医療業界の転職動向【2020年版】 薬剤師やドクター、看護師や介護士のの転職は転職エージェントの利用がおすすめ

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経済動向、転職市場動向、こうした情報は一見難しいもので、特に若い世代の人が見ても良く分からないという意見も聞きました。このカテゴリーでは「分かりやすく」をモットーに転職を考えている人たちに役立つ市場動向を分析してみたいと思います。
今回は医療業界の2020年転職動向を追ってみました。
医療業界の中でも転職に優位な職種とは
2020年の転職動向は横這いと言われていますが、それは医療業界も同じです。むしろ医療業界は高齢化社会が進み慢性的な人材不足に陥っていますので、横這いと言いながらも比較的売り手市場(求職者優位)とみて問題ないでしょう。
それだけに医療業界については業界特化型転職エージェントが多いというのも特徴の一つです。医師、看護師、薬剤師、介護士など専門職に特化した転職サポートを求めるニーズは常にありますし、業界特有に離職率も何かと話題になっています。
ですから年度が変わっても転職に優位不利という状況をあまり考えなくてよいと思って下さい。ただその中でも、薬剤師の転職については少しだけ事情が違うようです。
薬剤師の転職は戦略が重要
薬剤師さんが転職を考える時、大きく3つの職種に分かれて検討すると思います。
- 病院などの医療機関
- 調剤薬局
- ドラッグストアなどの一般企業
今、転職を考えている人は、どの職種を思い描いているでしょうか。それぞれメリットデメリットがありますし、転職に伴ってのハードルの高さがあるのも事実です。常に横ばいと言われる医療業界の転職事情ですが、薬剤師さんにとっては少しだけ質が違ってきます。
上記、3つの職種を選ぶにあたり、メリットデメリットをまとめてみました。
職種 | メリット | デメリット |
病院などの医療機関 | 給与面に強み | 土日祝休みなど福利厚生に強み |
調剤薬局 | 土日祝日休みなど | 給与面に弱み |
ドラッグストアなどの企業 | 給与面に強み | 休みはシフト/付随業務多数 |
とても大まかに記したメリットデメリットですが、大きく分けると転職先を狙うにあたりハードルの高さや低さが見えてくると思います。
病院などの医療機関の転職事情
安定と福利厚生面の充実から見ても、この点においては「買い手市場(採用側優位)」です。
転職に成功すれば一番ハッピーでしょう。子育て世代の方は子供の学校に合わせて休むこともできますし、給与面での不満もさほどではないと思います。

調剤薬局
医療機関と連動しているところがほとんどですので、休日面では子育て世代を始め望む人は多いと思います。ただし給与面では「せっかく高いお金をかけて大学まで出たのに」と考えてしまうような人が多いのも調剤薬局の特徴です。
一般企業から見れば十分平均以上の給与ですし、派遣で働いたとしても侍従はとても高いですから、病院などの医療機関の転職にハードルの高さを感じた人は、売り手市場の調剤薬局の転職は比較的ハードルは低いと思って良さそうです。
ドラッグストアなどの一般企業
「調剤業務及び第1類医薬品の販売」という有資格者の需要は高まるばかりですので、完全な売り手市場です。年収UPなど条件交渉がスムーズに進むのもこの職種の特徴。特に給与面では優位な状況はしばらく続きそうです。
もちろんドラッグストアはコンビニ並みの長時間営業と、レジ打ち他、店舗運営の業務も付随してきますから、色々やりたい人に向いていると思います。
こうした傾向性をとらえて、転職の戦略を練るとスムーズに転職に成功出来ます。
ドクターや看護師の転職戦略とは
この業界だけは、しばらく転職需要は買い手市場です。問題は好条件での採用が出来ないという、採用側の問題。働いている医師や看護師の方々は分かっていると思いますが、医療の世界はいつ何があるか分からないですから、勤務条件的に厳しい現実は変わりません。
転職を考えるのであれば「せめて収入だけでもUPしたい」という条件に絞って転職活動をすることで、成功できる要素は高まってくるでしょう。

派遣会社に登録するのも方法の一つ?
看護師さんに話を聞くと、一つの病院に勤め続けている人の方が圧倒的に少ないです。離職率は高いですが、看護師として別の医療機関で働く人がほとんどというのも看護師さんの転職事情の特徴です。
看護の世界から離れられない理由は給与面と言いますが、確かに一般企業に比べると収入は良いですし、住宅ローンが通るのも看護師さんの強みです。それでも転職は2回や3階では済まないのも現実。果たしてどうすれば良いのでしょうか。
これは私見ですが、面接を繰り返し履歴書の記入項目を増やす位であれば、派遣会社に登録して派遣スタッフとして働いた方がストレスはありません。人間関係で行き詰まりを感じたり、年齢からくる体力の衰えで離職を考えたりと、転職理由が発生しやすい職種です。
それなら派遣会社に登録して、常に派遣会社と相談しながら働き方の変化をお任せしてしまった方が、気持ち的にも割り切れて良いと思います。ローカル求人は少ないために転職先も少ないでしょうが、大都市圏は別です。
私の知り合いの看護師も、派遣会社に登録しながら職場を転々としている人もいます。その人は東京在住の看護師さんですが、年齢は40代で変わった職場は20か所を超えています。身体が続く限りは看護師を続けると、張り切っていたのは印象的でした。
介護士の転職戦略とは
この業界もしばらくは人手不足、介護士の育成は国家的な急務ともいえます。外国人労働者の力を借りることは普通になっていますし、それでも人では足りません。団塊の世代が人生の終盤を迎え、人生100年時代と言われ、常に慢性的に買い手市場が続くでしょう。
ドクターや看護師同様に「給与面」にこだわって転職活動する方が成功できると思います。人間関係で悩む人も、良い職場を探しやすいのもこの業界の特徴です。特に介護士特化型転職エージェントの多くは、職場の人間関係まで調査した上で進める人もいます。
まとめ
医療機関で働く人たちの転職事情は、他の一般企業とは大きく異なるのが特徴です。それは離職率の高さが起因しています。転職エージェントの業界も転職を成立させて報酬を得る業界ですから、医療業界特化型転職エージェントの需要が他界のも事実です。
働く人にとってはなるべく転職はしたくないものなのかもしれませんが、収入アップや環境を改善しやすいのもこの業界の特徴ではないでしょうか。長い社会人人生です。今の職場で働き続ける自分の未来像を考えた時、転職を考えるのも賢い生き方のひとつです。
編集長から見た医療業界職種別におすすめの転職エージェント
薬キャリ
看護Roo!
介護士ウォッチ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。