編集長が2020年の転職動向を予想/成功の秘訣は「相談できる?」

転職を考えている人に役立てればという思いでこのサイトを立ち上げました。同じような転職を解説するサイトは数多くありますが、当サイトでは編集長独自の目線と経験を交え解説することがポリシーです。
経済動向、転職市場動向、こうした情報は一見難しいもので、特に若い世代の人が見ても良く分からないという意見も聞きました。このカテゴリーでは「分かりやすく」をモットーに転職を考えている人たちに役立つ市場動向を分析してみたいと思います。
2020年の転職動向を分析
もうすぐ2019年も終わります。皆様にとってはどんな年だったでしょうか。そして2020年はどんな年にしたいですか。一年後も変わらない環境に身を置いているのか。それともステップアップした環境に身を置いているのか。あなたの行動力次第で全てが決まります。
2020年の転職市場動向は、編集長の私の見解は「史上空前の売り手市場」がやってくると予想しています。これは統計目線ではなく現場目線、人手不足に困る企業をこの目で見て判断した結果です。
不人気業種の3Kと言われる業界は、深刻な人材不足に陥っています。飲食業界は人手不足に陥り「おもてなし」を看板にする日本のサービスも行き届いていないと感じます。また建設業は賃金が高騰し、人材不足もありますが、それ以上に転職市場は熱いです。
私は職業柄某新聞社の販売所の現場に行くことが多く、この業界もコンビニ業界同様に外国人労働者が主流になっています。医療の世界では高齢化が進み、看護師に始まり介護士などの資格を要する仕事は本格的な人材難が襲っています。
何よりも2020年はオリンピック・パラリンピックが開催されます。このイベントも多くの人が必要です。こうした国際イベントに人が奪われてしまい、ますます人材不足に拍車がかかるでしょう。この人材不足が「転職市場を熱くする」と私は考えています。
その他にも、少子高齢化の問題は益々深刻化してきます。2019年の出生者数は計測以来最低を記録すると言われていますので、いよいよ各企業は若い人材の獲得争いに予算を投下していくでしょう。
また若手に絞れば人材確保が難しくなりますので、ミドル世代と言われる35歳以上の求人も伸びると考えています。(落ちると予想している人もいます)
何よりも政府が打ち出した国家公務員の中途採用枠の拡大や国会での予算の確保を見ても、ミドル世代の獲得競争は確実に増加すると思います。
それでも人が足りない。外国人労働者を雇える自信がない。特に中小零細企業は働き方改革により人手不足に拍車がかかりましたので、雇用方法の見直しを迫られると思います。
こうして「人が足りない2020年」をどう生き抜こうと考えていますか?続いて、転職に悩む人たちの市場価値について解説してみたいと思います。
転職チャンスが最も高い年齢層とは
20代はどう?
20代は変わらず転職市場は完全売り手市場でしょう。今の仕事の10年先に不安があるなら、転職を考えて良い年です。20代の転職に特化した転職エージェントは沢山ありますし、未経験業界に転職するのであれば、2020年が一番チャンスと思って下さい。
30代はどう?
ミドル世代と呼ばれる35歳以上と34歳以下で考え方は変わります。特に34歳以下の女性は転職エージェントの使い方を誤ると、転職に失敗するかもしれません。35歳以上の男女の転職も、転職エージェント選びが重要になりますのでここで少し解説します。
34歳以下の30代女性の転職には女性の転職に特化した転職エージェントを使うべき。
34歳以下の男性は比較的20代と同等の人気が期待されます。特に社会に出て10年前後のこの世代は、即戦力として欲しがる企業は多いです。同業種への転職であれば収入UPも期待できるのでは。
35歳以上の男女は、何を求めるかにより転職活動に差が生まれます。いずれにせよこの世代に言えることは即戦力又は管理能力です。管理者不足のベンチャー企業、ステップアップした業界での営業活動など、飛躍のチャンスを秘めています。
転職動向ニュースで目にした中でも気になったのは、人事系の転職市場は2020年も好調と言う予想です。人事担当者の腕次第で、その会社の10年先の人材確保が決まるかもしれません。責任は大きく、やりがいのある職種になるはずです。
いずれにしましても、30代は20代とは違い「自分が何をしたいのか」を強く問われる転職になります。そのスタンスがしっかりしていれば、転職成功のチャンスは大です。
40代以上は?
この世代の中で就職氷河期世代には大きなチャンスがあると思って下さい。国家公務員枠には中途採用枠の拡大が発表されましたが、国家公務員だけではありません。政府の基本方針に合わせ、幅広い業界がこの世代の求人を出すことが予想されます。
40代は定年までの自分の会社の位置づけが見えてくる時期ですから「このまま今の会社にいても…」と言う人は転職市場を覗いて見ると良いと思います。家庭もあり住宅ローンも抱える世代ですから、決断には勇気が必要ですし、転職に焦りは禁物です。
転職を成功させる秘訣とは

20代の場合
転職エージェントの担当者にごり押しされないことです。退職を煽ったり、意図しない会社を勧められたりと、20代の経験と知識のなさを逆手に取った転職エージェント被害者も沢山いるのも事実です。
自分にとって一番リスクが低い方法を選択しても、十分人気の世代ですから焦らずにステップアップできるはずです。
30代の場合
この先30年、自分はどんな仕事がしたいのか。10年かけて積み上げて来た社会人人生の中で、向こう30年を決める転職になるわけです。ただ漠然と「少しでも給与が欲しい」と言った安易な転職はしない方がいいでしょう。
景気が悪くなれば収入は伸び悩みます。それよりも「自分が本当にやりたいこと」が出来る会社に勤務すれば、あなたの可能性は開くでしょうし、人生も充実するはずです。
40代以上の場合
40代で転職を考える場合、時間をかけた転職が必要です。転職を煽る転職エージェントの担当者もいますが、その誘いには大人の対応で交わしながら、チャンスを模索してみてはいかがでしょうか。
ヘッドハンターを多く抱える転職エージェントを活用し、時間をかけて転職先を模索してみると良いでしょう。
体験談・転職に成功した人の判断基準

この経験談は私と同じ年の人の話です。出会いは20代中盤、私と同じ歳でもその当時で年収に100万円以上に開きがありました…。
知人Aさんのケース
Aさんは私が商社時代、営業先で知り合った人です。私は営業、Aさんは大手電機メーカーのエンジニアでした。私が高校を卒業する頃はバブル景気の後半、高卒でも就職戦線は売り手市場でしたから、就職先は無数にありました。
高校卒業後の私は進学の道を選び、知人Aさんは工業高校を出て大手電機メーカーのエンジニアとして入社しました。進学を選んだ私はその後大学を中退、時代は就職氷河期の初期、就職戦線は最悪でした。何とか商社で採用されたものに、初任給は低く生活が大変だったことを記憶しています。
Aさんは入社5年を超え、現場でバリバリ働く大手電機メーカーのエンジニアとして活躍。就職するタイミングを誤ると、こうも収入に差が出るのかと痛感したのを覚えています。
まとめ
転職も時期を誤ると最悪です。今回大予想を掲げた2020年の転職市場は史上空前の転職合戦を各企業が繰り広げると予想されます。この時期を誤ると、入れる会社にも入れない、出来る転職も出来ないなんていう日も近い将来来るかもしれません。
会社を辞める前に、転職エージェントに登録して「今の自分の市場価値」を確かめてみてはいかがでしょうか。
編集長から見た転職サポートに熱心な転職エージェント
20代ならJACリクルートメント
リクルートエージェント
doda(デューダ)
@type女性の転職エージェント
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。