2020年上半期の営業職の転職動向を探る。転職に優位なポイントとは?

転職を考えている人に役立てればという思いでこのサイトを立ち上げました。同じような転職を解説するサイトは数多くありますが、当サイトでは編集長独自の目線と経験を交え解説することがポリシーです。
経済動向、転職市場動向、こうした情報は一見難しいもので、特に若い世代の人が見ても良く分からないという意見も聞きました。このカテゴリーでは「分かりやすく」をモットーに転職を考えている人たちに役立つ市場動向を分析してみたいと思います。
今回は「営業職の2020年上半期転職動向」について解説します。
2020年上半期営業職の転職動向は?
営業職に限らず、2020年上半期の転職動向は横ばいと言われています。採用枠を極端に増やす企業は少なく、むしろ採用に対して慎重な姿勢であるという見方が多くの意見です。
dodaが予測する2020年上半期営業職の転職動向によれば、コンサルティングファームや人材業界、webやITの業界では求人の増加が予想されています。この手の業種は有効求人倍率も高く、また人件費も高騰しています。
これは私個人の見解ですが、営業職に限って言えばあまり景気に左右されずに転職が可能な職種だと考えています。営業に求められるミッションは会社の利益を上げること。利益に貢献出来る人材であれば、企業側は景気に関係なく採用するものです。
異業種よりも同業種への転職であれば、あなたの持つ営業力で面接官をも口説き落として転職が出来る。それが営業職の強みではないでしょうか。そしてこれからの時代、どのような営業職が求められるかについても解説してみたいと思います。
営業職に求められる近代スキル

私は営業職が長く、商社に始まり広告会社では15年近く営業職をして来ました。特に広告会社時代の営業経験はクライアント(顧客)の営業代行も数多く経験して参りましたので、幅広い業界の営業の特徴は理解しているつもりです。
90年代の営業スタイルは提案型営業と言うスタイルが求められ始めた時代。2000年代に入るとパソコンを駆使した営業スタイルが評価され、特にPowerPointを用いたプレゼンテーション能力は高い評価を受けました。
2010年代に入るとモバイル機器を駆使した営業は当たり前とされ、ビッグデータを活かせる提案力も求められるようになりました。プレゼンテーションの席では横文字を使った言葉が増え、ついて行ける人とついて行けない人の差がはっきりし始めたのが特徴。
2020年代はどんなスキルが営業職に求められるのでしょうか。ここまで紹介したスキルはあくまでも手段であり、営業に求められることは時代が変わっても本質的なスキルは「誠実さ」です。企業を代表してお客様を訪問するのが営業職なのですから。
手段に惑わされ、営業の基本スタンスである「誠実さ」を忘れてしまうと、転職はおろか成績すらついてこなくなります。分かっているようであいまいにしがちな点ですから注意して下さい。それでは2020年代が求める営業スキルについて紹介します。
2020年代に求められる営業スキルとは
プロデュース力やコンサルティング力のある人材、これが2020年代に求められる営業スキルだと思って下さい。一つ一つ解説します。
プロデュース力
これは会社が売る商品と販売する企業や顧客の持つ課題に対して、価値を提供できる能力です。いくら良い商品を会社が作っても、販売先にその良さが活かされなくてはいけません。
弊社の商品が御社の課題を解決し、○○の付加価値を提供できる。
言葉で言うのは簡単ですが、商品を購入する顧客から受注を受けるクロージング能力も重要な要素。その前段階のプロデュース能力が20年代は求められます。
コンサルティング力
商品導入後、顧客の課題解決のためにアフターフォローや新たな課題を探り出し提供できるような能力を指しています。新規開拓したお客様を末永く企業としてフォローを続けるには、営業のコンサルティング能力は不可欠です。
商品の販売に特化するだけではなく、顧客の声に耳を傾け、その中から課題を探り出し解決を提案できる能力は経験だけでは不可能。日々新しい情報に触れ、勉強し続ける向上心も必要です。
営業職の転職におすすめの転職エージェントベスト4
ここまで近代営業職に求められるスキルを紹介しましたが、そのスキルを持っていると自負している方、今の会社で果たして満足出来ていますか。10年後、今の会社でビジョンは達成できそうですか。そこに疑問を感じたら転職エージェントに相談しましょう。
営業職の転職におすすめの転職エージェントを、編集長独自の目線で解説を加えてご紹介いたします。
第4位:マイナビエージェント
20代の転職であればマイナビの右に出る企業はないと言っても過言ではありません。またマイナビエージェントが誇る求人数や求人内容は20代に特化しているものが多くあります。担当者も20代の転職実績を多数持つ人が沢山いますから、相談してみる価値ありです。
第3位:リクルートエージェント
転職を扱う企業としては業界最大手のリクルート。マイナビがなぜ20代の転職に特化しているのかと言えば、リクルートを凌駕出来ないからではないでしょうか。特に社会人経験10年を超える人材の転職実績においては、リクルートエージェントに敵う会社はありません。
第2位:doda
業界最大級の求人案件を誇り、幅広い世代の転職をサポートするdoda。doda転職フェアの開催規模や参加企業を見ると分かりますが、求人案件の数では業界TOPと言えるのではないでしょうか。あなたの力を存分に発揮できる企業を紹介してくれるはずです。

第1位:ビズリーチ
ビズリーチは有料転職エージェントですが、営業職に自信があるのであれば、自分に投資もできるはずです。ヘッドハンターたちがあなたのスキルを高く評価してくれる企業を見つけ出してくれます。
ビズリーチに対して少し贔屓目に話しますが、この転職エージェントを使い転職活動をすることで、あなた自身の営業力も上がると思います。登録は無料ですからまずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。その理由が分かるはずです。
体験談:営業職を続けてきた理由
私が初めて営業をしたのは新聞の勧誘です。学生時代に新聞配達をしていました。給与がもっと欲しくなり集金業務も行い、そのうちに勧誘業務までするようになりました。いわゆるBtoCの営業スタイルをここで学びました。
続いて商社に入社した時。これは正社員として初めて働いた会社です。企業相手の営業、いわゆるBtoBの営業スタイルを学びました。
ともに働いた先に「かっこいい!」と思えた先輩がいました。「先輩のような営業になりたい!」その思いだけでは追いつけない。先輩の口癖まで真似、日々先輩の行動や仕事の仕方まで観察し、まるで物真似をするように仕事を覚えました。
そしてその後、夢だった広告業界へ転身。そこでは新聞の勧誘で憧れた上司、商社で憧れた上司の両社から得たスキルを発揮。後輩から「お~!さんみたいな営業になりたい!」と思ってもらえるよう頑張りました。
後輩に慕われ営業職が楽しかった時代の話ですが、営業職はここで終わりません。「より高いステージで自分を試したい」そう思うのではないでしょうか。私はその後、お客様の会社にヘッドハンティングされ経営を学びました。
こうして人と出会い、自分の人生を切り開いて行けることが営業の醍醐味だと私は思いますが、読んで下さる方の考えはいかがでしょうか。
まとめ
営業職にはロマンがあります。ところが日常のノルマに追われ、営業職本来の良さを忘れてしまっていませんでしょうか。もしそうだとしたら、今の会社で仕事をし続けることが良いのか悪いのか考えてみて下さい。
転職しないまでも転職エージェントに登録し、カウンセリングを受けてみるのも一つの方法です。あなたの営業力を欲しがる会社が見つかるかもしれません。自分の人生を切り開くのはあなたの行動と営業力です。
編集長から見た営業職の転職におすすめの転職エージェント
ビズリーチ
doda(デューダ)
リクルートエージェント
マイナビエージェント
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。