NTTドコモやKDDIなどキャッシュレス決済で人気の企業へ転職するには

転職を考える人の動機は様々ですが、このコラムでは「有名企業に転職したい」と言う動機を持つ人のために解説するコラムです。大企業に勤める知人友人を見て「なぜ自分とこんなにも差が生まれるのか」を考えたことはありませんか。
今回のコラムでは、NTTドコモやKDDIなどキャッシュレス決済の需要拡大に力を入れている業界の転職事情を解説してみたいと思います。
キャッシュレス決済に対する国や企業の方向性
昨年10月から消費税が引き上げられましたが、生活への実感は湧きましたか。クレジットカードの明細を見ると5%還元の文字がちらほらと。値引きしてもらえるのはありがたいことです。ところがこのキャッシュレス決済、いまだに中小規模店舗への普及が思った以上に進まないのも事実です。
個人商店に行くと「うちは現金だけなのよね。」という声もいまだに聞きますが、このキャッシュレス決済の普及に対して政府はどのような方向性を示しているのでしょうか。
2025年には現金支払いとキャッシュレス決済の比率を40%まで引き上げ、最終的に80%まで引き上げる方向性を政府は示しています。そうなると、キャッシュレス決済の普及に伴い大きな需要が生まれるわけです。
この普及に対して各企業はどのような方向性を示しているのでしょうか。企業四季報に掲載がありましたので、その内容を紹介しながら解説してみたいと思います。
キャッシュレス決済を扱う企業の転職動向

様々な企業がキャッシュレス決済の普及に向けた動きを見せていますが、企業四季報では大きく6つの分野に分けて紹介されていました。
通信系 NTTドコモやKDDI
企業 | 訴求先 |
NTTドコモのd払い | dポイントとの連携を強みに約7,800万人の契約者への普及を中心にシェアを拡大 |
KDDIのauPay | 約5,500万人の契約者への普及を中心にシェアを拡大 |
ネット系 PayPay や LINE Pay など
企業 | 訴求先 |
PayPay | 一日あたり約9,000万人が利用しているYahoo!Japanの利用者へ訴求 |
楽天 Pay | 一億人以上の楽天 ID 所有者へ訴求 |
LINE Pay | 月間8,000万人以上のメッセンジャーアプリ利用者へ訴求 |
メル Pay | フリマアプリ「メルカリ」の売上金を利用することが出来る。 |
金融系 JCB や みずほフィナンシャルグループ
企業 | 訴求先 |
JCB(QuicPay) | 2020年夏には自社コード決済開始 |
みずほフィナンシャルグループ | J-CoinPay は地銀 60行を巻き込み訴求 |
三井住友フィナンシャルグループ | 決済企業の中核を担う GMO ペイメントゲートウェイと戦略提携。事業者向け次世代決済システムを共同開発。 |
三菱 UFJ フィナンシャルグループ | 独自のデジタルコインを使った決済サービスを開発中。 |
交通系 JR東日本
企業 | 訴求先 |
JR東日本(Suica) | JRグループの駅ナカ・駅チカに加え加盟店も豊富。利用者は 715万人 |
流通系 FamiPay や WAON など
企業 | 訴求先 |
ファミリーマート(FamiPay) | 全国のファミリーマートで利用可能 |
ローソン(ローソンスマホペイ) | 利用者が商品のバーコードを読み取り決済が可能。全国のローソンに普及中 |
イオングループ(WAON) | イオングループ各店及び提携先の小売飲食店で使える電子マネー。バーコード決済はPayPayがイオンでの利用が可能 |
海外勢 Amazon や 中国系企業
企業 | 訴求先 |
Amazon | Amazon会員が提携先のネット通販各社で簡単に決済が可能 |
テンセント(ウィーチャットペイ) | 訪日中国人の利用が可能。 LINEPay加盟店端末での利用も可 |
アントフィナンシャル(アリPay) | 訪日中国人の利用が可能。 PayPay加盟店端末での利用も可 |
これだけ多くの国内外企業が集い競争するキャッシュレス決済。人材が必要なのは確実です。そして何よりもキャッシュレス決済普及率80%を示す国家目標に対し、各社も利用者の拡大に向けた投資はしばらく続くと予想できます。
こうした企業への転職のチャンスはあるのでしょうか。
キャッシュレス決済を扱う企業への転職に成功する手順
ここまで紹介したキャッシュレス決済普及需要に対する企業の人材獲得需要も高まる一方です。名だたる企業が戦力となる人材を集めるために、どのような対策を考えているのか気になると思います。
これらの大手企業は一般公募で人材募集を募ると、応募者が殺到し大混乱を生みます。このような事情から多くの企業は転職エージェントに人材集めを委託し、優秀な人材を紹介した転職エージェントに出来高制の報酬を支払います。
ところが転職エージェントに登録すれば、どこでも良いというわけではありません。誰もが知る大手企業の求人を多く扱っている転職エージェントは限られています。
編集長から見た大手企業向けの転職におすすめの転職エージェントはこちら
マイナビエージェント
JAIC(ジェイック)
JACリクルートメント
リクルートエージェント
@type女性の転職エージェント
Spring転職エージェント
デジタル機器を扱う関係上、若い人材を欲しがる企業がほとんどです。
むこう5~10年かけて普及させる需要ですから、20代~30代の人材にそのチャンスを期待しているのがうかがえます。
体験談:先見性を見抜いた人の5年先の人生

一見身近でもあり、あまり縁がないと言う人も今現在は多いキャッシュレス決済ですが、新しいものが生まれる時は普及に時間がかかるのも日本人の特徴です。スマホが普及し始めた頃、SNSが普及し始めた頃、その頃を思い浮かべると何となく想像できると思います。
キャッシュレス決済も今皆さんが当たり前のように触っているスマートフォンと同じように、身近になる時代がやってきます。その先見性を見抜き、転職のチャンスを活かすことも大切です。
体験談を交えながら先見性を見抜き動くことへの重要性をお伝えしたいと思います。
Mr. お~!の20代後半の出来事
当時はまだまだ携帯電話の普及が始まったころで、インターネットを使う人も少ない時代でした。私はこの頃「これからの時代は健康」「これからの時代は通信販売」と先輩方から聞かされていましたので、その双方を備えた企業への営業広略を考えていました。
私は広告代理店の営業マンでしたから、取引先にその提案を持ち掛け乗ってくれた人がいましたので、広告を扱いながら需要を探っていました。その企業は2年ほどで急成長を遂げます。
しかしながら当時のマスメディアは保守的で、通信販売を扱うガイドラインも明確なものがなく、扱いを拒むメディアが大多数でした。特に健康食品産業については「詐欺集団的な扱い」をした新聞社もありました。転職の話を持ち掛けた時も、家族身内は猛反対…。
結果的に反対を押し切り転職した私は、保守的なマスメディアを一社一社と丁寧に口説き落として、会社も急成長を遂げました。もちろん自分の収入も社会人になる時に考えていた金額を大幅に超える収入を得ることも出来ました。
キャッシュレス決済の普及に一役買う仕事に成功すれば、あなたの未来も拓けてくると思います。
まとめ
今回、キャッシュレス決済に注目し転職事情を紹介した背景は、私自身の経験談が大きいのは確かです。転職する理由は人それぞれですが、一度きりの人生です。チャンスが見える業界に飛び込み、自分の可能性を高め成長できればと思いました。
転職エージェントの多くは無料で利用出来ますので、登録してみてはいかがでしょうか。
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。