口コミや評判もありますが…編集長から見たキャリアカーバーの活用法

転職のプロ集団でもある転職エージェント各社を解説するサイトが沢山あります。それぞれ良い面悪い面をとらえて掲載していますが、こちらのページでは編集長のMr.お~!の取材能力プラス経験を加え、転職エージェント会社の活用法として紹介させていただきます。
今回は高収入に特化した転職エージェント、キャリアカーバーの活用法について解説いたします。
キャリアカーバーの欲しがる人材の本質
あなたが欲しいと思っている年収はいくらでしょうか。またあなたの今の実力で得られる年収はいくらだと思いますか。人生100年時代、長い社会人生活になりますから、少しでも多くの収入を得たいと思う人は沢山いるでしょう。
高収入を得るために転職する人は沢山います。高収入を得られる職業のことを「ハイクラス」「エグゼクティブ」という表現を使う人たちもいますが、あなたはこの高収入を目指す転職をお考えでしょうか。
キャリアカバーを使い転職活動する人は、高収入を目指した転職活動をする人です。収入は人並みにあれば十分と思う人は使わない方が良いでしょう。
キャリアカバーは転職エージェント最大手のリクルートが運営する、高収入を得るための転職に特化した転職エージェントです。数多く保有する求人案件の中から、年収1,000万円プレーヤーを目指す人たちをマッチングさせています。
そのキャリアカバーの強みとは一体何でしょうか。その話をこれから解説いたします。
キャリアカーバー長所
年収1000万円の現実の壁
まず、キャリアカーバーの長所をお話しするまえに、何の愛想もない、極めて現実的な1000万の壁についてお話しておきましょう。
年収1000万円をもらっている人は労働人口のわずか5%というデータがあります。職種も概ねして特殊な技能を必要とする医師やパイロットなどでその他には外交官、政治家、芸能人などがあげられています。
医師に関しては医療技術や知識を得るために高額な授業料を払い医大へ通い、国家試験を合格した後も研修医として技能向上に務めるなど、時間もお金もかけてやっと一人前の医師として認められるもので、高校を卒業してストレートで行ったとしてもここまでに来るには8年間を要します。また、勤務先によっては昼夜を問わず激務をこなさなければならず、社会的な責任も背負っています。
こうしたことを考えると、1000万円は労働に見合ってない低賃金ではないのかと思えてきますね。他の年収1000万円の職業を見回してもやはり社会的な責任を負っていたり、常にスケジュールに追われている仕事が多いように思えます。こうした職業に運よくつけたとしても、そこには同業他社やライバルがおり、格差は必ず存在しているわけです。その競争の中で本当に自分が目標を達成できるのだろうか、ということをまずは第一に考えてみてください。
また、年収1000万円を本気で目指しているのならば、物事の良い側面だけに捉われず、その裏にどんな努力と苦労があるのか、ということに想像力を働かせてみるべきです。そして、自分の実績の在庫を洗いざらい引き出して、自分の能力を改めて自己分析してみるのはいかがでしょうか。そうして自分は年収1000万円稼げるにふさわしい人物だ、と決断できたなら、堂々とキャリアカーバーの門を叩いてみるべきです。
リクルートが誇る求人案件の豊富さ
リクルートという会社の歴史の中で、今まで数多くの優秀な人材を企業へとマッチングしてきました。その実績は日本経済の歴史と共に、数多くの企業から信頼されています。
そのリクルートが誇るハイクラス転職エージェントですから、求人案件も豊富です。
年収800~2000万円の求人多数という触れ込みが、実にビビットでどんな案件があるのか、好奇心をくすぐられます。トップページには華々しく大手企業のバナーがそろい踏みしており、期待は膨らみます。
登録は簡単でFacebookでの登録も可能となっています。この登録を行ったあとは企業からのオファーメールを待つというシンプルな構造です。
TOPページではヘッドハンティングサービスと謳っていますが、本来ヘッドハンティングとは、企業側が他社に勤務する社員を引き抜くことです。本来の意味とは逸れますが、キャリアカバーに登録することで、ヘッドハンターが求職者と企業のマッチングを行います。
実際問題としてこのマッチングがどのように行われているのかが、気になるところですね。どこが自分の評価点となるか、またはウィークポイントになるのか……この過程を経てオファーメールが届くことになるわけですが、この評価は面接で知ることになると予想されます。まずは記入事項をしっかりとして果報を待ちたいものです。
マッチメーカーの役目を果たしているのが、キャリアカーバーのヘッドハンター。ハイクラス案件を扱うだけにそれ相応のキャリアを積んだ人材が選ばれているものと思われます。
特定の分野のエキスパート、経済全体を見て企業を判断できるアナリスト的な布陣を配置しているのではないでしょうか。そうでなくては「安心してマッチングをお願いできない!」という、ハイクラスの方々からの声が聞こえてきそうです。
別にキャリアカーバーのヘッドハンターさんにプレッシャーをかけているわけではないのですが、利用する側としてはそうあってほしいとの思いを記したまでです。すべてを真に受けて信じてしまうより、慎重にことに臨まなくてはならない転職活動の場合は、少々、“藪睨み”であっても構わないということをお伝えしたかったのです。それはさておき、とにかくリクルートの長年の人材育成と理念を信じることです。これがいちばんです。
それこそキャリアカバーのヘッドハンターは、リクルートが誇るキャリアの人材が担当することになりますから、心強い転職参謀と言えるでしょう。
料金が完全無料(有料の転職エージェントが他社にあり)
私はかつて有料のハイクラス転職エージェントを使ったことがありました。その時にキャリアカバーの存在を知っていれば、登録していたと思います。知らないって損ですよね。無料だから使ったかもしれないというのは本音ですが、共感して下さる人も多いはずです。
特に家族に内緒で転職を考えている人、奥さんに財布を握られている人、様々な事情でお金をかけて転職活動が出来ない人は私以外にもいる筈です。
また、キャリアカーバーを利用しようという人たちは在籍する会社内においてもそれなりのポストに着いていたり、プロジェクトリーダーを経験したとか企画立案者として大規模なマネジメントを行ったなどの評価に値する業績を収めてきているのではないでしょうか。
そういう人たちの退職は一時的とはいえ、社内に動揺をもたらせます。その震度のようなものを軽微で静めて去っていくのが理想であり、将来、1000万円プレイヤーとなるか、ならないかの分岐点のような気がします。清濁併せ吞んで静かに去っていくのもビジネスマンのかっこよさかもしれません。
そう言う人はキャリアカバーを使うことで、夢のハイクラス転職を実現できるかもしれません。
同業他社にも無料のハイクラス転職エージェントはありますが、有料サービスの企業に比べるとやはり見劣りします。その中でもリクルートのキャリアカバーは、魅力的な転職エージェントと言えます。
面接対策や書類添削など、アドバイスのレベルが高い
経験豊富、実績豊富、一流企業のリクルートに所属するヘッドハンターですから、企業への面接対策に始まり、書類の書き方などのアドバイスも含めとても頼りになる知識は持っています。そのレベルの高さは、リクルート内で選び抜かれた人たちですから一流です。
しかし、これはリクルート内で一流ということだけで、「もし、この担当者(ヘッドハンター)が以前の勤務先で一緒に働いていたら?」という考えを捨ててはいけません。また、もしも、あなたに人事経験があるなら、この担当者のどこを評価して合否とするか、というキャリアで培ってきた視点を失わないでください。まずはお互いを評価しあって認め合うことが大事だと思います。
仕事を紹介してもらうということで下手に出ることはありません。ヘッドハンターに“転職参謀”としての働きを求めているのならば、尚更のことです。仕事の案件に関してはブレインストーミングやアイデアフラッシュ行う感じで、常に対等な立場、パートナーとしてヘッドハンターと付き合うことです。もし、そこで担当者がマウントをとりたがるようであれば、キャリアを発動させてフラットな位置へと戻す努力を試みてもいいでしょう。それ以外の方法は「ヘッドハンターの態度が横柄?」で後述します。
そうしたヘッドハンターとしても高いレベルにあるキャリアカバーのヘッドハンターたちが、あなたの転職をサポートするわけです。一人で転職活動をしている自分を想像すれば、使わない手はないと思いませんか。無料ですから登録してみると良いです。
キャリアカーバーの短所
高収入求人件数ではNo2?
高収入が得られる企業とはどれくらいあるのでしょうか。私が調べ、この記事を書いている現在進行形の時代でも数万件に上ります。有料のハイクラス転職エージェントと比較すれば若干数は落ちますが、その差が転職に影響する確率は極めて低いと考えられます。
もちろん求人件数が多いに越したことはありませんが、リクルートならではの非公開求人の質を考えれば、全体の求人件数はあまり気にならないでしょう。もちろんナンバーワンではありませんので、この段階では短所と言えば短所かもしれません。
ヘッドハンターの対応が横柄?

ハイクラス転職エージェントのヘッドハンター、つまり担当者の多くは横柄に見える人がほとんどです。私も他社で横柄な対応をされましたから。でも相手からすれば、今まで数多くの求職者をハイクラス企業とマッチングしてきたわけです。
自分の現在進行形の経歴よりも、高い経歴を誇る人とも数多く接して来ているはずです。求職者のキャリアを見ながら「良い面」「厳しい面」「強化する面」などを判断しているわけですから、横柄に感じてしまうだけだと私は思います。
また高収入を支払ってくれる企業への転職は、それこそ求職者が想像する以上に厳しいはずです。その前哨戦と思えば、ヘッドハンターの横柄と思える対応にも、意味を感じてもらえるのではないでしょうか。
ベンチャー企業求人は同業他社よりも劣る

これは私の私見であって、根拠はない話ですがお伝えしたいと思います。リクルートは日本を代表する歴史ある企業です。時々社会問題もニュースになっていますが、それでも改善を繰り返して規模を拡大して来ている会社です。
そうした会社の歴史からなのかもしれませんが、はやりパイプが太い企業も大手が多くなっていきます。ベンチャー企業の経営者も、リクルートとの取引には少し弱気になる人がいるのも事実です。
そうした目に見えないことが重なり、ベンチャー企業の求人案件が同業他社と比較して少なくなってしまうのかもしれません。これを短所と捉えるかどうかは人それぞれでしょう。見方を変えれば大手企業で高収入を得るための転職エージェントとしては心強い会社です。
キャリアカーバーの口コミや評判を分析
ヘッドハンターが上から目線
高収入を得るための転職エージェントの口コミ全体に言えることですが、担当者(ここではヘッドハンター)の対応が上から目線だったという口コミは数多く見ました。そもそもこのレベルの転職エージェントの担当者は上から目線と思って接する方が賢いです。
本当に上から目線で接する人も中に入るのかもしれませんが、多くはあなたの本質や隠れた才能、企業へ売り込むポイントを見抜こうと必死なのだと私は思います。
人を採用する側になって考えれば分かりますが、エージェントがいい加減な人材を連れてくれば、そのヘッドハンターは信用しないでしょう。彼らも間に入る仕事の中で必死なのだと思います。
ベンチャー企業に転職したかったのに…
私自身、20代後半にベンチャー企業に転職して成功した経験がありますから、高収入を得るためにベンチャー企業を狙う人だって数多くいる筈です。「自分がこの会社を大きくした」というステータスを望む人にとって、ベンチャー企業は魅力ですから。
その目的でキャリアカバーに登録した人の中には、ベンチャー企業が同業他社と比較して少ないと感じた人もいるようです。口コミとは情報不足の面があり、そう言う人は同業他社も使い転職活動をしているものです。
リクルートが運営するキャリアカバーの強みは、魅力的な大手企業と思っていれば「意外にベンチャー企業も多い」と思うものでしょう。要は見る視点の問題だと思います。
高収入転職だからこそのデメリット
同業他社と比較すると、入り口の段階で求める年収によっては案件を紹介してもらえないケースもあるようです。そもそも年収800万円以上の転職を望む人が使う転職エージェントですから、登録の段階で自分の望む年収を頭に入れておくべきです。
もちろんキャリアカバーに登録する人の多くは高収入を狙う人たちでしょうから、平均的な収入を望む転職をお考えであれば、それに見合う転職エージェントを使うべきです。
余談ですが私の知人は若い頃に公務員からリクルート系の転職サービスを使い、大手生命保険会社へ転職しました。高収入が夢だったそうです。その知人は3年で年収1億に到達し、5年で転職先を退職。現在は経営者として働いています。
高収入を目的とした転職に成功することがゴールではありません。人生は長いですから、この世界に挑戦するからにはより大きな夢を持たないと、使うこと自体がデメリットになることもあります。
まとめ
総論で言うならば、自分に投資(有料の高収入に特化した転職エージェント)したくても諸事情で出来ない人はキャリアカバーを使い転職活動をするべきです。
またハイクラスの転職ほど、現職の辞め方にも細心の注意が必要です。これを語ると長くなりますので、登録してヘッドハンターに聞いてみると良いでしょう。
リクルートという巨大企業の精鋭とも言えるヘッドハンターたちと一緒に、一人では実現できないエグゼクティブクラスの仲間入りを実現してみてはいかがでしょうか。
編集長から見た高収入の転職に特化した、おすすめの転職エージェント
キャリアカーバー
ビズリーチ
JACリクルートメント
パソナキャリア
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。