口コミや評判もありますが…編集長から見たリクルートエージェントの活用法

転職のプロ集団でもある転職エージェント各社を解説するサイトが沢山あります。それぞれ良い面悪い面をとらえて掲載していますが、こちらのページでは編集長のMr.お~!の取材能力プラス経験を加え、転職エージェント会社の活用法として紹介させていただきます。
今回はブランド力と組織力、何よりも業界最大規模のリクルートエージェントの活用法について解説いたします。
リクルートエージェントの欲しがる人材の本質
リクルートエージェントのことを語る前に、リクルートと言う会社の強みをお伝えしておきたいと思います。私から見たリクルートと言う会社は、とにかく企業とのつながりが広いということ。このネットワークの強さがリクルートと言う会社の強みだと思います。
リクルートが企業と密接につながりを持てる理由のひとつとして、業界ではトップクラスの長い社歴があげられます。リクルートホールディングの創業は1960年で2020年に60周年を迎えています。
創業当時は大学生向けの求人誌のみでしたが、60年代半ばには、いちはやくIBMのコンピューターを導入し、情報のデジタル化に着手。90年代半ばにはすでにネットでの求人を開始するなど先手、先手を打ち、企業と求職者のあいだを取り持ってきました。“リクルート事件”で一時的にその信用を失いかけたこともありましたが、企業努力と長年の実績で信用をV字回復したという歴史を持っています。
転職エージェントを名乗る会社は多数ありますが、リクルートという会社はその中でもTOPに君臨する企業と言って良いでしょう。そのせいもあり、転職を経験した人たちの多くはリクルートのサービスを使ってきました。
ネームバリューがあるということは、企業も求職者も安心できるという利点があります。
企業側であれば「このエージェントであればそれなりの人材が期待できる」、求職者側ならば「リクルートなら変な企業は紹介しないだろう」という社会的担保があるからです。こうした信頼を一身に背負っているのがリクルートという会社の社会的な立場といってもいいでしょう。
こうしたことを踏まえて転職を考えるなら、やはりリクルートを筆頭とした大手という答えが出てくるのも当然かと思います。
リクルートエージェントは様々なニーズに応える転職エージェントです。どう言う人に向いているというよりは、転職を考えているなら無駄なお金もかからないこともポイントです。
転職に掛かる経費は極力、抑えておきたいというのは正直なところだと思います。自ら転職情報誌や転職サイトを使って面接に赴くのは思いのほか出費がかさむものです。かつてのように1社だけの面接で即採用というケースは少なくなってきているのが事実。最低でも2、3回の面接は必要と考えておくのが一般的でしょう。
そう考えると1回の往復交通費を500円とすると3回行けば1500円はかかるという計算になるわけです。
働いている最中ならば、たかだか1500円と思うかもしれませんが、いざ無職となってからの1500円の出費は案外、デリケートな問題となってしまいます。夏場ならば飲み物の一本も飲みたくなるでしょうし、天候の急変で傘が必要となることもあるでしょう。
また、転職情報誌や履歴書の購入、Yシャツがないとか転職戦線には思わぬ伏兵が潜んでいるのです。こうしたものは必要経費だと割り切ってことに臨みたいものです。これと同じような感覚で転職エージェントを利用すれば良いとかと思われます。
リクルートエージェントだけは使ってみると良いでしょう。その理由をこれから述べたいと思います。
リクルートエージェント長所
求人数の多さ
先ほどお話ししました通り、リクルートという企業は日本国内の企業に様々なサービスを提供しています。そのせいもあるのでしょうか。とにかく求人案件は常に新鮮で数多くの情報が出ています。また非公開求人の多さも、特筆すべき点だと私は思います。
数について触れない理由は、このサイトが未来永劫存在するからです。今この記事を書いている段階の求人数が、この先も安定して出続ける保証はありません。ただリクルートという会社のネットワークがある限りは、業界TOPクラスの求人案件はあると思って下さい。
コロナ禍の今だから、あえて求人数を書いておくと公開求人は10万件以上、非公開求人においては14万件を越えています。これはある種の安心材料になりますし、コロナ禍で失職された方はすぐにでも登録手続きをおすすめします。
リクルートエージェントと同系列の「リクナビNEXT」との大きな違いを簡単に述べるとキャリアアドバイザーを置いているか、いないかの違いだけです。他人に頼らず自分で求人案件をあたってみたいという人は「リクナビNEXT」が向いているかと思います。
専門家のアドバイスを参考にしながら良い職場を見つけたいという人は、リクルートエージェントを選ぶのが得策だと思いますし、賢い選択だと思います。
全国規模の求人数

リクルートの強みの一つに、全国に広がるネットワークがあります。求人案件も大都市圏に偏っている転職エージェントが多い中で、リクルートエージェントの求人は全国に広がっています。大都市圏以外で転職をお考えの方にとっては、一番頼れる転職エージェントです。
リクルートホールディングスは本社を東京に置き、事業所拠点は北海道・東北に4拠点、北信越に5拠点、東海に4拠点、関西に3拠点、中四国九州に9拠点を設けるなど大都市圏以外でも強さを発揮しています。
営業のリクルートといわれていたのは、昔も今も変わりなく組織力は群を抜いている感があります。Uターン、Iターンを考えている人ならばこのネットワークは見逃せないはずです。
また、大手企業への人材紹介数の多さもリクルートエージェントの強みの一つです。とにかく会社の持つ歴史が違いますから、大手企業からの信頼も厚い。またベンチャー企業も人材探しはリクルートと考えている会社が多いのも事実です。
特に求人雑誌が崩壊した現代においては、人材を採用した段階で費用を支払う転職エージェントのサービスは、企業にとってありがたいものになっています。だからこそ求人を出す会社も「リクルートに任せておけば安心」と考えている会社も多いのです。
非公開求人など、求人情報が常に新鮮
リクルートエージェントに限らず、リクルートという会社には全国から数多くの求人情報が集まります。またその情報も人気企業などは世間に公開しません。募集が殺到して大変になるからという説が一般的です。そうした非公開求人の数も業界TOPクラスです。
リクルートエージェントの短所
企業規模の大きさがある意味短所になる
優秀な担当者が多いリクルートエージェントですが、中にはまだ経験が浅い人もいます。経験の深さが転職の近道という方程式はありませんが、経験の浅い担当者に当たった場合は、利用する側も少し頭を使う必要があります。
リクルートエージェントに限らずどんな会社でもそうですが、経験が浅いにもかかわらず即答をする人は信用できません。声を正確に聞き取り、会社に持ち帰り、そして上司との相談の中からベストな転職先の提案を出してもらえるように動かすのも方法の一つです。
その際の方法としては次のような感じで担当者と接してみてください。たとえば担当者が頭をひねって適当な回答をした場合は「もう一度、お話願えませんか」とその意図を明確にしてもらってください。
そうすることにより、担当者も話の整理ができますし、こちら側も補足部分を再度、伝えることができると思います。些末なことですが、これが人間関係を醸成させていくことになるのではないでしょうか。
一見面倒に思うことかもしれませんが、リクルートエージェントという会社が持つ求人情報を、経験の浅い担当者を使って上手に引き出してみるといいでしょう。一見頼りない担当者が、実はあなたの転職を成功へと導くかもしれません。
いわば、リクルートエージェントの求人案件は「宝の山」です。このお宝をどうやって手に入れるか?これは一種のRPGゲームだと考えて、持てる知恵を総動員してみるのも楽しいはずです。
ぜひとも担当者を就職探しという冒険の仲間にしてしまってください。それができれば理想の職場が見つかるのも夢ではないと思います。
大都市部などの転職には他の転職エージェントとの併用も
大都市圏にはリクルートエージェント以外にも、数多くの転職エージェントが存在します。大企業ですから登録者も多く、担当者の対応に物足りなさを感じることがあるかもしれません。大都市圏での転職をお考えなら、複数の転職エージェントを使う方がいいです。
もちろんリクルートエージェントの担当者が、あなたの転職参謀として完璧な仕事をしてくれることがベストです。担当者も人間ですから、精いっぱいやってもあなたのニーズにお応えできない人だっているでしょう。だからこそ併用をおすすめしています。
20代の転職なら他の転職エージェントとの併用も
20代の転職を支援する転職エージェントは数多く存在しています。ですから20代の人は20代の転職に特化している転職エージェントを使うことに越したことはありません。また20代の転職の場合、ご両親がリクルートを信用しているケースもあります。
先述もしましたが、それだけリクルートは昔からネームバリューがあり、社会的信用も高い会社です。もしかしたら、お祖父さん世代もリクルートを利用して就職活動に励んでいたかもしれませんね。
根拠はありませんが、リクルートエージェントに限らずリクルートという会社の信用は中高年世代に対して高いというのが現実ではないでしょうか。担当者も若い人を軽く見て、望まない転職をゴリ押しすることもあるようですが、それは他社でも起こっています。
なので、まずはしっかりと自分はこういう業界を目指し、こんな会社で働きたい、という意思を明確に伝えてください。この方針さえ揺るがなかったら、ゴリ押しする担当者も黙らせることができるはずです。
20代の人にお伝えしたいのは、リクルートという会社の持つ力を上手に生かせるように頑張れば、あなたの転職を成功に導く力になるということだけは言い切れます。
リクルートエージェントの口コミや評判を分析

担当者の積極性
リクルートエージェントに限らず、私の知り合いのリクルート出身の人は営業力があり、とても積極的です。また競争に打ち勝てる力も備え、独立して立派に会社をしている人も沢山います。そう言う企業体質が背景にありますから、担当者は積極的な人が多いです。
90年代のリクルートの社風は”大学のサークル的ノリ”と揶揄されていましたが、それも今は昔で成熟した企業へと変ぼうを遂げているようです。
積極的な担当者を良しとするか苦手とするのかは、人それぞれです。積極的にあなたの転職をサポートしてくれるのであれば、企業規模もしっかりしているリクルートエージェントを使った転職活動は、安心して出来るものになるでしょう。
ただ口コミの中には「積極的過ぎる」「メールが多い」などの声があったのも事実です。
同系列のリクナビNEXTを利用した知人の意見ですが、とにかくリクルート系列はメールがやたらと多いと閉口していました。どれも似たり寄ったりのメールで読む価値は感じられなかったとも言っていました。
就職が決まった際は、登録を解除したほうが良いかもしれませんね。お世話になった人を足蹴にするようで心苦しいかとは思いますが…。
担当者の専門性
とにかく幅広く転職活動をサポートしている会社ですから、業界の専門性については個人差があります。専門性を売りにする転職エージェントと比較をすれば、もちろんリクルートエージェントの担当者が劣ることもあるでしょう。
少し見る方向を変えますが、専門性に特化した転職エージェントの求人案件は、どうしても大都市圏に偏ってしまいます。地方都市での転職を考える人にとっては、いくら業界の専門性に長けていても、転職先が通勤圏外では意味がありません。
専門性を重視するかどうかは、その人の転職内容により変わってきます。私見ではありますが、地方都市での転職活動ならリクルートエージェントが良いのではないでしょうか。大都市圏での転職活動なら、リクルートエージェントと他数社で併用する方法がベストです。
まとめ
少し誇大表現かもしれませんが、リクルートエージェントは転職エージェントのTOP企業だと私は思っています。特に30代以上の転職をお考えの方は、登録してカウンセリングは受けておくべき企業です。それくらい実績、企業力、営業力を備えた会社だと思います。
整理しますが
- 大都市圏ならリクルートエージェント+数社の転職エージェント
- 地方都市ならリクルートエージェント+求人サイト
という選択肢で、転職活動をスタートさせてみて下さい。
編集長から見たの転職に特化した、おすすめの転職エージェント
doda(デューダ)
リクルートエージェント
マイナビエージェント
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。