有効求人倍率は10倍!?買い手市場のIT業界への転職動向『2020年版』

転職を考えている人に役立てればという思いでこのサイトを立ち上げました。同じような転職を解説するサイトは数多くありますが、当サイトでは編集長独自の目線と経験を交え解説することがポリシーです。
経済動向、転職市場動向、こうした情報は一見難しいもので、特に若い世代の人が見ても良く分からないという意見も聞きました。このカテゴリーでは「分かりやすく」をモットーに転職を考えている人たちに役立つ市場動向を分析してみたいと思います。
IT通信業界の転職動向 有効求人倍率を徹底解説
これから述べる数字はdodaが2月17日に発表した転職市場動向を引用し、そこから賢く転職を成功させるための考え方を記したいと思います。特に人気のIT・通信業界への転職は今がおすすめです。経験者だけでなく未経験者にもチャンスがあると思って下さい。
dodaが1月に調査した業種別の有効求人倍率の中で目立った業界はやはりIT・通信系の技術者でした。業界全体の有効求人倍率は7.35倍、前月比から見れば-1.49と下がっているだけに、のんびり構えているわけにもいかないでしょう。
それでも7倍を超える有効求人倍率ですから、7社の企業で1人の人材を獲得している市場ですので、完全な売り手市場(求職者圧倒的有利)です。
しかも技術者に目を向けるとその有効求人倍率は9.77倍、約10社が1人の人材の採用競争を繰り広げているわけです。この数字も前月比でみると-1.59と下がっているわけですが、まだまだ売り手市場であるのは間違いありません。
この人材不足を露呈していると言っても過言でないこの業界でどうしたら転職に成功出来るのか、未経験でもこの業界に参入できるのか。気になるところです。
経験者と未経験者では採用に差がある?
IT・通信系企業に特化した転職エージェントに限らず、総合型の転職エージェントでもこの業界の人材獲得に躍起になっているのは事実です。
実際、転職エージェントの口コミ評価を見ると、経験者は手厚いフォローを受け優遇されているのが分かり、未経験者には冷たいと感じる対応の評価を多数目にします。それでは結果的に人材不足のIT・通信系企業に転職するには経験がなければだめなのでしょうか。
そもそも慢性的に人手不足、特に技術者不足と世界的に言われている業界です。次世代通信5Gスタートも拍車をかけ、この手の業界は即戦力がいる・いないで業績も大きく変わってきます。だから企業側としては経験者を喉から手が出るほど欲しがっているわけです。
こうなってくると人件費は高騰するばかり。過去にこの手の業界の知識を身に着けた人たちの年収は上がるばかりか、労働時間すら足りない状況だと予想できます。転職を考える求職者側も労働条件の縛りについて強いこだわりを見せるようになります。
そうなってくると、この慢性的な人材不足を解消するには人材を育成する、つまり未経験でもこの業種で仕事がしたいと思う人材を育てなくてはいけなくなります。自ずと未経験でも需要が生まれ、転職のチャンスも出てきます。
経験者・未経験者で転職エージェントの選び方は変わるの?

IT・通信系の業界に興味がある。それだけで転職エージェントを訪ねても、未経験者は軽くあしらわれるだけです。企業側が転職エージェントに貸すリクエストは厳しいですから、彼らの対応もうなずけます。
未経験でもIT・通信系の企業で働きたいと思っている人は「未経験でもIT・通信業界への転職に力を入れている転職エージェント」を選ぶことで大きなチャンスが生まれます。
数ある転職エージェントの中で、未経験者がIT業界に転職を考える場合、一度この転職エージェントにカウンセリングを受けてみると自分の市場価値が分かると思います。
技術者としての転職を考えるのであれば、レバテックキャリアがお勧めです。
IT関連の技術者と言っても幅広い職種があります。自分が補うに値する技術は何なのか、そのためにどんな勉強をすべきなのか、まずはそこから始めると良いと思います。無料相談会などのイベントも開催していますから、利用されてみてはいかがでしょうか。
躍進中のIT・通信業界で不足しているのは技術者だけではありません。当然ながら営業職も不足しています。業界知識に自信がなくても多少なりとも興味があるのであれば、次に紹介する転職エージェントのカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
営業系であれば数多くの企業とコンタクトを取っていますので、ここでも自分の市場価値を測れますし、補う知識なども分かってくるはずです。
マーケティング系の場合は、マイナビITが良いという評価が目立ちました。
体験談:的外れの転職エージェントを選ぶと…

私は広告業界への転職を考え、転職エージェントを使い転職活動をした経験があります。その時に誤った選択をして苦労しました。このコラムを読んで下さる人が苦労しないためにも、書き残しておこうと思います。
私はネット検索で転職エージェントを決めて登録してみたり、友人の紹介で転職エージェントに登録したことがあります。
業界特化型の転職エージェントへの登録は失敗でした。先方もハッキリ言えば良いのですが言わないので無駄な時間を費やしました。広告業界ではミドル世代が余っていて、むしろ整理したいと考えている企業がほとんどです。
それは分かっていたのですが「転職エージェントならチャンスがあるかも?」と思い、私は3年間も登録を続けていましたがまともな企業の紹介もなく、担当者も熱心さに大きく欠ける対応でガッカリさせられました。
友人の紹介で登録した転職エージェントは「女性の派遣に特化した転職エージェント」でした。そうした説明もなく、私も友人の紹介だからとサイトを見なかったのも間違えです。この会社では全く自分に合う求人にはたどり着けませんでした。
参考までに紹介した友人は「友人紹介キャンペーン」の対象になりAmazon商品券をもらったそうです。全く的外れな話です。
まとめ
人気のIT・通信系と言いますが、このサイトでもIT・通信系やエンジニア・営業に特化した転職エージェントを紹介していますので確認してみて下さい。徐々にですがIT・通信系の企業の有効求人倍率も下がり始めています。
それだけに今が転職のチャンスです。この産業は当面成長を続けるでしょうから、今の会社の将来性に不安を抱く人たちは転職を考えるチャンスかもしれません。
編集長から見たIT業界の転職におすすめの転職エージェント
レバテックキャリア
DODA エンジニア IT
テックキャンプ(旧テックエキスパート)
TechClips(テッククリップス)エージェント
マイナビエージェント(IT)
マイナビクリエイター
リクらくエンジニア
フォスターフリーランス
ビズリーチ IT
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。