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2020年の業種別や年代別(20代,30代,40代)の有効求人倍率は?

転職時事ニュース

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。

今回は1月20日にdodaから発表された「転職求人倍率レポート」のに基づいてお伝えします。

情報元サイト:doda発表 転職マーケットの”今”を知る!2020年1月20日発表
転職求人倍率レポート(2019年12月)

ニューストピックス

有効求人倍率と言う数字をご存知の方も多いと思います。この数字が下降すれば転職不況に陥り、いわゆる就職氷河期世代の状況に陥ります。生活する上で仕事はしていかなくてはいけませんので、この有効求人倍率と言う数字は知っておくべきでしょう。

これから毎月dodaが発表する有効求人倍率に着目してみたいと思います。データの元となる数字がdoda独自の数字ですので大変興味があります。第三者機関よりも実際に転職エージェントに登録される数字が大元ですから、現実味の高い分析です。

この分析を最初から最後まで読むと、専門家以外の人は「何が何だか分からなくなる」と思いましたので、編集長独自の目線でさらに分かりやすく解説させて頂きます。

データから見る転職のチャンスや狙える職種とは

まずはデータの整理から

こうしたデータを正確に把握するために、私は消去法を用います。データが多くなればなるほど頭の中でまとめることが困難になりますので、注目すべき数字だけピックアップしますのでご覧ください。

2019年12月 2019年11月(前月比) 2018年12月(前年比)
有効求人倍率 3.14倍+0.33ポイント +0.13ポイント

この数字が何を物語っているのでしょうか。とってもかみ砕いて解説すると日本中の企業が欲しがる求人の数に対して、仕事をする人が3分の1しかいない現象が起きています。

もう少し噛み砕いて説明します。警備業界は人材不足で有名です。警備病界の有効求人倍率は5倍と言われています。そのケースを例に説明すると…。

警備会社5社それぞれの会社で1人採用したいと考えているのに、警備士をしたいという人は1人しかいない。警備会社5社でこの1人を取り合う現証が起こっている。これが有効求人倍率5倍。

今の日本国内では1人の人材を3つの会社で取り合っている。これが有効求人倍率の示す数字です。その数字が前月対比でも前年対比でも上昇しているという現実を知って下さい。ただこれは業種や年齢により、大きく変動する数字でもあります。

続いて業種別に見てみましょう。

2019年12月2019年11月(前月比)2018年12月(前年比)
IT・通信 8.84↑0.99↑0.52↑
メディア2.34↑0.31↑0.40↓
金融2.31↑0.25↑0.24↑

この数字を見ると驚く数字が見受けられます。IT・通信業界の2019年12月現在の有効求人倍率です。この業界がいかに人材を欲しがっているのかが分かります。この数字が高ければ高いほど売り手市場(求職者優位)になるわけです。

年齢別のデータがないので何とも言えませんが、少なくとも人気の20代は人手不足。30代以上のミドル世代は大きなチャンスがあると考えられます。

今度は「増加率」に着目

増加率とは、比較対象の年月に対して大幅に増加した数字です。この増加率に注目すると、意外な職種にも転職のチャンスが来ている事実を知ることが出来ます。

業種増加率有効求人倍率
事務・アシスタント系前月比 110.3%0.40%
販売・サービス系前月比 103.1%1.35%
技術系(建築・土木)前年同月比 140.3%7.51%

増加率はあくまでも「固定概念を崩すための目安」です。例えば事務・アシスタント系の増加率は高くても有効求人倍率は1%を下回り、いわゆる定員オーバーの状態です。ただし増加率を見ることで、以前よりもチャンスは広がったと見ることが出来ます。

ちなみに事務・アシスタント系が増加した背景は有効求人倍率が最も高いIT・通信業界が影響しているようです。技術系では人材を補えないため、業務を細分化することで事務職枠を拡大する傾向が高まったことにより、増加傾向につながっています。

もっと注目すべきは他の2つの業種です。東京オリンピック・パラリンピックの開催都市でもある2020年は、サービス業は圧倒的に人材が不足します。また建設ラッシュもまだまだ続く建築・土木業界は、働き方改革の適応を遅らせるほどの人手不足。

忙しい時や忙しくなることが分かっていて転職しにくい雰囲気が現場には漂うとは思いますが、一歩踏み出すことで収入UPや職場環境の違う職場に転職することも可能です。

今の会社、オリンピック・パラリンピックが終わった後、どうなるのでしょうか?働く人は自分の人生と会社の将来性を考えて、時には転職を優先させることも必要です。

2020年1月以降の転職市場(有効求人倍率)の推移は

この先の転職市場の動向の議論は様々ありますが、景気で大きく左右されますので確率論で述べたいと思います。

平穏な春を迎えた場合

転職市場は横這い。転職エージェントの活性化や国が表明した就職氷河期世代支援もあり中途採用枠は広がる傾向にあります。ただし枠が広がるだけで、採用には慎重さが求められるようです。求人枠が落ちるという予想は出ていません。

景気が落ち込むケースは別

現在社会問題になっているコロナウィルスの影響、戦争、災害などが起きれば話は別です。イラク情勢も落ち着きを見せましたが、コロナウィルスはまだまだ猛威を振るいそうです。有効求人倍率がよほど低い業界は情勢が変わってくると考えられます。

体験談:データを無視した転職活動

私の転職活動は、常に収入が前提で行動していました。フリーランスとして稼げない、家族の問題、子供の成長、こうしたことから収入UPのみを狙い、業界を分析したことはありません。それも転職に失敗し続けた原因だと思います。

最新の有効求人倍率を見る限りでは、私が狙うマスメディアの求人は多少伸びていますので、以前よりはチャンスがあると感じました。こうした分析も転職を考える人にとっては重要です。

まとめ

かつてID野球と言う名で弱小球団を日本一の球団に成長させた元ヤクルトスワローズの野村克也前監督の話を思い出しました。(若い人には古い話ですね。)IDは important dateの略で、データ重視の野球を打ち出し、成功していました。

転職事情もデータはとても重要です。ID野球ならぬID転職活動と思って行動を起こすことで、あなたにも大きな転職チャンスが訪れるかもしれません。

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20代

マイナビエージェント

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対象世代
20代、30代、第二新卒、初めての正社員、未経験業界
特徴
20代~30代前半の世代に実績及び知名度が高い転職エージェント
長所
老舗転職エージェントとは違い、若い世代に特化した実績を持つ。
短所
ターゲット世代の人にとっては、特に短所は見当たらない。

20代に信頼されている転職エージェントNo.1ですから、20代で転職を考えている人は「とりあえずマイナビエージェントには登録」とお伝えしておきます。ベンチャー企業、中小企業も含め求人情報も豊富です。サービスの質も高評価を得ています。

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30代

リクルートエージェント

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対象世代
20代、30代、40代、50代と幅広い世代の転職をカバー
特徴
転職エージェントの老舗。実績の高さは高評価出来る点
長所
求人数、実績、企業側への対応力など
短所
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対象世代
20代、30代の利用が中心。
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全国
対象者属性
未経験OK
特徴
国内では最大級の転職エージェント
長所
非公開求人をはじめ、求人数が圧倒的
短所
多くの求人企業が紹介される分、質の問題も指摘されている。

dodaする=転職する。そう言われていた時代もありました。転職サービスを提供してきた企業の歴史は長く、その実績からも求人企業掲載件数は業界TOPクラスと言ってもよいでしょう。求人数が多い反面、専門性の指摘もありますが担当者の評判も上々です。

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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え

  • 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
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