエンスと同業の商品を売る商社にいましたので、この企業の強さは知っている方です。とにかく開発力がずば抜けています。本来仕事とはお客様の困ったことにお応えしてお金をいただくこと。
キーエンスと言う会社は昔からそのスタンスで時代にない商品を生み出し、何よりも値引きを一切しないで価値に見合う仕事をして成長してきました。ものづくりが好き、開発が好き、自信を持った商品を売りたい人はキーエンスで仕事をすると収入も見合ってきます。
最後にヒューリックですが、高収入を得られる不動産会社は沢山あります。この会社の着目点は上場企業であること。ちなみに不動産の世界で仕事が出来る人は、ヒューリック以上に年収を得ている人も沢山います。
この世界は個人的な意見ですが、会社に拘らずどこまでも個人のスキルを磨き上げればサラリーマンでは得られない年収が得られる世界です。私個人の解説先としては深い話は出来そうにないのでここまでとします。
今の年収と比較・その差を埋めるには?
さて、上場企業の年収ランキングを見て感じたことは様々でしょうが上位5社はあなたが知っている会社だったでしょうか。冒頭で有名企業を「誰もが知っている会社」と表現しましたが、有名企業=年収もTOPクラスと言うわけではありません。
ですからここで考えるのは「今の自分の年収」と「TOPクラスの年収」との差です。この差をどうやって埋めるかが、生き方にもつながってきます。
- 会社を興して年収を得る
- 転職してキャリアを積み大きな会社で結果を出す
- 自分には無縁の世界とあきらめる
年収の高い企業を知ることは、自分の生き方の方向性も少なからず考えさせられることにつながります。私は若い頃に1を選択しましたが、あの時に2を選択しなかったことを後悔しています。若かりし頃に「キーエンスに来ないか」と言われたことがありましたから。
高年収を得られる企業に転職するには
会社を興して社長として高収入を得るのも一つの選択肢ですが、ここでは転職を機に年収を上げるチャンスを増やすことを解説したいと思います。
それでは高年収を得るために転職したい人はどんなステップを踏めばよいでしょうか。
- 会社四季報などの専門誌を見て年収の高い会社を知る
- 自分に向く業界を選び業界の絞り込みをする
- 高収入案件の多い転職エージェントに相談する
簡単そうに思える3つのステップですが、実際にやってみると良いです。意外と考えさせられます。特にキャリアを積みたい20代、キャリアアップしたい30代の人たちにとっては、この3ステップを踏むことで転職すべきかの方向性が明確になるはずです。
まとめ
出来る限り簡単にまとめるように書きましたが、高年収を得てみたいと思えて来たでしょうか。そして得るための自分のスタンスは定まりましたでしょうか。ただ漠然と「沢山給料が欲しい」と言う気持ちだけでは転職も簡単には出来ません。
自分はどんな業界で活躍してどれくらいの年収が得たいのか。その目標を達成できる企業とは一体どこなのか。最低限この手の知識を備えてから高収入案件に強い転職エージェントに相談すると、道は開けてくるはずです。
編集長から見たハイクラスの転職に特化した、おすすめの転職エージェント
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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。