インセンティブを求めて異業種に転職した「辞めジニア」の告白

最新の転職事情をお伝えするコラム「転職ニュース・ザ・ヒューマンライフ」このコーナーでは世間で報じられている転職に関連するニュースを元に、編集長独自の見解を加えながら転職に役立つ情報をお伝えするコーナーです。
今回は「インセンティブを求めて異業種に転職した「辞めジニア」の告白」のニュースに基づいてお伝えします。
情報元サイト:
自分戦略研究所 キャリア実現研究室より
インセンティブを求めて異業種に転職した「辞めジニア」の告白
ニューストピックス
今回のニュースは20代の転職を考えている人にとって、とても参考になる体験談でした。
簡単に解説すると、このニュースに登場する女性のケースは次の通りです。
- 学生時代にエンジニア(IT関連)に進む道を決めた。
- 就活して入社した会社(中小企業)で研修を受けた。
- 配属された部署の仕事は、自分が考えていた仕事と違った。
- イメージと違う仕事でも頑張ってみた。
- 歳の近い先輩が退職、職場内は歳の離れた人たちばかりになった。
- もう一度、自分がやりたいことが何なのかを考えた。
- 未経験業界(映画などPRを行うPR会社)へ転職し、充実した日々を送る。
学生時代とは、まだまだ世間を知らないものです。むしろ人生は社会人生活の方が圧倒的に長く、世の中の社会人の中で転職せずに初めて入社した会社に勤め続け定年を迎える人の方が圧倒的に少ないわけです。
第二新卒と言われる世代の人の中には、このニュースに登場する女性のように考える人は多いと思います。
それではここからこの登場人物の女性の就職活動について、分析してみたいと思います。
ニュースから見える就活の難しさ
この人の場合は、最初の就活に失敗があります。「IT業界」と一言で言っても様々あるわけです。システムプログラムを開発する良いイメージの企業もあれば、詐欺で何かと話題になっている出会い系サイトもIT業界です。
それでも世間一般的には「IT業界で働いている」と伝えることで、ある一定の地位と信用みたいなものが漠然とですが伝わるので、世の中不思議なものです。
登場人物の女性の場合、友人や知人、ネット系の情報などを駆使して新卒時の就活をしています。ただでさえ社会経験がない中で、ほぼ一人で就活すること自体が選択肢としてNGです。転職のプロの転職エージェントの存在を知っていたら、苦労もなかったはずです。
例え新卒であっても就活支援をしているエージェントもあります。大学の就活ゼミを活用してもいいでしょう。ただどんな予備知識があったとしても、一番大事なことは「自分が何をしたいのか」です。これを学生時代に決めること自体が難しいと思った方が賢いです。

同じ思いをしている人もいるのでは?
編集長の私は、転職市場の盛り上がりが2020年にピークを迎えると予想しています。これはいくつかの要因が挙げられますが、2020年1月下旬以降のテレビCMを見れば、きっと分かるはずです。大手企業は企業イメージを伝えるCMを大量に出稿するはずです。
昔と違い、大手企業も人材の採用に対する考えが変わっています。先日も同じニュースコラムでお伝えしましたが、日本経済をけん引するトヨタ自動車が中途採用枠を大幅に増やします。また国家公務員の採用枠も中途採用枠(就職氷河期世代に限定)を増やします。
こうした国や日本企業をけん引する代表的な企業の人材採用の考え方に変化が出てきたことや、オリンピック・パラリンピック景気による各企業の人材難、少子高齢化による数十年後の人材難を考えると、2020年は人材獲得合戦が繰り広げられるはずです。
そのような時代背景とは別に、今回のニュースに登場した女性のように現在の第二新卒世代を生きる人たちの中には、働き方や生き方に疑問を持ち始めている人が多いものです。就職氷河期世代ではなく、この時代に第二新卒世代として生きる人たちは、幸運と言えます。
事実、20代の転職を支援する転職エージェントは複数あります。今なら自分のやりたい仕事への転職チャンスが高まっているはずです。数年後、景気が低迷した時に「あの時に転職しておけば…」なんて後悔しないよう、よく考えてみると良いでしょう。
体験談:時代は味方しなかった…
今回の体験談は、失敗談になります。バブル景気に沸く日本。その時に留学してしまい、就職活動を開始した時は就職氷河期初期に突入していた友人の話です。

友人A君のケース
友人A君は、見た目もイケメンで学生時代はちょっとしたスター的な存在でした。両親は学校教員をしていて、親族の中には議員さんもいました。育ちの良い家庭で成長した彼は、人柄も良く学校内でも人気者でした。
そんな友人A君の将来の夢は宇宙飛行士になること。夢も大きく雄弁な彼の周りには、いつも人が集まっていました。ところが彼は大学受験直前にインフルエンザにかかってしまいます。このことが彼の運命を大きく変えることになりました。
年明けの1月下旬、誰もが知る一流大学合格が確実視されていた友人A君、最初に受験した滑り止めの大学の受験日までは体調も絶好調。ところがこの後にインフルエンザになってしまいます。2月に入り本命の大学受験が続きますが、体調は最悪…。
意識もうろうとしながら複数の大学受験を繰り返しましたので、治る病気も中々治りません。結果、験した滑り止めの大学以外は全て不合格でした。それでも前向きな性格のA君は大学では人気者。「宙の前に世界を見る!」と言い、海外留学に行ってしまいます。
そのせいもあり、大学を2年ほど留年してしまいました。帰国後に就活した時は既にバブル景気が崩壊し、就職戦線は最悪。結局夢を諦め親と同じ教員の道を選びました。現在も教員生活を続けていますが、途中何度も後悔した時期があったそうです。
体験談の解説
友人A君の場合、教員になって早々に転職を考えたそうです。自分のやりたいこと、夢への思いが強かったのでしょう。でもその頃は日本経済が「失われた10年」と評する不況の真っただ中。教員を辞めても働き口の当てもありませんでした。
時代背景は自分では選べません。今この時代に第二新卒世代を迎える人たちは、幸運だと思います。もう一度「本当に自分がやりたいこと」を考えて良い時期です。長い人生、自分の持って生まれた運を上手に活用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今の第二新卒世代を超える「職市場好景気時代」は、今後来ないと思います。それくらい今の日本経済は過去の反省を活かした好調ぶりを発揮しています。景気が低迷し始めてからの行動では遅いです。
20代の転職に特化した転職エージェントの利用は完全無料がばかりです。登録してカウンセリングを受けることで、やりたいことが例え未経験業界の仕事でも、ニュー種に登場した女性のように「転職に成功できるチャンスが自分にもある」と思って頑張ってみて下さい。
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編集長MR.お~!から転職エージェント活用の心得え
- 転職エージェントは一つに絞らずに複数の転職エージェントを利用すること!!
- 労働条件や業種、職種、年収など希望をまとめておくこと!!
- 転職完了まで通常3~6カ月程度かかることを理解しておくこと!!
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