口コミや評判もありますが…編集長から見たマイナビエージェントの活用法

転職のプロ集団でもある転職エージェント各社を解説するサイトが沢山あります。それぞれ良い面悪い面をとらえて掲載していますが、こちらのページでは編集長のMr.お~!の取材能力プラス経験を加え、転職エージェント会社の活用法として紹介させていただきます。
マイナビエージェントの欲しがる人材の本質
40代の私にとって、転職と聞いて思い浮かぶ企業はリクルートまたはDODAです。中高年世代にとって転職することを「リクルート活動」「DODAする」なんて若い頃は言っていましたから。今の若い世代にとって転職の代名詞は「マイナビ」ではないでしょうか。
マイナビはかつて毎日新聞の関連会社「毎日コミュケーションズ」として設立された経緯があります。社名が「マイナビ」と変わったのは2007年頃で、過去の経緯から毎日新聞とグループと混同されがちですが、現在は資本などの関係から友好会社という位置づけになっているそうです。
マイナビの求人の特色としては職業や世代をそれぞれ特化して、その分野のエキスパートを募集している点です。医療分野では「マイナビ看護師」「マイナビ福祉・介護のシゴト」新卒者向けの「マイナビ20XX」、中高年向けの「マイナビミドルシニア」などと細分化して利用者のニーズに応えています。
今回、紹介するマイナビエージェントは20代の転職を支援することがコンセプト。
日頃の宣伝もサイトデザインも「20代の特化したイメージ作り」を心がけています。年齢に照準を絞ったターゲット戦略が本質と見て良いでしょう。マイナビはまさしく21世紀に入り地位を作ってきた求人広告業界の雄です。
TOPページには「20代に信頼されている転職エージェントナンバーワン」と謳っています。それだけ20代の転職に対するノウハウがマイナビエージェントにはあると考えて良いと思います。
求人を出す企業側にとっても、20代の人材が欲しい企業が大多数です。「20代の人材を獲得するのであればマイナビ」そう考えている企業が数多くあるのも事実です。この辺を踏まえた上で、マイナビエージェントの活用を考えるべきでしょう。
マイナビエージェントの長所

20代の人材が欲しい企業と20代の転職を考えている人にとっては、マイナビエージェントを使わない手はありません。求職者の登録は無料です。20代の方の多くは初めての転職活動者でしょうから、「初めての転職」に関する高いレベルのノウハウを、会社として持っています。
では20代以外は使うメリットがないと言えば、それも間違いです。マイナビエージェント利用者の多くは20代ですが、30代の実績も多数持っています。反して40代の実績についてはあまり触れている様子を感じません。40代であれば他を使うべきと言い切れます。
30代の転職、それは社会人経験10年を迎える世代です。そして転職が厳しくなる40代を手前としている世代です。
また30代女性の転職は悩ましいことばかりと思います。
年齢のボーダレス化はどこの企業でもかなり進んできていて、30~40年前と比較したら30代女性のアイデンティティは確保されて来ている感じがします。しかし、個人レベルでそれも転職をワーク・ライフバランスの視点で考えるとなると悩みは大きくなることでしょう。
男性と違って女性の場合は家庭や子育てなど将来のことを現実的に考えることができるので、おいそれと妥協はできないという側面があるかと思われます。
そうした悩みを共有できる女性の転職アドバイザーと出会えたら幸運ではないでしょうか。自分の方向性を尊重してくれるアドバイザーとの出会いの確率を上げるために「マイナビ転職 女性のおしごと」も、のぞいてみることをおすすめします。
- 今の会社にいて10年後はどうなっているのか
- (女性の場合)結婚しても今の会社で働き続けられるのか
- 自分のキャリアをもっと高いレベルで試したい
30代は転職動機として一番深い悩みを持っている世代と言えるかもしれません。転職を成功させることで30代だけではなく40代、50代、定年後の人生にも大きな影響を持つ世代になります。
個人的経験から申し上げると30代の転職と言っても34歳まで。35歳を過ぎると一気に転職市場は変わってきます。マイナビエージェントはこうした悩める30代の転職についても、多くのノウハウを持っている会社だと考えて良いと思います。
特に30代の男性は会社内での中間世代ということもあり、下は20代、上は40~50代の双方の立場を理解してバランサー的な役割を求められます。
それだけにスキル、キャリアが重視されるので大きな企業になれば、なるほど採用のハードルは高くなるのではないかと思われます。大企業を狙うライバルも多いだけに、採用を勝ちとれたら待遇も含めてかなりの安定を約束されますが、それだけに責任も大きいということを自覚しておいてください。
マイナビエージェントの短所
大企業ならマイナビエージェントに限らずどこにでもある話ですが、はやり質の問題です。求人件数も多く、キャリアアドバイザーと呼ばれる担当者も多数在籍しています。私が思う短所としては、求人の質よりも担当者の質の問題です。
経験豊富な担当者はそれなりに多くの案件を経験してきて、ネットワークも広いでしょう。でもそれだけに経験則と言う固定概念で求職者の転職プロセスを決めてしまう可能性もあります。私が感じるにアドバイザーの仕事は“ルーティンであってルーティンではない”ということに尽きます。
相談カウンターに座り、パソコン入力の仕事をするなどは確かに日常業務ですが、相談に来る人たちは一様ではありません。性格も性別も違い、希望職もまったく違うわけです。まさに方丈記の「ゆく川の流れは絶えずして…元の水にあらず」といった感じでした。
毎日がイレギュラーで真剣勝負でした。そうした業務の中で、ついつい経験則などで相手の相談に乗ってしまうベテランアドバイザーの気持ちもわからないことはない、というのが私の正直な気持ちです。
反して経験の浅い人は一生懸命動いてくれるかもしれませんが、経験不足から頼りない一面を感じてしまうかもしれません。転職そのものが重要なライフイベントですから、頼りない一面を感じる人が担当になれば、誰でも不安でしょう。
その時はキッパリと担当の交代をお願いしてください。担当者の交代願いは言うなれば、セカンドオピニオンのような感じです。同じ医師という仕事でも病気に関して、さまざまな見解や術法があるわけです。
一人の外科医が開腹手術を提案したとします。でも、あなたは手術を避けて治す方法を探したい、そう考えたならばセカンドオピニオンという流れになりますよね。「病気と転職を同義に考えられても…」という人もいるかとは思いますが、病気も転職も人生に大きく関わってくることなので考えをしっかりと持ち、自分の意志を相手に告げるようにしましょう。
不安を感じる場合は
- 担当者を変えてもらう
- 不安や不満に思うことははっきりと担当に伝える。
担当が動かなければメールなどで企業側に担当の対応を相談するなど、対策を講じれば解決するでしょう。解決しなければ他にも転職エージェントはあります。
こうした問題はマイナビエージェントに限らず、どんな転職エージェントにも潜む短所として考えて下さい。
転職エージェントの口コミや評判を分析
私の妻がマイナビエージェントを使った時の感想は「担当者があまりにも事務的」でした。実際登録直後だけはとても一生懸命に感じましたが、その後目立った動きはなく、こちら側でサイトを見ながら転職先を探して電話をして相談したのが事実です。
当時は他の転職エージェントも登録していましたので、働きたい企業がサイトに載ってなければ連絡しない転職エージェントでした。
とにかく転職活動をしている期間に「連絡を待つ」という行動は非常にマイナスです。精神的にもイライラしますし、他のことが手につかない状態にもなりかねません。
だから、転職期間中の“停滞”は禁物です。常に動いているために転職情報誌、転職サイトなどにも目を通してチャンスを狙っておくことを忘れないように。
これはエージェントを裏切るという行為にはなりませんので、気兼ねなくすすめてください。もし、情報誌などで仕事が決まった場合は礼儀として登録したエージェントに一報を入れておきましょう。またお世話になる日が来ないとも限りませんので…。
妻に関する転職のエピソードは悪い例でしたが、口コミや評判を見ると良い例がほとんどです。整理すると
- 担当者が女性の働き方を分かってくれ、親身に対応してくれた。
- 非公開求人が多く、企業としての大きさと信頼を感じた
- 初めての転職の不安を分かってくれて、親切丁寧に対応してくれた
大分類ですが、こうした良い意味での口コミは多数拝見しましたし、私自身もマイナビエージェントの会社の持つ力は転職活動の大きな武器になると感じました。
マイナビというネームバリューから迂闊な仕事はできない、というプライドをアドバイザーの方々は持っているのでしょう。だから、口コミのコメントにおいても辛らつな意見は見当たりませんでした。20代の求職者にとって気軽でフランクに付き合えるアドバイザーが多いのかもしれません。
転職は不確定要素が多く、精神的にも大きな不安を抱えて行動することになります。そんな確実性のないライフイベントだからこそ、転職に精通したエージェントの存在が助けとなるわけです。また、エージェントを頼ったからといって“絶対”“確実”はないということを前提として肝に銘じておきましょう。
エージェントの担当者の多くがアドバイザーと名乗るように、あなたに施してくれることは履歴書の書き方や適切な服装、希望する企業の面接傾向などについてです。これだけでも充分なアドバイスではないでしょうか。まずは先入観を捨てて、素直にアドバイザーの声に耳を傾けてみましょう。そこから先は自分の能力次第です。

まとめ
どんな転職エージェントを使うにしても、ある程度のターゲット戦略を各転職エージェントは展開しています。自分の転職がマイナビエージェントの長所とどの程度合致するかが、選ぶ理由の大きなポイントになります。
- 20代の転職
- 女性の転職(ただし20代)
- 第二新卒などの初めての転職
- 20代のフリーターから正社員への転職
- 34歳以下の転職
上記に該当する転職をお考えの方は、マイナビエージェントへの登録はおすすめです。登録は無料です。企業規模、求人数、ノウハウ、共に業界TOPレベルの会社ですから、ぜひ登録してみて下さい。
編集長から見た20代の転職に特化した、おすすめの転職エージェント
マイナビジョブ20’s
マイナビエージェント
JAIC(ジェイック)
第二新卒エージェントneo
リクらく
ハタラクティブ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。