20代の転職 未経験からSE・ITエンジニアを目指すなら今がチャンス

新型コロナウイルスにより経済状況は大きな変革期を迎えています。本当だったら今頃は東京オリンピック・パラリンピック景気に沸き、観光・宿泊・飲食業など好景気の真っただ中のはずだったのに、今では内定取消や解雇倒産を余儀なくされる企業が多数出ています。
この状況下で飛躍した産業は衛生品産業、その他には何といってもIT産業が飛躍的な躍進を遂げています。買い物するならAmazonや楽天、食事はウーバーイーツに配達してもらう。IT機器を扱える人は上手に非接触型のビジネスを活用して生活しています。
こうした時代背景がIT産業の将来性をより強固なものにしたと考言っても過言ではないでしょう。成長産業の代名詞と言われるIT業界の転職事情は一体どうなっているのでしょうか。そしてどんな人材が必要とされているのでしょうか。詳しく解説いたします。
ITエンジニアの転職市場 現状を分析
doda発表の最新の有効求人倍率を元に、IT業界の転職市場を分析します。発表数字は2020年5月18日に発表された2020年4月の有効求人倍率に基づいた数字です。
有効求人倍率は全体的にUPしています。
全体的に見ると有効求人倍率は2.58と前月比を0.04ポイント上回っていますが、これは産業別にみると数字は全く異なります。メディア・金融・小売り・外食・サービス業は軒並み前月比で見てもダウンし、ダウン幅は前年比でみると大幅に下がりました。
それでも全体の有効求人倍率を押し上げている理由は何でしょうか。ズバリIT業界の有効求人倍率が伸び続けているのです。
業種別比較 | 2020.4 | 前月比 |
全業種を総合した有効求人倍率 | 2.58% | 0.04↑ |
IT業界の有効求人倍率 | 7.85% | 0.18↑ |
職種別比較 | 2020.4 | 前月比 |
全業種を総合した有効求人倍率 | 2.58% | 0.04↑ |
ITエンジニアの有効求人倍率 | 10.71% | 1.30↑ |
ITエンジニアの職種においては、有効求人倍率が10倍を超えました。10社が1人の人材獲得に動いているという意味の数字です。今ITエンジニアとして働いている人が転職を決めて手を挙げると、10社から「うちで働かないか?」と声がかかるという意味です。
もちろん年齢的な面や経験、持っているスキルによって数字は変動しますので、大まかな目安の数字として捉えて下さい。それでもITエンジニアの転職市場は「最大の売り手市場」であるという認識を持って間違いはありません。
IT業界の企業が欲しがるITエンジニア・SEとは

大人気のITエンジニアさんたちですが、企業はどんな人材を欲しがっているのでしょうか。転職を考える人にとっては一番気になるところだと思います。これからその点を解説していきたいと思います。
経験者大歓迎!これが企業の本音
かつてシステムエンジニアの世界はブラック企業、社畜、うつ病になる人が多発するなど不人気の職種でした。ところが近年加速した働き方改革により、職場環境の整備が一気に進んできたのも事実です。
働き方改革が進むと、ITエンジニア一人当たりの生産性は下がります。一人当たりの労働時間が限られてきますから当然の話です。中小のIT企業にはいまだにサービス残業をしいる会社もあると聞きますが、そういう会社で働く人は転職を考えるべきでしょう。
働き方改革によりITエンジニア・SEと呼ばれる人たちの労働環境は変化してきましたが、企業にとっては生産性が下がって大変な問題です。だからこそ人材が欲しいわけです。しかも経験者、転職してすぐに戦力として計算できる人材には高額報酬も辞さない。
こうしてITエンジニアの売り手市場は益々活性化していくこととなりました。新型コロナウイルスによる生活の変化に伴い、インターネット市場は益々必要性が高まっていますし、即戦力が来てくれたら任せたい仕事は山のようにある。これが企業の本音です。
未経験でも十分チャンスあり!ITエンジニアとして転職に成功する秘訣

経験者大歓迎!これがIT業界の求人状況だとすると、未経験者にはチャンスは全くないのでしょうか。特に新型コロナウイルスの影響で大打撃を受けた業種に働く人たちは、今回を機に思い切って異業種に転職したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
成長産業の代名詞と呼ばれるIT業界に転職したい、でも未経験の自分を雇ってくれる企業はない。そう考えてしまうのは当たり前だと思います。でもチャンスはあるのです。未経験者がITエンジニアとして転職する前に、ちょっとした注意事項を紹介したいと思います。
未経験者がITエンジニアとして転職を考える前に
安定している・将来性がある。こうした動機だけでIT業界への転職を考えるのは大変危険なことです。まずは自分がITエンジニアとしての資質があるかどうかを考えてみましょう。
機械いじりが好き、ゲームやシステムをいじっていてその裏側にある構築ノウハウが気になる。動機は何でも良いと思います。まずは自分の中で描くITエンジニア像を思い描いて下さい。思い描けない人は向かない人だと思います。
未経験者がITエンジニア・SEとして転職できるチャンスが自分にはある!?
ITエンジニアとしてその業界で働いてみたい。そう思ったとしても次に考えるのは業界が欲しがる人材像です。以下、年齢別のハードルをまとめてみましたので参考にして下さい。
年齢 | 可能性とその手法など |
20代前半 | 未経験でもチャンスあり! |
20代後半 | いきなりの転職は困難・転職前に基礎スキルは身に着ける必要あり |
30代前半 | 20代後半同様・さらには労働環境面が良い企業へは若干困難かも |
30代後半以上 | ほぼ不可能 |
20代前半は新卒者と同じ扱いです。第二新卒世代に差し掛かるくらいの年齢であれば未経験者歓迎のIT企業にITエンジニアとして転職できる可能性は十分あります。転職エージェントの中でも未経験職種の扱いに強いところを使うことでその可能性は高まります。
リクらくは未経験者歓迎の求人を多く取り扱う転職エージェントです。転職をサポートする担当者は業界知識にも長けていますから、安心して転職活動を任せることが出来ます。ただし求人企業は関東首都圏、都心部中心になると考えて下さい。
20代後半に差し掛かると、若干ハードルが高くなります。さすがに全くの未経験者を採用するには、収入面でも企業側が躊躇してきます。20代後半~30代前半の人は半年間ほどITの基礎医術を学び、学んだ先が斡旋する企業への転職がおすすめです。
学びの場と転職サポート機能を備える転職エージェントもあります。
双方ともに登録とカウンセリングまでは無料です。半年前後ITエンジニアとして学ぶための講習を受けるには費用がかかります。50万円前後と心得ておけば問題ありません。通学やオンライン授業など選択肢は幅広く、働きながら学べるコースもあります。
こうした学びの場を提供する転職エージェントを活用することで、20代後半~30代前半の未経験者でも、ITエンジニアとして転職に成功したケースは多々あります。
ただしどんな企業でも少しでも若い人材を欲しがります。30代前半世代の場合は転職相談の時に紹介される企業の労働環境は確認しておくべきでしょう。せっかく転職できたとしてもブラック企業だったりするケースも想定されますから。
いずれにしても30代前半の世代くらいまでは、未経験者でも売り手市場全盛のITエンジニアとしての転職に成功出来る可能性は十分あるのです。
まとめ
この先新型コロナウイルスがどのような動きを見せるか誰にもわかりませんが、インターネットを活用した生活環境に変化が出るのは間違いありません。IT企業は益々人材を欲しがり便利なサービスを、スピード感を持ってリリースしていくことでしょう。
その渦中で働いてみたい。そう思う人たちも経験者・未経験者問わずいる筈です。転職先が将来性のある会社なのか。素人では判断できません。転職エージェントを活用した転職活動で、担当者と一緒に10年先も活躍できる会社を探してみてはいかがでしょうか。
未経験者でもITエンジニアとして転職が狙えるおすすめの転職エージェント
テックキャンプ(旧テックエキスパート)
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
リクらくエンジニア
ハタラクティブ
編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
ご自身のキャリアを見直したい方や今の職場の環境や労働条件にご不満ある方、また転職にご興味ある方、まずは転職のプロに無料相談してみましょう。