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転職エージェントとは

転職のプロ集団たち

転職エージェントの意味を説明します。

まず、“エージェント”という言葉について話をしてみたいと思います。その意味についてはすでにご存じかと思われますが、仲介者または代理人というニュアンスですね。日本でこの言葉が一般的になったのは90年代前半に日本プロ野球に“フリーエージェント(FA)制度”が導入されたあたりではないでしょうか。ちなみにこの制度を最初に行使したのは阪神タイガースの松永浩美でした。

話は逸れましたが、FA制が一般的になる以前は広告代理店などが“〇〇エージェンシー”とか“エージェント〇▽”と名乗ってはいましたが、一般人の会話に使われるような言葉ではなかったと記憶しています。かなり古い映画ですが「殺しのエージェント」などの裏社会をイメージする言葉として、やや恐れを感じる人もいたのではないかと思われます。

それが今では、転職エージェントといえば“企業と求職者の間に入り、適切な職業を紹介する会社”ということが当たり前のように受け入れられています。

転職エージェントと転職サイトの違いの詳しい説明へ入るまえに、この機会を活かして企業はどのようにして人材を集めてきたのか、その歴史を参考までにお話しておきたいと思います。

日本で初めての求人広告は1872(明治5)年7月14日の「東京日日新聞」に掲載された「乳母」の募集広告でした。わずか60字程度の文章で「……給金は世上より高く進ずべし」と書かれていたそうです。この記念すべき日を忘れないようにと7月14日は「求人広告の日」とされています。

大正、昭和になると新聞には三行広告欄が設けられ求人のほか尋ね人などの個人広告も掲載されるようになりました。1950年代後半から60年代前半の農村部の中学、高校を卒業したばかりの若い人たちは「金の卵」と呼ばれ、都会へ集団就職というかたちで高度成長期を下支えしました。当時の求人倍率は33倍との記録があり、中でも中卒者への求人が殺到していたという現象があったそうです。

学校や公共職業安定所(現:ハローワーク)の斡旋も活発になり、親せきや知人などの紹介による「縁故採用」も就職、転職の一般的な方法でした。電信柱や銭湯の脱衣所などに貼られた求人ビラも十分な効果があったといわれています。

昭和から平成にかけてのバブル期には有料の求人情報が多く出版されるようになります。学生援護会(現:パーソルキャリア)発行の「アルバイトニュース(an)」は草分け的求人誌で、正社員に特化した「doda」も同社を代表する一冊となり現在は転職エージェントサイトとして信用を集めています。リクルート社の「FromA」「ガテン」などが発行されたのもこの頃。FromAは週二回発行されていた時期もあり、関東圏で発売の同誌の求人件数の多さは目を見張るものがありました。“フリーター(フリーアルバイター)”、“3K(汚い・きつい・危険)”の新語が生みだされたのもバブル期でした。

2000年代に入るとインターネットの急激な普及で、求人誌は求人サイトへとそのかたちを変えていきます。代価を払わないだけで、その代わりに登録さえすれば閲覧、応募も自由という形式は自分次第で好きなときに見られる求人誌と大差ないように感じられました。

求人サイトの発展型が転職エージェントといえます。転職天国のアメリカでは昔から転職する際は、エージェントサービスを利用するのが一般的だそうです。有料があたりまえで日本のように無料で行っているところは少ないのだとか。日本でも第三者が求職者に代わり企業との橋渡しをしてくれる、転職エージェントを利用するのが当然という時代となってきています。

転職経験を持つ人なら想像してしまうかもしれませんが、ハローワークと同じに見えます。ハローワークも求人の閲覧だけではなく、窓口の人が企業とアポイントを取り、面接を斡旋しますから。また就業支援としての研修も行っていますし、同じイメージを持ちます。

でも少し考えてみて下さい。私は会社を経営していたことがあるので良く分かるのですが、ハローワークに登録するのは会社としてとても面倒です。だから当時は求人雑誌に掲載して手っ取り早く人材を募集していました。

転職エージェントはハローワークとは違います。プロとして企業と求職者の間に入り、双方が満足するマッチングサービスを提供しています。主にインターネットで求職者を募集し、企業側に紹介をしながら、転職が成立すると人材の紹介を受けた企業から手数料を得て会社が成り立っています。

求人サイトと同じなの?

インターネットを見ていると、転職エージェントのサイトにもたくさんの紹介企業が出ていますが、ぱっと見は求人サイトと似て見えます。ここで違いを簡単に整理してみます。

求人サイトは、一人で検索し一人で面接企業に連絡して就職活動を行うものです。

転職エージェントは、求職者と企業の間にコンサルタントやキャリアパートナー、またはヘッドハンターと呼ばれる担当者が入ります。この間に入る担当者は企業側が欲しがる人材を十分取材し、求職者には企業が求める人材としての情報や対策、中にはセミナーを実施して対策を講じる所もあります。

転職エージェントを使うメリット

特にスキルアップしたい人や収入アップしたい人は、転職エージェントを使うことをおすすめします。人気企業ほど競争率は高く、狭き門であることは明白です。転職エージェントが間に入ることで、対策や的確なアドバイスを得て面接に臨むことも可能です。

その他にも、忙し過ぎて転職活動が出来ない人も転職エージェントがおすすめです。あなたに代わり、理想の転職先を探してくれますし、この作業を変わってもらえるのは忙し過ぎる人にとってはメリットになると思います。

また正社員になったことがない人、未経験の業種への転職など、一人で考えていると諦めてしまいがちな転職を考えている人たちも、転職エージェントを使うメリットがあります。

転職はあなたの人生の大切な時間を左右する、大きなライフイベントです。一人で考えるよりも、共にあなたの転職を考えてくれる転職参謀がいるだけでも心強いと思います。

転職エージェントを使うデメリット

もちろん物事には二面性があり、デメリットもあります。これは私や私の知人が転職エージェントを使った経験ですが、コンサルタント次第で、転職先も左右される可能性も秘めています。

特にミドル世代の転職については、担当者次第で結果は左右されます。40代の転職なんかは悲劇です。はじめから「あなたの年齢では厳しい」とサッパリ力を入れないコンサルタントがいるのも事実です。

転職エージェント登録後、あなたの転職のために一生懸命にならないコンサルタントに当たる悲劇を、私は40代で経験しました。またアルバイト中も「あのオッサンは無理」「あのおばさんは無理」と影では言いたい放題のコンサルタントも見てきました。

私が体験したことと似たようなエピソードをインターネットの掲示板で目にすることは稀ではありませんが、すべてを鵜呑みにすることはできません。でも、こういった書き込みが多いという事実を転職エージェント側はどう考えているのかが、すごく気になるところです。

最近とある転職エージェントを利用した30代の知人もコンサルタントの態度に不信を感じた、と話をしていました。確かにコンサルタントは何十件軒もの相談を掛け持ちしていて、大変な仕事だと思います。個人の一生を左右する転職というライフイベントにかかわっているのですから、精神的な重圧もかなりのものでしょう。だからこそ、プロフェッショナルに徹してほしいというのは求職者側の身勝手な希望なのでしょうか。

こうしたことを体験、仄聞して私が感じたことは、“日本の転職エージェント業界は未成熟だけど発展の余地がある”ということです。課題のひとつとしてコンサルタントである人材が若いということ。確かにデータ的な調査などは長けていると思いますが、こと人と対するということに関して主観と先入観が勝ってしまっているような気がします。

その点を補完するために人事部などの仕事を経験したシニア世代を積極的に採用してみては?というのが私の考えです。いくら時代が変わってIT技術が進歩したとしても根本にあるのは人と人の関係性なので、これを度外視したら社会は成り立たなくるわけですから。

こうした業界の状況を踏まえて、私たちユーザーにできることは不信を感じたら担当者を変えてもらう、または他の転職エージェントを使うなど、転職エージェントとのマッチングミスにも注意すべき点がデメリットではないでしょうか。

転職エージェントをおすすめする理由

私が転職エージェントを使ってきた理由、そしておすすめする理由はシンプルです。一人で考えるよりも二人で考えた方がいい。二つの目で探すよりも四つの目で探した方がいい。

実際にそう思いませんか?

私自身も使った経験があり、妻の転職の時も転職エージェントをすすめて使いました。使った理由は上記に示した通りですが、私も妻も使った時はミドル世代に入っていましたし、今ほど転職エージェントが細分化されていない時代です。当たった担当者で嫌な思いをしたのも事実です。

今は転職エージェントも沢山出来ましたし、業界や世代に特化した転職エージェント、収入や待遇を重視した転職エージェントも多数見られます。特に女性の働き方を考えたサービスを提供する転職エージェントは魅力的だと思います。

こうして転職を考える人たちにとって、転職しやすい環境が整備されてきていると言って良いでしょう。

まとめ

転職エージェントは求人サイトやハローワークとは全く異なるサービスです。特に大都市圏には数多くの企業は求人を求めていますから、その情報量の多さから判断ミスをしがちなのも事実です。

一人で転職活動するよりも、転職エージェントのコンサルタント(担当者)がいるだけで、あなたの転職状況は大きく変わってきます。また登録も多くが無料ですから、お金がかかるわけではありません。

登録はタダです。転職を考えているなら、転職エージェントを使わないのは損です。

それくらい、あなたの転職戦線は転職エージェント次第で大きく変わってくると言っても過言ではないでしょう。

まずは登録しておいた方が良いおすすめの転職エージェントはこちら

20代

マイナビエージェント

マイナビエージェント
対象世代
20代、30代、第二新卒、初めての正社員、未経験業界
特徴
20代~30代前半の世代に実績及び知名度が高い転職エージェント
長所
老舗転職エージェントとは違い、若い世代に特化した実績を持つ。
短所
ターゲット世代の人にとっては、特に短所は見当たらない。
20代に信頼されている転職エージェントNo.1ですから、20代で転職を考えている人は「とりあえずマイナビエージェントには登録」とお伝えしておきます。ベンチャー企業、中小企業も含め求人情報も豊富です。サービスの質も高評価を得ています。 利用停止中
30代

リクナビNEXT

リクナビNEXT
対象世代
20代、30代、40代、50代の転職をカバー
特徴
知名度も実績も業界TOPクラス
長所
非公開求人の多さ。幅広い世代の転職に対応
短所
自分で転職を探したい人向け。オファーを待つサービスもありますが、リクルートエージェントのように担当者がどんどん提案してくる体質ではない点をどうとらえるかです。
言わずと知れた知名度抜群の転職サイトです。歴史ある会社の代表的転職サイトですから、使い勝手やサービスも充実しています。自己分析ツール「グッドポイント診断」は一度使ってみてもいいサービスです。その他にも職務経歴書サンプルも分かりやすく好評です。 利用停止中
40代以上

doda(デューダ)

DODA(デューダ)
対象世代
20代、30代の利用が中心。
対象エリア
全国
対象者属性
未経験OK
特徴
国内では最大級の転職エージェント
長所
非公開求人をはじめ、求人数が圧倒的
短所
多くの求人企業が紹介される分、質の問題も指摘されている。
dodaする=転職する。そう言われていた時代もありました。転職サービスを提供してきた企業の歴史は長く、その実績からも求人企業掲載件数は業界TOPクラスと言ってもよいでしょう。求人数が多い反面、専門性の指摘もありますが担当者の評判も上々です。 無料登録はこちら

編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え

  • 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
  • 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
  • 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!

ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。

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