口コミや評判もありますが…編集長から見たアイデムスマートエージェントの活用法

転職のプロ集団でもある転職エージェント各社を解説するサイトが沢山あります。それぞれ良い面悪い面をとらえて掲載していますが、こちらのページでは編集長のMr.お~!の取材能力プラス経験を加え、転職エージェント会社の活用法として紹介させていただきます。
今回は求人チラシでは歴史のあるアイデムが提供するアイデムスマートエージェントの活用法について解説いたします。
アイデムスマートエージェントの特徴と欲しがる人材の本質
40代以上の方、または人事の仕事をしたことがある人、関東圏や関西圏に限られてきますが「求人広告のアイデム」を一度は聞いたことがある人は多いと思います。
日曜日を中心に新聞に折り込みされている求人のチラシ、このイメージまで伝えると「何となく知っている」と言う人も出てくると思うのですが、中高年だけでしょうか。
現在は新聞の購読者も減った影響で、確かに若い世代に折込とか求人チラシといってもピーンとは来ないとは思います。いまはもっぱらポスティングによる配達がメインとなっているので若い方たちは、たまにはポストを気にしていてほしいと思います。そうすることで今からおお話しをする昔話の意味が理解できてくるでしょう。
1970年から新聞にチラシを折り込む形式で求人広告を発行してきた会社が母体です。チラシの他にも求人サイトや求人フリーペーパーの発行など、求人広告の分野では幅広く活動している会社です。
リクルートやanなど同時代からある大手とは対極的に全国規模ではなく関東を中心としたエリア限定で一線を画してきました。その戦略は今では当たり前となった地域密着を先取りしていたといっても過言ではないでしょう。
地域もしくはその近隣の人たちを企業へと誘うということは、地域性を知っておかなくてはならないし、求人する側の企業の地域での在り方も知っておかなければなりません。そうした立場が変われば、見方も変わるということをアイデムは熟知してきたわけです。そうしたノウハウが今も引き継がれていると考えられます。
アイデムスマートエージェントはその転職エージェント部門になるわけですが、転職エージェントとしての歴史は他社と比較してもまだまだ浅いというのが現実です。
会社の歴史はさておき、アイデムスマートエージェントの強み、特徴、欲しがる人材について解説します。公式サイトで言っている内容は、私から見ると求人チラシで拡大した取引先に連動しているというイメージです。
大きく分けてエントリーする人材を2種類に分けています。「第二新卒など」の20代と「管理職」や「専門職」などの社会経験が10年以上の人材に分けているようです。サイト上は幅広い業界の求人を備えているようですが、実際はどうなのでしょうか。
もちろん求人チラシアイデムは歴史ある企業ですから、求人広告を得る関係でつながっている企業の数は大手とそん色ないレベルと考えられます。でも近年の求人チラシアイデムを見る限りではパート・アルバイト・医療系や介護系に偏っています。
その関係があるのか定かではありませんが、医療・介護・看護系の求人案件には強みを持っているのは確かです。

アイデムスマートエージェントの長所
営業系・医療系に強み
私自身も若い頃に求人チラシアイデムを使い、父親の転職先を紹介したことがありますが、自動車整備士と言う専門職でした。その時は「たまたま載っていた」だけのことで、当時から目立ったのは営業職の募集です。
営業職募集の求人広告を扱ってきた歴史が長いだけに、営業職を望む人にとっても、求人案件としては希望に叶う企業があると容易に想像できます。私は営業職を10年前に引退しましたが、営業職を探すという意味では信用できる転職エージェントだと思います。
医療系についても妻が看護師の資格を持っている関係で、求人チラシアイデムには目を通しています。やはり介護系や看護系の求人は毎週のように掲載されていますし、そのネットワークからも医療系の求人案件への強さもうかがえます。
ただし、地域差価格という点も頭に入れておいてほしいと思います。私が当時住んでいたのは都心からやや離れた場所で、妻に言わせると都心の大病院と比較すると給与面で差があると申していました。しかし、給与がやや見劣りしていても、地域拠点病院のほうが都心よりもあアットホームで働きやすいというメリットもあるそうです。
自宅近辺での職場探しには有力
このコロナ禍で電車通勤に不安を感じていたり、親の介護や、もしもの災害の時、家族の安否などを確認するためにすぐに帰宅できるようにしておきたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
求人チラシのほとんどがエリア別になっているという傾向があります。仕事情報アイデムも御多聞にもれずエリア別求人に強く、自宅近辺の仕事探しには欠かせない情報として活用されています。
若干、話は逸れますが、もし、あなたがアイデムスマートエージェントを利用して、運よく自宅近くの職場を紹介してもらったとしたら、まずその会社へこっそりと下見に行ってみてほしいと思います。そして、そこでどんな人たちが働いているのか、どういった環境なのかなどは、その場に少しいるだけで感じ取ることはできると思います。エージェントだけに頼り切ると意外なことに気づかないものです。まずは自分で確かめられることは、自分の足を使って確かめるということを大事にしてみてください。
色々と書き連ねましたが、自宅の近くで仕事をしたい、と考えているならば、求人チラシとしても実績のあるアイデムスマートエージェントを利用してみるのもおすすめです。徒歩や自転車などで通勤できる会社を見つけるとなると職種に限界はあるかと思われますが、転職の最たる動機が自宅近辺での勤務となれば話は別です。妥協すべき点は妥協して、色んな意味で安心して働ける会社を選んでください。
口コミでの評判を見たところ、個人の主観やたまたま性格があったということも考えられますが、概ねしてアドバイザーの評判は上々といったところでしょうか。営業系会社の強味を活かしてアドバイザーと営業部員がうまく連携しているのではないか、といった評価の声も聞こえてきます。
確かに長年の顧客となると担当が変わるときにでも、移動のあいさつ、着任のあいさつなどの礼儀は当然。そういう関係を営々ときめ細かく継続してきたからこそアイデムは求人を依頼する会社内部の諸々を把握してきたのではないでしょうか。新興の会社ではそういったことは一朝一夕にはできません。
これが古参の会社のストロングポイントだと考えてもよさそうです。でも、古参といっても常に新陳代謝は行われていて、フロントに立つコンサルタントは20~30代と若く求職者の年齢も同世代が多いということが特徴としてあげられると思います。
対面重視のエージェント
アイデムスマートエージェントは人間関係を重視する会社ともいわれているようです。今はコロナ禍のためにオンラインのみの相談も受け付けているかと思われますが、以前は対面重視で電話のみの相談は受け付けていなかったそうです。
こうしたことを考え合わせると非常に人間性を重視しているように感じます。対面での会話を通して、隠れた適性などを見極めようとしているのでしょう。電話で話すのは苦手という人にとっては、良い環境だと思います。また、メールやチャットでは齟齬が生じる場合もありますので、常に対面を意識する姿勢は信用できるのではないでしょうか。
これはあくまでも個人の感想なのですが、アイデムスマートエージェントは人材を送る企業と求職者に対して真摯に向き合っているように感じられるのですが、いかがでしょうか?
求人実績上の企業からの信頼は厚い
昭和後期から平成中期にかけたいわゆるインターネットの普及する前の時代は、求人雑誌よりも求人チラシの方が反応も良く、結果が早いと言われていました。その関係から「人材を募集するならアイデムさん」という印象を持つ古い経営者も少なくありません。
転職エージェントとしての歴史そのものは浅いかもしれませんが、求人案件を扱ってきた歴史や実績、何よりも求人を望む企業からの信頼は厚いのがアイデムの強みです。
こうしたことを考えに入れながら転職エージェントを選んでみてください。ネームバリューも安心材料として大切なことですが、エージェントの設立背景などを知ることで自分の気質と合ったところが見つかるかもしれません。エージェントの選択は就職試験の前哨戦にしか過ぎませんが、こういったところも骨惜しみせずにがんばったら良い職場と出会えるのではないでしょうか。
アイデムスマートエージェントの短所

求人エリアに偏りあり
「求人チラシのアイデム」と聞いて、全く引っかからない人もいると思います。ちなみに私は15年ほど北海道で暮らしていた時期があり、その間はアイデムとは全く無縁でした。アイデムが強みにする掲載エリアは次の通りになります。
- 関東1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬)
- 近畿2府7県(大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山)
このエリア内で長年求人広告取引を培ってきましたから、このエリア内の求人案件については強みがあります。それ以外になると、やはり物足りないのが実情です。今後に期待したいところです。
転職エージェントとしての歴史の浅さ
求人広告会社としての歴史は長く、正社員に始まりパートやアルバイトなどの地域に密着した求人情報を、チラシを使うことで広めてきた会社です。その手のノウハウについては高い評価が出来ると思います。
転職エージェントとしてのノウハウになると、話しは違ってきます。企業と求職者の間に入りマッチングさせる技術については、広告を掲載するだけの会社にはない深いノウハウが潜んでいるものです。
たとえば担当者との付き合い方であったり、待遇面の折衝などが挙げられます。昔の経営者が良く言っていたセリフに「従業員ひとり雇うのに、いったい何十万円かかっているんだ!」というものがあります。多分ですが、エージェント側が最も聞きたくない言葉のひとつかもしれないですね。よくは存じませんが…。
歴史の浅さを指摘する評判も多少見ましたが、それは時間の問題で解決することだと私は思ってみていました。
先述もしましたが、求人チラシ時代からのノウハウが蓄積されていることと地域の求人には強いので、これらを活かし未開発のエリアにも進出していくことは、充分に可能だと私は考えています。
アイデムスマートエージェントの口コミや評判を分析
求人広告取扱者資格と手厚い対応
やはり求人広告を長年取り扱ってきた会社だけあり、担当者全員が求人広告取扱資格者です。これもアイデムスマートエージェントの特徴と言えますが、転職エージェントとしての本質とはあまり関係ない資格です。
ご存知の方は少ないと思いますが、求人広告は一般広告以上に掲載制限が多く設けられ、さらには男女雇用機会均等法が強化された関係や、年齢制限等の表記制限、正規非正規雇用表現など一般的には知られない縛りがあります。
それらの専門知識を備えた担当者ですから、いい加減な求人案件をしてくる人はいないと思います。事実、手厚く親切に情熱を傾けて転職サポートを行う担当者の高評価の口コミもありましたから。
求人の幅に難色の声
先ほど申し上げましたが、関東1都6県、近畿2府7県に求人案件が集中しています。転職エージェント選びをする上で求人企業のエリアの問題はやはり軽視できません。大都市圏特化型の転職エージェントもありますから。
アイデムスマートエージェントの掲載求人のエリアについては公式サイトのTOPページを見れば一目で分かるようになっています。そのエリア内で求人を探す人が対象になりますので、エントリー前に自分の働く地域は確認しておくべきでしょう。
まとめ
私は転職エージェント各社の評論を見た時に「歴史背景が分かってない」と思いました。地域に密着し、新聞折込チラシを使った求人広告を長年扱ってきた会社です。そのノウハウの深さは他社にない一面が必ず隠されていると思います。
チラシの特性上、雇用形態(パートやアルバイト)や業種に偏りが出るのも事実ですから、自分が望む転職業界、エリアをよく考えた上で活用することをおすすめします。自分の望む転職とアイデムスマートエージェントの強みが合致すれば、必ず転職は成功するはずです。
また、アイデムスマートエージェントだけに偏って転職活動するよりは、総合型の転職エージェントとの併用が、あなたの転職への不安を解消させるカギになると思いますので、活用してみてはいかがでしょうか。
編集長から見た総合型でおすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
doda(デューダ)
リクルートエージェント
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。