トヨタ,ホンダ,日産など国内自動車メーカーが開発に急ぐライドシェア業界の転職事情

転職を考える人の動機は様々ですが、このコラムでは「有名企業に転職したい」と言う動機を持つ人のために解説するコラムです。大企業に勤める知人友人を見て「なぜ自分とこんなにも差が生まれるのか」を考えたことはありませんか。
今回のコラムでは、トヨタ,ホンダ,日産など国内自動車メーカーが開発に急ぐライドシェア業界の転職事情を解説してみたいと思います。
自動車業界が開発を急ぐライドシェアの将来性
ライドシェアという言葉をご存知でしょうか。ライドシェアを解説すると乗用車の相乗り需要をマッチングさせるサービスです。ライドシェアには2種類あります。
配車型ライドシェア
タクシーではなく一般の人が運転する車に相乗りすることです。時間もあり車も余っている人と、タクシーほど高いお金を支払わずに車で移動したい人をマッチングさせるサービス。ウーヴァーと言えばイメージ出来てきますか。
ちなみに現状日本では配車型ライドシェアは違法扱いとされ、一部の地域で利用されているのみです。海外で暮らす知人はこの配車型ライドシェアを使っていると言っていました。
カープール型ライドシェア
これは車の所有者が向かう目的地と同じ方向に向かいたい人をマッチングさせるサービス。昔は北海道などでヒッチハイクする若者をよく見かけましたが、ヒッチハイクの場合、道路に立ち看板を掲げて同じ方向に向かう親切な人を待ちます。
カープール型ライドシェアは、そのマッチングをネット使って行うサービスです。
いずれのサービスも事前決済が前提です。この市場に大手企業各社の注目が集まっています。世界のライドシェア市場の予測としては2025年には現在の3倍の需要まで拡大すると言われています。金額換算すると23兆円市場です。(企業四季報より)
ライドシェア開発を急ぐ自動車メーカーへ転職するには
この23兆円に膨れ上がると言われているライドシェア市場に、国内外問わず大手企業が参入を急いでいる現実をご存知でしょうか。大手各社の動きを紹介します。
- 世界のライドシェア各社の大株主⇒ソフトバンクグループ
- トヨタ自動車とソフトバンクグループが2019年にモネ・テクノロジーズを設立。
- ホンダ・日産をはじめ自動車メーカー各社は無人ライドシェアの開発を進める。
国内自動車メーカー各社(トヨタ自動車・日産自動車・本田技研工業)は無人ライドシェアのサービス開発に向けて動いています。要するに自動運転の無人自動車の開発ということです。このサービスが実現するとタクシー業界はどうなってしまうのでしょうか。
タクシー業界の現状

タクシー業界としては、東京オリンピック・パラリンピックの訪日観光客向けに配車アプリの開発に動いています。時々コマーシャルを見かける人もいるのではないでしょうか。
配車アプリは出発地と目的地をアプリで事前登録し、タクシーが出発地まで迎えに来てくれます。そして目的地を告げることなく目的地まで運んでくれます。もちろん事前決済サービスです。無人ライドシェアはこのサービスを、自動運転車を使い無人で行うものです。
この需要拡大に向け、国内外問わず大手自動車メーカー各社が動いているわけです。
見逃せないカーシェア業界の転職事情
カーシェアは都心で暮らす人にとっては身近になってきているのではないでしょうか。ちなみに私は東京23区の中でも一番人口密度が高い街に暮らしています。車を所有すれば駐車場代だけで毎月5万円+車の維持費ですから持てる筈もありません。
ところが私は頻繁に車を使います。もちろん車も所有していなければ、駐車場代もかかっていません。カーシェアというサービスを毎月1~2万円は使っていると思いますが、とても便利です。もちろん自動車保険も含まれていますから安心して乗ることも出来ます。
企業名でカーシェア業界大手を紹介すると
企業名 | 特徴 |
パーク24(タイムズカーシェア) | 拠点数約 1.2万ヶ所/台数 2万5千台強 |
三菱不動産(Careco) | 拠点数約 2.2千ヶ所/台数 4千台弱 |
オリックスカーシェア | 拠点数約 1,790ヶ所/台数 3,107台 |
この三社が大手になりますが、その他にも自動車メーカーでは日産自動車やホンダ、外国メーカーではダイムラーとBMWが共同してカーシェアサービスを提供しています。
月額定額で車を貸し出すサービスも

企業名 | 特徴 |
トヨタ自動車(KINTO) | 月額約 4万円から利用できる。 |
IDOM(NORERU・ノレル) | 月額 59,800円からBMWの新車に乗れる |
アウディオンデマンド | 1日 21,000円から/都内限定 |
レンタカーとは違い、長期間一定金額で借りることが出来るカーシェアリングが特徴です。
特に車の需要は郊外が中心でしたが、高齢化社会に伴い高齢者の免許返納が増え自動車所有の需要が縮小しています。元々車の需要が薄かった都市部へカーシェアリングと形を変えて自動車メーカー各社が新しいサービスを提供しています。
これからの自動車業界の方向性を読み解く
こうした自動車業界変革の根底にある考え方は「これからの時代、車は所有するものではなく移動するために利用するもの」へと考え方が根底から変化しています。
ライドシェア市場の拡大、カーシェアリングやカーリースは、車を所有物ではなく移動手段のために借りるものとして生まれたサービスです。トヨタ自動車を筆頭に自動車メーカー大手各社は車に求められる需要の変化に合わせてサービスの提供方法を変更しています。
こうした需要の変化に合わせ、新しい人材も必要になっています。特にライドシェアのような新しい市場を切り開く仕事にやりがいを感じる人にとってはチャンスです。自分の長い人生の中で「ライドシェアの需要は自分が切り開いた」という歴史を作れます。
ところがこうした大きな需要を切り開くには、誰もが認める大きな会社の後ろ盾が必要です。そしてトヨタ自動車だけでなく大手企業は、人材採用を大々的には行っていません。ここで重要なカギを握っている存在が転職エージェントになります。
大手企業は募集広告など一般のメディアを通じて人材を募集すると、応募数があまりにも多くなり対応が難しくなります。こうした背景もあり、人材の募集は転職エージェントに委託しているわけです。
大手企業への転職を一人で行うのはとても大変ですが、転職エージェントとタックを組んで募集に挑むことで、あなたにも大手企業で働くチャンスが生まれる可能性は十分にあります。「ライドシェアの世界で働いてみたい」その気持ちが大切です。
一度、転職エージェントに登録してカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。利用は無料ですから。チャンスを見逃さず自分に引き寄せることが大切です。
まとめ
5Gの登場、AI市場の躍進、無人自動車にライドシェア。ITの進化は今までの常識を大きく覆し、新しいサービスを生み出します。一見他人事のように思える新しい市場が生まれれば、そこには人材が必要になり採用枠が開かれます。
この採用枠を自分のチャンスととらえるかどうかも長い人生を生きる上では重要です。今の会社の未来に不安を感じているのであれば、未来の成長産業に身を置くことを考えてみてはいかがでしょうか。
編集長から見た大手企業向けの転職におすすめの転職サイトはこちら
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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
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